神津島郷土資料館

博物館/科学館

古代から近世まで、神津島の考古・郷土史を深く伝える

開館は1978年(昭和53)。リニューアルで見やすい工夫がされている} 開館は1978年(昭和53)。リニューアルで見やすい工夫がされている

前浜海岸から坂道を上って歩くこと約5分。旧村役場の庁舎を改修した文化施設。大きく「神津島のあらましと自然」「黒曜石」「カツオ釣り神事」「鈴木テル子(島出身の作家)の民俗人形・風景画」「おたあジュリア」の展示コーナーに分かれる。なかでも興味深いのが黒曜石に関する展示・資料。実は神津島は上質な黒曜石の産地で、後期旧石器時代(紀元前2万年)にはすでに矢じりなどに使用されていた。伊豆半島や伊豆大島の遺跡からも神津島由来の黒曜石が発見され当時すでに採取・加工し、島外と交易していたことがわかっている。黒曜石は火山から流れたガラス成分を含んだ流紋岩質(りゅうもんがんしつ)マグマが急速に冷えて固まってできたもの。神津島ではおもに神津島の西沖に浮かぶ無人島・恩馳島(おんばせじま)、島内の沢尻湾、観音浦、砂糠(さぬか)山で産出される。小さな施設だが豊富な資料と展示物で見ごたえがある。また、建物の横から物忌奈命神社(ものいみなのみことじんじゃ)の境内の裏門へと続く参道がある。

各地で採取されたさまざまな黒曜石の原石を展示。石マニア垂涎} 各地で採取されたさまざまな黒曜石の原石を展示。石マニア垂涎

国の重要無形文化財である「カツオ釣り神事」の展示ではジオラマ、映像で解説} 国の重要無形文化財である「カツオ釣り神事」の展示ではジオラマ、映像で解説

多幸湾に近い砂糠山には黒曜石の岩層がクッキリと見える} 多幸湾に近い砂糠山には黒曜石の岩層がクッキリと見える

スポット詳細

住所
東京都神津島村118 map map 地図
電話番号
0499280947
時間
9:00-16:00
休業日
月(祝日の場合は翌火曜休み)

情報提供: ナビタイムジャパン

クチコミ

  • 神津島のいろいろが分かります
    4.0 投稿日 : 2019.08.28
    タクシーで神津島の見学をあちこちしたとき、最後に連れて行ってくれたのがこちら。地理地勢的な説明も自然の説明もまた歴史産業的な説明も一通りあって、神津島のことが何となく理解できました。訪問が8月のやや暑い日だったので、館内の空調がうれしかったです。
  • 民具などの展示が多いです
    3.0 投稿日 : 2019.04.24
    郷土資料館なので自然関係の資料が少なく、民具等の展示が多いです。展示スペースは少しづつリノベーションされているようです。
  • 暑さを避けて時を過ごす
    4.0 投稿日 : 2018.08.16
    館内は少し冷房が効いていて心地よい。涼みながら歴史や資料を垣間見ることができます。滞在時に夏祭りで神津島出身のボーカルがメンバーになっているCats&SeaSideVillageのコンサートがありました。そこで「神津島小学校讃歌」の披露がありました。心に刺さりました。こちらの資料館に訪れた際にも感じることができたらいいですね!

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アクセス

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