芸術の森公園
読書好き、美術ファン、ともに楽しめるカルチャースポット
甲府市出身の作家、佐藤正明作『ザ・ビッグアップルNo.45』(2008)は、たくさんの「穴」から情報が受発信されているイメージを表現。作品の向こうに富士山を望める
屋内外で芸術を楽しめる場所
JR甲府駅から車で15分ほど。「美術館通り」の愛称で呼ばれる国道52号沿いに、6万平方メートルの広さの公園がある。正門を抜けると、山梨県立美術館と山梨県立文学館が向かい合うように建ち、ふたつのミュージアムを包み込むように、緑豊かな公園が広がる。園内には、オーギュスト・ロダン、エミール=アントワーヌ・ブールデル、ヘンリー・ムーアといった世界的な作家たちによる15点の彫刻作品が展示されている。作品の位置を示したマップを見ながら、散策を楽しみたい。作品と富士山を同時に眺められるビューポイントもあり、人気の撮影スポットとなっている。
岡本太郎作『樹人』(1971)が置かれた「いいじゃんけの庭」
バルビゾン派にちなんだスポットが園内に
1978年(昭和53)に山梨県立美術館が開館。以来、バルビゾン派の画家ジャン・フランソワ=ミレーの作品を数多く所蔵する美術館として知られている。園内に造られた「バルビゾンの庭」は、バルビゾン派の画家たちが制作の場とした、パリ近郊、フォンテーヌブローの森をイメージしたもの。ここに置かれた『ミレーとルソーの記念碑』は、フォンテーヌブローの森の開発計画に反対し、自然保護運動を行ったミレーとテオドール・ルソーの功績を称えたもので、フォンテーヌブローの森に設置されている碑と同じブロンズ型から鋳造された。芸術の森公園は、1989年(平成元)、山梨県立文学館の開館に合わせて整備された。
「バルビゾンの庭」に置かれたアンリ・シャピュ作『ミレーとルソーの記念碑』(1884)
四季折々の花々に彩られて
芸術の森公園は、さまざまな花木を楽しめる場所でもある。桜、バラ園、ボタン園、菖蒲園、そしてイチョウ並木と、ほぼ一年を通して、季節の花や紅葉に出合える。「ふみの池」を配置した日本庭園もあり、散策コース沿いに文学碑や句碑が立てられているのも、数々の文士を輩出した山梨らしい。園内の彫刻をガイドスタッフの案内で巡る「野外彫刻たんけんツアー」など、アートに親しめるイベントも行われているので、ウェブサイトで情報をチェックしておきたい。
スポット詳細
- 住所
- 山梨県甲府市貢川1-4-27
- エリア
- 甲府・昇仙峡エリア
- 電話番号
- 0552283322
情報提供: ナビタイムジャパン
アクセス
最寄り

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