渡邉麻里子 〈タルマーリー〉女将野生の菌を採取・自家培養してパンとビールを醸す〈タルマーリー〉を、夫の格さんと共同経営。発酵に良い環境を求め、房総と岡山を経て2015年に鳥取県八頭郡智頭町に根をおろす。古民家を活用したカフェ&ショップにはゲストハウスを併設。2023年秋に新たなパン工房も誕生。公式サイトはこちら「47都道府県グルメガイド」一覧ページはコチラ1.地元産の素材が楽しめる〈たくみ割烹店〉 昭和37年創業。看板メニューの「牛肉のすすぎ鍋」4,500円は、北京料理の「涮羊肉」をもとに考案されたもの。現在は肉質と味の良さで知られる鳥取和牛で味わえる。地元の魚や野菜を中心にした定食〈たくみ割烹店〉 店内鳥取は、民藝にゆかりが深い土地柄。柳 宗悦やバーナード・リーチと関係の深い吉田璋也の指導で、全国に先駆けて新作民藝運動がはじまり、昭和7年には日本初の民藝専門店が開業しました。土地に産する素材を使って、日々の暮らしになじみ日常を豊かにするものをつくる。その精神は、土地に根付いた野生の菌を使う私たちのパンづくりやビールづくりと相通じるものがあります。その吉田璋也が民藝実践の場として戦前に開業したのが〈たくみ割烹店〉。しゃぶしゃぶの源流である「牛肉のすすぎ鍋」が有名ですが、地元の魚や野菜を中心にしたランチの定食もおすすめです。きらびやかさはありませんが、素朴で心底ほっとする味わい。料理が盛られる新作民藝の器の数々も見どころです。たくみ割烹店 (たくみかっぽうてん)住所:鳥取市栄町652
TEL:0857-26-6355
営業時間:11:30~13:30LO、17:00~20:00LO
定休日:水休(変更の場合あり)2.蕎麦の名店〈一止廬 川口〉蕎麦の名店〈一止廬 川口〉(鳥取市庖丁人町6-2)の蕎麦は、香り高く端正な印象。コースの前半に出される自家製の唐墨蕎麦も記憶に残る味わいです。3.鳥取の旬が味わえる〈ジャパンズ〉日本料理店〈ジャパンズ〉(鳥取市弥生町220)の「季節の八寸」は、鳥取の旬がひと目でわかり気分が上がります。だしのうまさが沁みる茶漬けも必食。4.イタリアンを楽しむなら〈FARO trattoria〉鳥取の食材に精通したイタリアン〈FARO trattoria〉(鳥取市瓦町521)は、私たち家族の行きつけ。野菜も魚介も、的を射たおいしさ。5.地元の土を使った陶芸品〈延興寺窯〉民藝の流れを汲む窯元〈延興寺窯〉(岩美郡岩美町延興寺525-1)。今も陶土に地元の土を使うと聞いて頭が下がる思いです。鳥取県・智頭エリアのオススメも見るOne More Place自然湧出源泉掛け流しの湯に癒される。江戸時代末期創業の温泉宿〈岩井温泉 岩井屋〉(岩美郡岩美町岩井544)は、昔ながらの木造3階建てが印象的。名物は、直立しても胸まで浸かれる深い湯船。地中から湧き出たばかりの新鮮な湯に包まれたあと、地魚や山菜盛りだくさんの料理を味わえば、もう極楽。photo_Mami Yamada, text&edit_Mutsumi HidakaNo. 1227No.1227 『47都道府県、おいしいあの町へ』 2023年11月28日 発売号47都道府県、あらゆる県のあらゆる町に、まだまだ私たちが知らない、おいしいものが待っています。 1県たりとも食べ逃したくない! そんな食いしん坊心で、「47都道府県・全県グルメガイド」ができました。ガイド役は、各県に暮らす食通、総勢47名。それぞれの県から1箇所ずつ、今行くべきグルメエリアをピックアップし、在住者の目線で「おいしい地元案内」を披露してもらいました。郷土料理、食堂、スイーツ、ご当地土産、B級グルメから、グルメと併せてチェックしたいアートスポットやパワースポットまで、旅の目的地はなんと合計282スポット … もっと読む
地場産品へのこだわり。 国産品へのこだわり。
更新日:2024/04/28