「47都道府県グルメガイド」一覧はコチラ笹原圭悟 〈瑠璃庵〉〈夜や香木〉〈AlterN〉オーナーささはら・けいご／東京都出身。2009年に熊本へ移住し、父とともに和食店の〈瑠璃庵〉をオープン。現在はバーと洋食店の3店舗を営む。飲食店店主のかたわら米農家でもある。祖父の代から続いた米づくりを受け継ぎ、開業時から自家栽培米「ミナミニシキ」を提供する。https://ruri-an.owst.jp/1.店主が狩猟した肉を味わえる〈山ねこ軒〉熊本の人は「地のもの」が本当に好きで、例えばうちの店だと「熊本ワイン」は毎日多くの注文があるので切らさないようにしていますし、球磨焼酎や地酒もよく出ます。気に入ったものからほかにあまり目移りしない、食の好みに芯の強さを感じますね。〈山ねこ軒〉は、野生の狩猟肉に真摯に向き合い料理されるのでコアなファンを持つ貴重な場所。狩猟シーズンになると店主自らが狩りに出かけ、さばいて料理する徹底ぶりが魅力です。限られた猟期の中で良い肉を、その時々に合った食べ方で提供してくれます。僕も好きな穴熊は、越冬に向けて脂肪を溜め込む今が旬です。地のもの旬のものをおいしくはもちろん、そのブレない世界観に惹かれる店を選びました。各店の表現する熊本をご堪能ください。（笹原圭悟さん）店主自ら狩猟した天然の肉を使ったジビエ料理とポルトガルワインの専門店。一年を通して楽しめる猪や鹿、旬の時期にとれた野生動物の肉を薪まき焼きや欧風料理で味わえます。山ねこ軒住所：熊本市中央区神水1-3-13 中尾ビル3F
TEL：090-8623-2333
営業時間：18:00～22:00
定休日：日休2.〈らむ〉で馬肉を堪能する〈らむ〉（熊本市中央区花畑町13-23）は1959年創業の馬刺、馬焼肉の専門店。馬のレバーは臭みがなく、肉厚でもあっさりしています。3.郷土料理「だご汁」は専門店の〈亭ノ元〉で〈亭ノ元〉（熊本市北区貢町1133）は市内からほど近い山の中にある熊本の郷土料理だご汁の専門店。だご汁は醤油味と豆乳の2種類のみ。4.ラーメンの概念が変わる〈豚soba 十五屋〉〈豚soba 十五屋〉（熊本市中央区水前寺公園6-8）は、クリア豚骨のラーメン店。自家製白マー油での味変や期間限定メニューが楽しい。5.旅館だった建物をいかした和食店〈松葉〉〈松葉〉（熊本市中央区新町2-5-12）は以前は旅館だった歴史ある日本家屋の和食店。常連さんには定番の天草伊勢海老の料理が絶品。One More Place600種もの動植物が棲む親水公園江津湖は上江津湖と下江津湖からなる湖で、1日約58万トン（2021年度時点）の湧水量を誇る水の都・熊本のシンボルです。湖畔にあるカフェ〈YARD〉での一服も。photo_Yoshikazu Shiraki text_Mayo GotoNo. 1227No.1227 『47都道府県、おいしいあの町へ』 2023年11月28日 発売号47都道府県、あらゆる県のあらゆる町に、まだまだ私たちが知らない、おいしいものが待っています。 1県たりとも食べ逃したくない！ そんな食いしん坊心で、「47都道府県・全県グルメガイド」ができました。ガイド役は、各県に暮らす食通、総勢47名。それぞれの県から1箇所ずつ、今行くべきグルメエリアをピックアップし、在住者の目線で「おいしい地元案内」を披露してもらいました。郷土料理、食堂、スイーツ、ご当地土産、B級グルメから、グルメと併せてチェックしたいアートスポットやパワースポットまで、旅の目的地はなんと合計282スポット … もっと読む
