「今夜はもう一軒行きませんか」大人デートに使える最旬バー5選


2022.11.15

東京カレンダー

デートで食事した後は、いい雰囲気のまま2軒目へ恋人を連れて行きたい。それなら、大人の余裕を感じるバーがおすすめ。それも、話題性抜群の店であれば、なおさら誘いやすいはず。今回は、その日のデートをさらに盛り上げてくれる東京の最旬バーを5軒、紹介する!◆※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。▽INDEX1.木の香りにリラックスできる官能的なバー@日比谷2.心地よく過ごすならコーヒーも飲めるカフェ&バーへ@渋谷3.圧倒的非日常を感じるジャングルのようなバー@銀座4.大人の余裕を醸し出すソムリエ常駐の隠れ家バー@西麻布5.有名ホテルのバーは圧倒的ゴージャス感を誇る@虎ノ門1.木の香りにリラックスできる官能的なバー『FOLKLORE』これ以上ない、いい店で食事をした後に残るふくよかな幸福感。その余韻をさらに艶やかに深めるならば、「日比谷OKUROJI」の最深部へ。暗がりの中、鼻腔をくすぐる香り高き一杯が官能的な世界へとふたりを誘う。グラスの中で花開く芳香に、女は酔わずにはいられない『FOLKLORE』の、扉の向こうに設けられた小さな入口。千利休が「どんな身分の人間でも、刀を外し頭を下げなければ入れないゆえ、そこに貴賎はない」とした茶室の躙り口をも思わせるその片引き戸を、ふたりで頭を下げてくぐる。一瞬の出来事だが、心のガードや鎧が取り払われる“儀式”として、現世のデートシーンでもその効用は大きい。躙り口のような扉をくぐれば、ふたりの心がより近くなる「日比谷OKUROJI」というオープンな場所の中で、異彩を放つ漆黒のファサード。焼き杉で覆われた壁の中で、花道家・上野雄次のアートが華を添えているさらに足を踏み入れると、焚かれたお香、静謐な空気、暗がりに浮かび上がる古材がふたりを包み込む。『遠野物語』さながらの世界観は、この店が“伝承”をキーワードにしていると聞けば納得だろう。魅惑的な香りの一杯が心揺さぶる華やかな香りの日本酒に、ジャスミン茶やエルダーフラワーを加えた「吉田蔵U×ジャスミン」1,540円。グラスを傾けるたび、芳醇な香りに包まれる。カウンターはアフリカンチーク、天井の垂木は300年前の古木、腰壁には京都の寺で使われていたものと異なる木材を多数使うことで、暗がりの中でも空間にニュアンスが光る。「日本酒や焼酎などの古来から受け継がれてきた酒で、日本でしか作れないカクテルを目指しています」とは、オーナーの南雲主于三さん。これまでもお茶やカカオといった素材を率先して取り入れてきた彼だけに、新たな挑戦は早くも耳目を集めている。暗がりの中、深い余韻をもたらす美酒に身を委ねれば、甘い雰囲気に包まれるのも時間の問題だ。香木を加えたコーヒーアイスが鎮座する「伽羅×太陽フレア」(1,980円)は、氷が溶けるにつれ、まろやかな香りが立ってくる一杯。杯が進む小さなアテがうれしい。右から「燻製牡蠣のオイル漬け」2個950円、「卵黄の醤油漬け」1個400円、「甘エビの塩辛」880円。ムードNo.1の特等席は、カウンターの中央バックバーに設けられているのは、茶室の床の間などで見かけられる「違い棚」。ここを背にシェイカーを振るバーテンダーの姿は、実にドラマチック。ふたりのムードもより一層深まるはず。2.心地よく過ごすならコーヒーも飲めるカフェ&バーへ『æ(ash)[zero-waste cafe & bar]』語り尽きないふたりの夜。2軒目への誘いのハードルを下げるのは、コーヒーも飲める“カフェ&バー”。渋谷のバーシーンを牽引する「SG Group」の新店舗で、砕けた雰囲気を味方により会話を弾ませたい。こなれた雰囲気とコーヒーには、心をほどく力があるシグネチャーカクテルの「エスプレッソマティーニ」1,760円。豆は浅煎りと深煎りが選べるが、華やかな香りの“ゲイシャ”を使った浅煎りがおすすめバーテンダーとバリスタ、ふたりして作り上げる珠玉の一杯お酒が強くない相手とのデートの際、2軒目の選択は悩ましい。オーセンティックなバーでは彼女を恐縮させるし、かといって駅近の“ワイガヤ系”ダイニングでは、1軒目で作り上げたムードも冷めてしまう。だが、酒好きもそうでない人も両者にとって、“ちょうど良く、心地良い”バーが今年5月、渋谷にオープン。構えずにふらりと立ち寄れる、白を基調とした空間が心地良いカウンターに立つのはふたり。左はバーテンダーの大渕修一さん、右はバリスタの田上凛太郎さん。公園通りから1本入った、坂道の中腹にあるガラス張りの外観。周囲に立ち並ぶアパレルやインテリアショップとも違和感なく溶け込み、気軽に入りやすい雰囲気が漂う『æ(ash)[zero-waste cafe & bar]』は、若い世代はもとより手練れの大人たちからも注目を集め、早い時間帯から深夜まで路面には静かな賑わいが漏れ出している。デザートに目がない彼女も喜ぶ「アフォガート」792円。レシピは系列店『swrl.』のパティシェが手掛けた本格派。コーヒーチェリーを練り込んだバニラアイスにエスプレッソが絡み合い、カクテルとも合う大人の味。廃棄物ゼロを目指す「ゼロ・ウェイスト」のコンセプトはカクテルにも反映。「ネグローニ」(1,430円)には、近隣の系列店で使われた柑橘のピールや和紅茶を抽出した後の茶葉を加えた「サステナブルベルモット」が使用されている。◆『æ(ash)[zero-waste cafe & bar]』が支持される理由は、その使い勝手の良さにある。バリスタとバーテンダーが共存し、コーヒーとアルコールだけでなく、「エスプレッソマティーニ」といった両者の長所を最大限生かした一杯もメニューに並ぶ。また、デザートも楽しめるゆえ、女性を喜ばせる要素は十分。2軒目の楽しみ方は“酔う”だけじゃないいったん、お酒を離れて小休止するなら、「ラテ」(704円)がおすすめ2軒目への誘い文句として、「コーヒー飲まない?」はまさに切り札。誘いのハードルを下げる奥の手として押さえておきたい。ムードNo.1の特等席は、窓際のカウンター席窓際に設けられた2席限定のカウンター席は、ガラス越しに外を臨める特等席。他のゲストとの距離もたっぷり取れるので、ふたりだけの世界に没入しやすく、会話が弾む。3.圧倒的非日常を感じるジャングルのようなバー『Bar LIBRE GINZA』1軒目で胃袋がしっかり満たされてしまうと、“今日はこれで十分”といった空気へと流れが傾いてしまう時もある。そんなムードを打破するための秘策として、押さえておくべきはエンターテインメント性あふれるコンセプトバーだ。銀座の地下に広がるジャングルに心躍る野性味あふれるグリーンの合間を縫うように、数秒間に1回、流れ星がかすめゆく。天井高4メートルを超える空間は開放感も抜群個性際立つコンセプトバーをデートの2軒目として押さえておきたい理由。それは、圧倒的な“非日常感”にある。例えば、銀座一丁目駅から徒歩5分の地下にある『Bar LIBRE GINZA』。きらめく星空の下、濃密なグリーンに包まれた空間に身を置けば、一瞬にして熱帯のジャングルに迷い込んだような錯覚を覚えるだろう。グリーンと星空に包まれた空間に、自然と会話も弾んでいく8種類のシグネチャーカクテルは、いずれもハーブやボタニカルを使った“フォレスト感”たっぷりのラインナップで、密林モードを後押し。お互いが選んだカクテルを肴に、会話が弾むのは間違いない。ジャングルをイメージしたシグネチャーカクテルのひとつ「フォレストダイニング」1,800円。「ウッディーナッティ」というナッツのような風味のハーブを使い、香ばしさと青々した苦味を楽しむ趣向の一杯。◆銀座という立地に加え、飴色に輝くカウンターや調度品から漂うオーセンティックな空気感も大人には心地良い。空間、ドリンク、サービスといった店の随所に光るエンターテインメント性あふれる仕掛けを、ふたりで面白がれたなら、その相性は言わずもがなだ。『Bar LIBRE GINZA』の入口は建物の脇に走る細い路地側に。階下ではゲストを迎えるワイルドなグリーンの植栽が目を引く。店名とともに描かれる馬の画が店の目印。「星空の見えるジャングルで飲み直さない?」、そんな誘い文句で連れ出したい。ムードNo.1の特等席は、カウンター近くのテーブル席頭上を行き交うふたつの流れ星のうち、その両方を同時に見られるのはカウンターに最も近いテーブル席の奥側。「星がきれいに見える席」と説明すれば、特別感はグッと上がるはず。4.大人の余裕を醸し出すソムリエ常駐の隠れ家バー『BAR GOSSIP』西麻布交差点から約3分。あの老舗中華『北海園』のすぐ正面のビルに、この春オープンしたのはホテルライクなラグジュアリーバー。浮遊感を味わえるホワイトマーブルのカウンター席で、東京の夜を深掘りしたい。港区の夜を体現する空間が、アバンチュールを予感させる内装デザインは、『The SG Club』などを手掛けた杉山敦彦さんによるもの。ホワイトマーブルの大理石がモダンな雰囲気を演出する隠れ家的バーが密集する西麻布で、2軒目に困ることはほぼないと言っていいだろう。だが、ふたりの関係性が確たるものでない限り、閉ざされた空間へ誘いづらいのもまた事実。ならば、女性に警戒心を抱かせず、スマートな時間を過ごせるバーとは?その最適解ともいうべき店が『BAR GOSSIP』だ。西麻布を見下ろすカウンターは、開放的な気持ちへと誘う外苑西通り沿いという立地、新しいビルならではのクリーンな佇まい、大きなガラス窓がもたらす開放感あるカウンター席、そしてシンプルでスタイリッシュな内装。どこをとっても“大人の余裕”が滲み、居心地も抜群。また、バーでありながらソムリエが常駐し、セラーにはワインラバーも唸る銘柄がずらりと並ぶ。フレッシュマンゴーをラムやココナッツリキュールで割った「マンゴーとミルクの二層のカクテル」2,000円。セラーには約100本ものワインが。ラフィット、マルゴーといったフランスワインほか、「オーパス・ワン」もそろう。◆西麻布らしい個室もあり、相手との関係性によってはそちらを利用しても良い。「初めての方でも、気軽に寄ってくださる方が多い」と語るオーナーバーテンダーの深谷 修さんの言葉どおり、客層も30代〜40代が中心とバーにしては若いとか。港区デートの手札として持っておきたい一軒だ。エレベーターを降りると現れる、店のサイン。漆黒の壁に浮かび上がる「GOSSIP」の文字が妖艶なオーラを放つ。隠れ家的な入口だけに、足を踏み入れる瞬間の高揚感もひとしお。ムードNo.1の特等席は、ガラス窓に面した半個室より港区気分を味わうなら、4名まで利用できる半個室へ。外苑西通りを見下ろすガラス窓に面した空間で、センスの良いカッシーナのソファに腰掛ければ、より気分も解放的に。5.有名ホテルのバーは圧倒的ゴージャス感を誇る『Gold Bar at EDITION』ふたりで過ごす甘美な一夜を完璧に締めくくるなら、リュクスで艶やかなバーしかない。漆黒の扉の向こうに広がる上質なムードに身を預け、その色香にとことん酔いしれよう。最旬の空間で過ごす優越は、何物にも代えがたいラグジュアリーでありながらどこか退廃的、そして耽美な世界観が広がるフロアは、さながら『華麗なるギャツビー』の世界だ。頭上には、高さ5メートルの真っ白な天井が美しい曲線を描く世界に展開する各国の「EDITION」には、必ず顔となるバーがある。それは、“パンチルーム”と呼ばれ、街の感度高き大人たちが集う夜の社交場として機能し、国内外から数多くのVIPが訪れることでもよく知られる。2020年に開業した「東京エディション虎ノ門」も、当然その存在が待ち望まれていたものの、長らく“顔”はベールに包まれたままだった。観音扉の先に広がるのは、圧倒的なゴージャス感しかし、今年4月に満を持して『Gold Bar at EDITION』がお披露目の時を迎えると、東京版“パンチルーム”は瞬く間にバーシーンの主役に躍り出た。開放的な31階の『Lobby Bar』と雰囲気は大きく異なり、黒を基調に白とゴールドが配された空間は、妖しくもゴージャス。ホテル1階の正面エントランスの右手、黒のカーテンに覆われた一角が『Gold Bar at EDITION』。看板がないため、気づかず通り過ぎるゲストも多い。高感度な大人たちのざわめきに、高ぶりを押さえられる人はいない和の素材もふんだんに取り入れた、ここでしか飲めないオリジナルカクテルのラインナップも豊富。ゲストシェフが監修したフードメニューも充実している。“動画映え”すると話題の「ハイビスカスとコージ」2,300円。バブルのドームを割ると、スモークとともにシーシャのような香りが立つ。クラシックカクテルの代表格、マティーニに新解釈を加えた「芳醇なマティーニ」2,300円。漆黒の闇にゴールドの液体が光輝く。ふたりでシェアしたい「ゴールドバー チョコレート、黒ゴマ、ヘーゼルナッツ、アーモンド、レモン」3,500円官能的な大人の色香が存分に漂い、身を置くだけで高揚感が加速する。無数のキャンドルが揺らめく中、彼女の輝く瞳に今宵の成功を確信するはずだ。完璧な一日のフィナーレを飾るにふさわしい、“東京の夜”の全てはここにある。ムードNo.1の特等席は、暖炉前のソファシート全87席というフロアの中央には大理石のマントルピースが。その正面のソファに座り、アーティスト、ゲラン・スウィングによる金箔のオブジェを鑑賞しながら、耽美な世界に酔いしれたい。◆2軒目におすすめしたい、デートをさらに盛り上げる話題性抜群のバー。恋人をエスコートすれば、必ず喜んでくれるはずだ。▶このほか:銀座デートの2軒目はスタイリッシュなバーへ!タクシーでエスコートする時間も楽しい注目店 

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BAR GOSSIP
place
東京都港区西麻布1-15-7 モダンフォルム西麻布ビルパート 3F
phone
0368222086
opening-hour
月-土、祝日、祝前日: 20:00-…
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六本木駅から徒歩9分乃木坂駅から徒歩7分広尾駅から徒歩13分

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更新日:2024/04/27

Bar LIBRE GINZA
place
東京都中央区銀座1-6-6 ARROWS B1F
phone
0362630560
opening-hour
月-日: 15:00-23:00
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銀座一丁目駅から56m

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更新日:2024/04/27

Gold Bar at EDITION
place
東京都港区虎ノ門4-1-1
phone
0354221600
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ash zero waste cafe&bar( アッシュ ゼロ ウェイスト カフェアンドバー)
place
東京都渋谷区神南1-5-2 川村ビル 1F
phone
0359904786
opening-hour
12:00-24:00
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no image
HIBIYA OKUROJI(日比谷オクロジ)
place
東京都千代田区内幸町1-7-1
opening-hour
店舗・施設により異なる
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