【東京】まるで異国の寺院!心ゆくまで楽しめる〈築地本願寺〉を徹底レポート


2022.02.10

Hanako.tokyo

モデル・本山順子が神社仏閣、教会や寺院を国内外問わずご紹介する本連載。第85回は東京都築地に街詣で。駅を降りて驚いたのは〈築地場外市場商店街〉の活気!確か豊洲に移ったんだよね〜くらいの薄い知識しかなかったのですが、商店街の賑わいを見て元気をいただきました。新鮮なお魚やキラッキラのいくらやうにに後ろ髪を引かれながらやってきたのは〈築地本願寺〉。それでは早速!詣でましょ〜う!〈築地本願寺〉を訪れたら、誰もが驚くであろうこの佇まい!まるで異国の寺院に迷い込んだような気分。手掛けたのはシルクロードを旅してきた伊東忠太氏。西洋建築学を基礎にしながら、日本建築を本格的に見直した第一人者です。〈築地本願寺〉は日本の伝統的な寺院様式ではなく、仏教発祥の地であるインドなどのアジアの古代仏教の建築様式を独自の解釈で取り入れています。狛犬(?)さんも立派な翼があしらわれていて、ベネチアで訪れたサン・マルコ寺院の“有翼の獅子”のよう!そしてお寺の至る所に優美な彫刻が施されており、どこかイスラム建築を思わせるようなところも。そして何より驚いたのが、本堂入口のステンドグラスと堂内のパイプオルガン。これまでたくさんのお寺を巡ってきましたが、こんなに立派なパイプオルガンをお寺で拝見する日が訪れるなんて!そしてなんと「築地本願寺倶楽部」会員限定でナイトタイムのパイプオルガンコンサートも開催されているんです。会員でない方もYouTubeのオンライン配信で楽しめますよ〜〈築地本願寺〉は浄土真宗本願寺派。京都の“お西さん”で知られる〈西本願寺〉の直轄寺院にあたります。御本尊は阿弥陀如来立像。元々は浅草近くに創建されましたが1657年の「明暦の大火」で本堂を焼失。江戸幕府による区画整理のため浅草での再建が許されませんでした。その後、江戸幕府から与えられた土地はなんと海の上!そこで土地を埋め立てて土地を築いたことから、この土地を「築地」と呼ぶ由来となりました。関東大震災の火災により前身の本堂が焼失し、1934年に現在の本堂の姿になっています。(回廊の階段にいる表情豊かな動物たち可愛らしさったら!)また〈築地本願寺〉では、誰にでも“開かれたお寺”を目指す「寺と」プロジェクトが進められています。築地本願寺倶楽部のパンフレットを拝見させていただいて驚いたのが、その懐の深さ。「生きがい(KOKOROアカデミー)」「心(よろず僧談)」「医療(メディカルサービス)」「終活(生前整理など)」のサポートまで幅広く取り組まれているんです。また「合同墓」や“築地の寺婚”という結婚相談所まであるんですよ〜!ひろ〜い境内をゆっくり参拝した後の足休めにぜひ立ち寄っていただきたいのは「インフォメンションセンター」内にある〈築地本願寺カフェTsumugi〉。私たちがいただいたほうじ茶パフェやみたらしシフォンのほかに、18品の朝ご飯や野菜たっぷりのブッダボウルなどもあり、健康にも良さそう〜!こりゃあ近所にあったら通っちゃいますね。お寺の境内にこんなおしゃれ施設が?ってほど洗練されたオフィシャルショップには実際に〈築地本願寺〉のお勤めで使用されてる香りをモチーフにしたショップ限定のお香や、本堂のかわいい動物たちの文房具やグッズがずらり。どれも素敵で目移りしちゃいます。心ゆくまで楽しませていただいた〈築地本願寺〉。そう、お寺って楽しいんだ!っていう新しい感覚なんです。いやぁ〜ここは至れり尽くせりの極楽ですよ。…と、すっかり〈築地本願寺〉のファンになってしまうほどに心満たされる参拝となりました。みなさまも〈築地本願寺〉で遊び尽くしてみてはいかがでしょう?それでは皆様も良い参拝を〜!〈築地本願寺〉https://tsukijihongwanji.jp/ 

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築地 本願寺
place
東京都中央区築地3-15-1
opening-hour
[開門時間]6:00-16:00(夕方の…
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¥14,000

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更新日:2024/04/26

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