【滞在記】大分の梅づくし温泉旅館で渓谷美に癒される


2019.10.18

一休コンシェルジュ

福岡空港から車で90分。大分県日田市大山町に佇む「奥日田温泉 うめひびき」は、響渓谷の大パノラマに囲まれた“梅づくし”の温泉旅館です。町全体が梅の郷で、館内でも梅モチーフのデザインや食事など、大山町ならではの魅力を全身で体感できます。
今回は編集部のmisakiが、実際に宿泊させていただいた様子をご紹介します。九州有数の梅の郷に佇む温泉旅館日田ICを降りて、国道212号を進むこと約30分。梅畑の間を上っていくと見えてくるのが「奥日田温泉 うめひびき」です。
JR日田駅からは送迎があるので、電車でアクセスできるのも嬉しいポイント。
※送迎は日田駅迎えが①15:00/②16:00、日田駅送りが①10:00/②11:00の事前予約制梅がモチーフの玄関を抜けると、笑顔のスタッフさんと木の温もりあふれる空間が出迎えてくれました。
靴を脱ぐとでこぼこの床が気持ちよく、素足で歩くことでさらに気分はリラックス。まずは「ラウンジ藤五郎」でチェックインを行います。ウェルカムドリンクにはオリジナルの梅ジュース。濃厚かつしっかりとした酸味で、梅の恵みを到着早々味わうことができました。
ウェルカムスイーツ「豆たん」は、お隣うきは市の和菓子屋さんのもの。個包装された最中とおもちを合わせると、優しい甘さと食感が絶妙で美味しいです。(ウェルカムスイーツは季節によって異なります)日本の伝統と梅の意匠が融合した和モダン客室本館の和モダン客室から離れの一棟タイプまでさまざまなお部屋がありますが、今回は別邸の「鶯宿」に宿泊させていただきました。
本館からは、赤い太鼓橋を渡って向かいます。廊下には梅モチーフの窓と、追加用のタオル類。自由にお部屋のタオル補充ができるのは便利ですね。こちらが「鶯宿デラックス」。2つのベッドから外へ向けてリビングが繋がっていて、横になりながら渓谷を眺めることができます。「凛として愛らしく」をテーマに、室内は和紙や組子細工など日本の伝統工芸の中に梅をモチーフにしたデザインが光ります。デスクは天板を開けると鏡になっていて、下にはかわいらしいお花が入っていました。壁の扉にはテレビと、自分の好きな音楽を流せるBluetoothのスピーカーを設置。
お部屋にはスタッフさん手作りの「うめひびきの過ごし方」なども置かれているので、ぜひ旅の参考にしてみてください。「鶯宿」は、各お部屋の展望テラスに露天風呂を完備。響渓谷を眺めながらの湯浴みは格別で、風情たっぷりの渓谷美を独り占めしているような気分になりました!内風呂はジャグジーになっています。デスクにも2台の鏡面がありますが、洗面台もダブルシンク。立っても座っても2人同時に準備できるのは嬉しいですね。引き出しのアメニティーセットに加え、基礎化粧品やシャンプーなどはお部屋にすべて備わっているため、手ぶらの旅行でも大丈夫。
ドライヤーはダイソン社製で、あっという間に髪の毛が乾きます。フリードリンクにはコーヒーや梅昆布茶、スパークリング梅酒などの梅ドリンクが用意されていました。お風呂上りや寝る前など、お好きなドリンク片手にくつろぎのひとときを過ごせるでしょう。梅カラーの館内着は上下セパレートタイプ。素足で歩く館内に配慮して、靴下型の足袋もセットになっています。
大浴場や食事処など、館内のどこへでも着て行くことができますよ。見晴らし自慢の大浴場と活盤浴でリフレッシュお部屋で一息ついた後は、早速大浴場へ。大浴場は「緑宝」と「青軸」の2つあり、男女入れ替え制です。「緑宝」の特徴は、響渓谷の大パノラマを一望できる寝湯。朝もやから夕暮れまで、移り変わる景色を眺めながらの湯浴みはいつ訪れても絶景です。両方の大浴場にある岩露天風呂や内風呂も、広々していて開放感抜群。通常の高温サウナに加え、低温の活盤浴も備わります。専用ウェアを着て敷き詰められたセラミックボール(土の玉)の上に寝転べば、じわじわと身体の内側から温まり気分も爽快!
私は夕食前の腹ごなしに汗を流しました。さらなるリフレッシュを求める方は、ぜひフィットネスルームへ。シューズのレンタルもあります(大人のみ)。2つの大浴場の間には、待ち合わせにも役立つソファスペース隣には日田杉をふんだんに使用したキッズルームも併設しています。ピローギャラリーもあり、硬さや高さ、素材、横向き専用など、全部で15種類以上ある中から好みの枕を選ぶことができます。旅先でも質の高い眠りが叶う、心強いサービスです。梅酒といただく、彩り豊かな会席料理温泉や活盤浴でお腹を空かせたら、お待ちかねの夕食タイム。
お食事処は2か所あり、全室が個室の「白加賀」とグループ利用にもぴったりな大広間の「林州」があります。今回は「白加賀」の個室で、内閣総理大臣賞を受賞したことのあるブランド牛「おおいた豊後牛」を使ったプレミアム会席をいただきました。まずは先付と一緒に、梅酒の飲み比べからスタート。
1年ものはあっさりと飲みやすく、3年ものはさらに梅の芳醇さを感じられました。旬の鮮魚と豊後牛の牛刺し。
牛刺しはかぼすや梅塩でさっぱりといただくことで、お肉本来の旨味をしっかりと感じられます。天然鮎の炭火焼きは、七輪に乗って登場。新鮮なので臭みはなく、普段は苦手なはらわたも美味しくいただけました。メインは豊後牛とあか牛のオーブン焼き。
豊後牛はきめ細かい霜降りで、とろけるような食感。一方、熊本のブランド牛・あか牛は、しっかりとした赤身肉で食べ応えがあります。〆のご飯は肉味噌に出汁をかけて食べるお茶漬け。すでにお腹はいっぱいでしたが、あまりの美味しさにさらさらと食べきってしまいました。
さまざまなお肉料理はすべて調理法が異なるので、新鮮な気持ちで食べられますよ。(お料理内容は季節によって異なります)食後に立ち寄りたいのが、昼間にチェックインを行った「ラウンジ藤五郎」。夜は梅酒を中心とした、シックで落ち着いたバーに姿を変えます。心地良い間接照明と木の温もりに包まれ、穏やかな時間が流れます。レコードを流してくれるので、ぜひ好きな音楽をリクエストしてみてくださいね。地元食材を使った体に優しい和朝食朝食は、宿泊者全員が「白加賀」でいただきます。
炊き立ての釜めしに、焼き魚やたくさんのおかずが並び、つい朝からご飯が進んでしまいます。
器には大分県の「小鹿田焼」が使われ、見た目も美しいです。廊下のミニブッフェでは、新鮮な生卵や漬物、牛乳などのドリンク類もそろっています。食後は館内でも有数の絶景ポイント「あさもやテラス」でコーヒーブレイクを。運が良ければ朝もやや、これからの季節は山々の紅葉を眺めることができます。併設する梅酒工場でオリジナル梅酒の飲み比べ夕食の梅酒は、同じ敷地内にある梅酒工場「梅酒蔵おおやま」で作られたもの。こちらでは梅酒工場内の瓶詰め室や樽貯蔵庫の見学が可能です。
梅酒の原材料には、地元大山町の農家の方々が一粒一粒丁寧に育てあげた、大山産の梅だけを使用しています。美味しい梅酒作りの工程を学んだあとは、ぜひカウンターへ。
店内で販売している梅酒の中から約10種類を試飲できます。説明を聞きながら飲み比べれば、きっと好みの梅酒に出会えるはず。
事前予約で梅酒作り体験もできるので、旅の思い出とともに持ち帰るのも素敵ですね。絶景の天然温泉や梅の恵みを味わう美味しい食事、そしてスタッフの方々の心温まるおもてなしに、心身ともにすっかりと癒されてしまいました。
あなたも「奥日田温泉 うめひびき」で、心に贅沢する休日を過ごしてみませんか。 奥日田温泉 うめひびき 大分県/奥日田 詳細情報はこちら  

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奥日田温泉 うめひびき
place
大分県日田市大山町西大山4587
phone
0973523700
opening-hour
[日帰り入浴]11:00-14:30(最終…
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