【福島県会津若松エリア】わっぱ飯、みそ田楽、こづゆ…。豊かな自然に育まれた郷土食の宝庫〈会津若松〉のグルメスポット5選。


2024.02.21

Hanako.tokyo

雑誌Hanako2024年1月号「47都道府県、おいしいあの町へ」では、地元在住の食通が教える、47都道府県のおいしい食を求める旅を紹介しました。Hanako Webでは、誌面では紹介しきれなかった47都道府県のオリジナル記事を限定で公開。今回ピックアップするのは、福島県・会津若松エリア。福島市で〈Books & Cafe コトウ〉
を営む小島雄次さんに、“会津若松の味”を楽しめるスポットを案内してもらいました。小島雄次 〈Books & Cafe コトウ〉店主1983年、会津生まれ。福島市の、本とこけしと喫茶の店〈Books & Cafe コトウ〉店主。2017年の開業以来、町の本屋として営業しながら地元新聞での連載や、コミュニティFMのパーソナリティも担当し、地域に根ざした活動をしている。Instagram:@kotou.books.cafe1.小さな盆地の中で育まれた、ふるさとへの愛と滋味深い郷土食。自然も歴史も食も豊かな会津。人の繋がり、郷土への愛着、独自の食文化は、厳しい冬の寒さや、生活の距離感が近い小さな盆地故に育まれるのかもしれません。雪国の素朴な土地柄を表すように、会津の伝統食は派手ではありませんが、滋味深さに溢れています。まず案内したいのは、田楽の名店お秀茶屋。暖簾をくぐれば歴史ある佇まいと、囲炉裏の香りに心を掴まれます。餅や身欠きにしんは絶品です。会津の食といえば、貝柱出汁の具沢山の汁物“こづゆ”や、馬刺し、ソースカツ丼もお勧め。四季折々の光景と歴史を楽しめる鶴ヶ城、会津さざえ堂、御薬園にも是非足を運んでくなんしょ。会津若松から足を延ばし、自然豊かな南会津・奥会津や裏磐梯・猪苗代なども巡れば、会津の虜になるはずです。お秀茶屋 (おひでちゃや)住所:会津若松市東山町石山天寧308 
TEL:0242-27-5100 
営業時間:11:00〜16:00
定休日:火休創業は江戸時代まで遡る田楽茶屋。具材は自家製の餅、生揚げ、身欠ニシン(秋は里芋)、こんにゃく。自家製の甘味噌を使った特製タレにつけ、炎の上がらない白炭でじっくり焼き上げる。2.会津ブランドの最高級馬刺しを、辛子味噌タレで鶴我 會津東山総本山(会津若松市東山町石山院内151)郷土料理と馬刺しの料亭。シャトーブリアンの馬刺し(ヒレ肉)が美味。3.会津の味を詰め、蒸し上げた伝統的な郷土料理〈元祖輪箱飯 割烹・会津料理 田季野〉(会津若松市栄町5−31)会津米と様々な食材を桧の器に入れた輪箱飯。店構えも素敵です。4.〈名物カツ丼の店・白孔雀食堂〉で特大ソースカツを頬張る〈名物カツ丼の店・白孔雀食堂〉(会津若松市宮町10-37)地元を強く感じるローカルフード。老若男女、みんなに愛されています。5.会津塗の手塩皿に盛られた「こづゆ」は定番の一品〈会津居酒屋・城下町料理 籠太〉(会津若松市栄町8-49)こづゆは家庭料理でもあるからこそ、“会津を知り尽くした親父”の店で。福島県福島市のおすすめグルメはこちらOne More Place
Architecture世界でも珍しい、二重螺旋構造のお堂。国指定重要文化財の〈会津さざえ堂〉(会津若松市一箕町八幡飯盛山)。堂内は二重螺旋の回廊が続き、上りと下りが別通路の一方通行(すれ違わない)という珍しい建築物。photo_Hiromichi Fukuta text_Kanayo ManoNo. 1227No.1227 『47都道府県、おいしいあの町へ』 2023年11月28日 発売号47都道府県、あらゆる県のあらゆる町に、まだまだ私たちが知らない、おいしいものが待っています。 1県たりとも食べ逃したくない! そんな食いしん坊心で、「47都道府県・全県グルメガイド」ができました。ガイド役は、各県に暮らす食通、総勢47名。それぞれの県から1箇所ずつ、今行くべきグルメエリアをピックアップし、在住者の目線で「おいしい地元案内」を披露してもらいました。郷土料理、食堂、スイーツ、ご当地土産、B級グルメから、グルメと併せてチェックしたいアートスポットやパワースポットまで、旅の目的地はなんと合計282スポット … もっと読む 

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名物カツ丼の店 白孔雀食堂
rating

4.0

10件の口コミ
place
福島県会津若松市宮町10-37
phone
0242272754
opening-hour
11:00-15:00(売り切れ次第閉店…
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