キーワードは“つづく”。過去最大規模のミナ ペルホネン展が東京都現代美術館で開催


2019.11.23

Harumari TOKYO

デザイナーの皆川明が設立したブランド「ミナ ペルホネン」は、流行に左右されない普遍的な価値を持つ「特別な日常服」をコンセプトに、日本各地の生地産地との関係性を育みながら、独自のスタイルでものづくりを続けてきた。同ブランドの前身となる「ミナ」が誕生したのは1995年で、2020年には25周年を迎える。その活動範囲はファッションにとどまらず、インテリアや食器などの生活用品まで幅を広げ、現在はデザインの枠組みを越えてホスピタリティ分野へと拡張している。本展覧会のタイトルにある「つづく」というワードは、文字どおりブランドの“継続性”を示すものであると同時に、つながる・連なる・手を組む・循環するといった、人やモノの連鎖が新しいものを生み出すエネルギーになるという意味合いも含まれている。このキーワードを軸に、生地や衣服、インテリア、食器などのプロダクトのほか、デザインの原画や映像、皆川氏による挿絵など、創作活動アイデアソースやバックグラウンドなどが垣間見える作品も展示される。また会期中には、本展覧会の展示構成にも参加している建築家の田根剛をはじめ、アートディレクターの葛西薫、写真家の上田義彦、編集者の岡本仁、「ほぼ日刊イトイ新聞」主宰の糸井重里など、豪華ゲストとのクロストークセッションも開催予定。コチラは事前申し込みが必要なので、開催スケジュールとあわせ、展覧会特設サイトをチェックしてほしい。継続性という、新しい時代への重要なキーワードを軸に創作された作品の数々が、私たちの日常に新しい視点を与えてくれるかもしれない。 

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東京都現代美術館
rating

4.0

254件の口コミ
place
東京都江東区三好4-1-1 木場公園内
phone
05055418600
opening-hour
10:00-18:00(展示室入場は閉館…
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