輪島塗会館
輪島塗の神髄、妥協を許さない精緻な技巧に迫る
輪島塗の魅力発信拠点
賑わう朝市通りから西南に徒歩5分の距離にある輪島塗会館は、生産者や販売店などの加盟する輪島漆器商工業協同組合が運営する、輪島塗の魅力発信拠点だ。漆をイメージした黒い外壁と鮮やかな朱色の軒柱が印象的な施設で、1階が輪島塗ショップ、2階が輪島塗資料展示室(有料)となっている。輪島塗は何度も塗り重ねるなかで奥深い色合いと艶が生まれ、手にすれば伝わる心地良い質感など機能性も優れている。輪島塗会館で輪島塗の文化と歴史に触れることで、生活に根づき花開いた伝統工芸の世界をより深く感じられることだろう。
133個の椀で塗り工程を紹介
会館内の輪島塗資料展示室を訪れると、まず目をひくのが壁に整然と飾られた椀の数々である。輪島塗の製造過程は(1)木地、(2)髹漆(きゅうしつ)、(3)加飾に大きく分けられ、それぞれでさらに工程が細分化されている。総計すると100以上の手数が掛かるとされ、なかでも多くの手間を要するのが塗りだ。ここではその工程を133個の椀でつぶさに表現しており、下地塗、中塗、上塗と徐々に漆を重ねていくことで、鮮やかさを増していく過程がよくわかる。さらに、展示室では、各工程で用いる道具類も見ることができる。数多くの職人の共同作業によって輪島塗が生産され、だからこそ価値のある品であることが理解できるスペースだ。
133個もの椀で塗りの工程を紹介。徐々に鮮やかさを増していく過程がよくわかる
それぞれの工程で用いる道具も展示。工程ごとに多種多様な道具がある
展示室2では企画展を開催し、さまざまな切り口で輪島塗の魅力をひもといている
ふだん使いの品から最高級装飾品まで販売
1階のショップでは、輪島漆器商工業協同組合に加盟する市内約60の漆器店のアイテムが販売されている。椀や箸(はし)、コーヒーカップ、なつめ、アクセサリーなど商品はバラエティーに富み、ふだん使いの品から最高級の室内装飾品までそろっている。また、輪島塗は、たとえ傷がついたとしても補修や塗り直しをしながら世代を越えて使い続けることができる点も魅力。同ショップでも修理などの相談を受け付けている。愛着を持って長く使い続けられるお気に入りを見つけてみよう。
スポット詳細
- 住所
- 石川県輪島市河井町24-55
- エリア
- 輪島エリア
- 電話番号
- 0768222155
- 時間
- 8:30-17:00
- 休業日
- 年中無休
- 料金
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[2F資料館入館料]大人300円、高校生200円、中学生100円、小学生以下無料
※現金のみご利用可能 - 駐車場
- あり(10台)
- クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、銀聯、Diners Club)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(Suica、PASMO、QUICPay、PayPay、LINE Pay、メルPAY、d払い、auPAY、ALIPAY)
- Wi-Fi
- あり(FREESPOT)
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 可(喫煙室でのみ可)
- 滞在目安時間
- 0-30分
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン
クチコミ
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- 輪島塗のぐい飲みを購入、毎日楽しんでいます!
- 輪島の朝市をめぐった後、朝市通りから歩いて数分離れている輪島塗会館へやってきました。 朝市のテントの店や通りの店舗にも輪島塗は売られていましたが、どうせなら確かな品質のものが欲しいと思い、こちらへきました。館内には、60以上の漆器専門店でつくられた輪島塗が並んでいます。どれも素晴らしいものばかりで、当然ですが粗悪品、安物はありません。館内を一周して、許容範囲の値段の中で一番のお気に入りのぐい飲...
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- すごいぞ、輪島塗
- 輪島塗の歴史から始まり、工程の説明もあり、初めてでも分かりやすかったと思います。買い物しないと駐車場は有料になるので、そこは注意してください。
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- 芸術。
- 漆を芸術品としてみることがあまりないので、ここまですげーんだと感心ばかりしていた。いやほんとみる価値がある良い施設でした。
TripAdvisorクチコミ評価
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