平城宮跡歴史公園 朱雀門ひろば
朱雀門のもとにさまざまな施設が集う、新たな観光拠点
平城宮の正門・朱雀門と朱雀大路
奈良市を東西に走る大宮通りからも見える平城京の正面玄関でもある朱雀門。平城宮の正面玄関だ。朱雀門の前の道は朱雀大路といい、平城宮の外の都市部のメインストリートだった。幅は約74m、長さは平城京の正門である羅城門まで約3.7㎞と、現在の大和郡山市の辺りまであった。朱雀門の前は、道でありながら、外国の使節を迎えてパレードをしたり、男女が歌をかけ合う「歌垣」が行われたりと、何百人もの人が集まる行事の会場としても使われていた。現在復原されている朱雀大路は、長さは朱雀門から大宮通りまでしかないが、約74mの幅は再現されている。今、朱雀門ひろばとしてよみがえり、イベントスペースや近隣の人々の憩いの場となっている。
4つの観光交流施設が並ぶ
2018年(平成30)にオープンした「朱雀門ひろば」は、復原された朱雀門正面の朱雀大路の両側に、さまざまな施設を集めた総合施設だ。朱雀門に向かって右側にあるのは、体験型の展示で訪れた人を奈良時代へと誘う、平城宮跡歴史公園ガイダンス施設「平城宮いざない館」。左側には飲食と特産品を提供する「天平うまし館」、VRシアターやレンタサイクルを提供する「天平みはらし館」、総合観光案内・団体集合スペース「天平つどい館」がある。
時空を超えて奈良時代の平城宮を体感
「平城宮いざない館」は、継続して行われてきた平城宮跡の調査成果を、幅広い年齢層にわかりやすく説明するガイダンス施設だ。見るだけではない「奈良時代を感じられる」展示となっている。たとえば、1/5スケールの第一次大極殿(だいごくでん)の構造模型を見上げて、使われている木材の多さや高さに圧倒されたり、役人の仕事だった木簡文書づくり体験をしたり。あちこちに描かれた表情豊かな奈良時代の人々が、どんな仕事をしていたのか、どんな生活をしていたのかを教えてくれる。見学が終わる頃には、奈良時代がいつのまにか身近に感じられているはずだ。
スポット詳細
- 住所
- 奈良県奈良市二条大路南3-5-1 地図
- エリア
- 平城京跡・西ノ京エリア
- 電話番号
- 0742368780
- 時間
- 施設により異なる
- 休業日
- 施設により異なる
- 駐車場
-
あり(130台)
※有料 乗用車:1時間200円(上限500円/日) - Wi-Fi
- あり(施設内のみ)
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 備考
- ※電話番号は平城宮跡管理センターへつながります。(受付時間は9:00-17:00)
情報提供: ナビタイムジャパン