物忌奈命神社
豊漁を願う「かつお釣り神事」が行われる島の守り神
神津港を見下ろす高台に建つ古刹。御祭神は物忌奈命(ものいみなのみこと)、別名「明神さま」。伊豆諸島を創造したといわれる事代主命(ことしろぬしのみこと)の長男で神津島の開祖とされる。港から階段を上り2つの鳥居をくぐり、神社の守護神である矢大臣神像(やだいじんしんぞう)と左大臣神像(さだいじんしんぞう)を配した随身門(ずいしんもん)の先に小さいながら威風堂々とした本殿が見える。境内には「目神様(めがみさま)」と呼ばれ目の病気が治るとされるタブノキの巨木や、毎年1月8日に御開帳される薬王殿などが鎮座している。参道は遊歩道としても楽しめ、夏には涼しげな木陰を、秋にはイチョウが色づき美しい。氏子である島民の方々が丁寧に掃き掃除を行っているため清々しい気持ちになる。毎年、8月に境内で行われる「かつお釣り神事」は島の若い漁師たちが島民をカツオに見立てて釣り上げる真似をするというユニークなもので、国指定重要無形民俗文化財に指定されている。
スポット詳細
- 住所
- 東京都神津島41 地図
- エリア
- 新島・式根島・神津島エリア
情報提供: ナビタイムジャパン