佐多直忠邸庭園
母ケ岳を望む水墨画のような江戸中期の庭園
鹿児島県の知覧町に残る古い武家屋敷跡。1750年ごろに庭が作られたとされる。知覧島津氏の本筋にあたり、知覧の武家屋敷の中で一番豪華で広い庭園であるといわれている。どっしりとした門をくぐり、目隠しのための切石を抜けると、広大な庭園が広がっている。巨石を使った枯れ滝を中心に、石組みが作られ、その周りをサツキやイヌマキなどの植物の緑が彩っている。
母ケ岳を望む水墨画のような江戸中期の庭園