UFOの発進基地!奈良・天河神社の奥宮「弥山」はピラミッドパワー


2016.01.21

LINEトラベルjp 旅行ガイド

多くの芸能人も訪ねる奈良のパワースポット「天河大辨財天社」(天河神社)。この背後にそびえる山が弥山(みせん)。「高野」「吉野」「熊野」といったヤマト三大霊場の中心となる霊山で、天河神社の奥宮がまつられています。実はUFOの目撃情報も多く、天河神社の宮司さんが「弥山は、UFOの発進基地」と語っているほど。神秘的な原生林が生い茂り、今も人の手が入らない大自然で、不思議な気のエネルギーを体感しませんか?
弥山へ続く、果てしない巡礼の道
紀伊半島の中央部を貫く大峯山山系。2000メートル級の山々が連なる山脈は、今も人の手が入らず、トウヒ、シラベ(シラビソ)の原生林に包まれた聖なる場所です。
大峯山は、日本百名山のうちのひとつ。しかし、“大峯山”という名前の山はありません。古くから修行の山として、今でも「女人禁制」女人結界門が設けられている「山上ヶ岳」をはじめ、女性が修行の場として立ち入ることができる「稲村ヶ岳(女人大峯)」、今回ご紹介する「弥山」(1895m)、近畿・中国両地方の最高峰である八経ヶ岳(1915m)を含む山全体が大峯山。
そして、大峯山脈の峰々をつらぬいて、果てしなくのびていく一本の道があります。修験者が悟りを得るために修業を行なう「大峯奥駈道」(おおみねおくがけみち)。奈良の吉野から和歌山県の熊野神社本宮まで、延々と100km以上にわたって続く巡礼の道です。ここは日本で唯一、世界遺産に登録された道で、巡礼道が世界遺産として登録されたのは、スペインの『サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路』に続いて2例目。
「大峯奥駈道」がこちら。悟りを得るために険しい山に籠って厳しい修行を行う山伏(修験者)たちが、何世紀もの間にわたって踏み固めてきた一本の修行の道です。こちらの写真は、弥山の山頂に向かってのびていく道を撮影したもの。立ち枯れた原生林の合間を縫うようにのび、大自然の畏敬を感じると同時に、生と死の狭間を歩いているような厳粛な気持ちになります。
古くから“水の神”が宿る聖地として信仰されてきた弥山。これは、仏教の世界観を表した須弥山(しゅみせん)から名づけられたもの。大峰山系でもひと際神聖な山を今からご紹介しましょう。
宇宙人!?聖宝ノ宿跡の「青銅の行者像」
弥山の登山口に向かうにはクルマがおススメ。国道309号線の最果てにある「行者環トンネル」の西口から登り、再び同じ場所に戻ってくるのが一般的です。
弥山の標高は2000m未満ですが、天候が変わりやすく、道も迷いやすいので十分な装備が必要。中級者以上の登山レベルが求められます。天河神社の近くから弥山への登山道ものびていますが、かなり距離が遠く、体力の消耗も激しいので、これは上級者向き。
天川村から「行者環トンネル」へ向かう国道309号線は崖っぷちで道が狭く、対面通行も困難な“酷道”。このため、早朝に訪れて通り抜けてしまうのがベストです。
「行者環トンネル」の西口から5分ほど歩くと、45度もあろうかと思うくらいの急傾斜の登山道が雑木林の上の方にまで果てしなく続いています。道はまったくの直線。登山道として整備された道ではなく、ほとんど獣道。道に迷いながらも登り続けることに。
苦しみながら、ひたすら登ること約1時間。急に平らな場所に出合います。ふと見ると、紀伊半島の山々の尾根をつらぬく道。これが大峯奥駈道で、この道と出合うために“奥駈道出合”と呼ばれています。
これまでの苦しみが解けて、ほっと気持ちが楽になり、まるで亡くなった親しい人たちに天国で出会ったよう。あたりを囲む原生林があまりにも瑞々しく、美しい大自然をただ眺めていたくなります。
すれ違う人もなく、ブナの原生林や、弁天の森を越え、ゆるやかな尾根を歩いていくと、突然に人の気配が!木立の合間に見える、真っ青な人影。まるで宇宙人と遭遇したような驚きと感動。
こちらは、青銅で作られた行者像で、“聖宝ノ宿跡(せいほうのやどあと)”と呼ばれる場所です。本当に生きている人が岩に座っているよう。千年以上もの長い間、この地を見つめ続けている聖者という気がします。ここはものすごいパワーに満ちていて、心も身体も透明になれるような澄み切った聖地。気のエネルギーがひしひしと身体に入り込んでくるのが感じられます。
行く手を阻む白い摩の手!それでも聖者の道は続く
聖宝ノ宿跡からは、「聖宝八丁」と呼ばれる急登が弥山の山頂まで延々とのびてゆきます。時折、人とすれ違いますが、多くの時間は一人きり。
道なのか、岩なのかわからない大峯奥駈道を登っていくと、突然に霧がたちこめることも。あたりは一瞬にまっ白。突然に視界を遮られ、自分がどこにいるのかさえもわからないような状態に。さっきまで晴れ渡っていたと思っていたのに、天候が目まぐるしく変わるので注意が必要です。
真っ白い中で、ただ立ち尽くす。不思議に“怖い”という気持ちにはならず、気持ちが澄み切っていてとても素直。「自分」というものが消滅し、自分自身が深い森の一部になっていくのを感じます。人間以外の、幾つもの生命が、深い森が、自分自身を守ってくれるようにも感じ、それは本当に神秘的な体験です。
行く手を阻む白い摩の手!それでも聖者の道は続く
登山口から、写真を撮りながら約4時間かかって、ようやく弥山の山頂に到着。山頂付近は白く立ち枯れた樹々が折り重なりあい、まるでこの世の終わりのよう。
白い地獄を通り抜けた場所に、威風堂々としたたたずまいを見せるのがこちらの「弥山神社」。パワースポットで知られる天河神社を訪れることがあっても、その奥宮まで足を運ばれる方は少ないのではないでしょうか?
白い霧が晴れあがり、真っ青な空。心が水鏡みたいに平らな静けさに満ち、とても晴れ晴れとした気持ちに。天空を突き抜け、宇宙から降りそそぐエネルギーを実感することができます。
それもそのはず、この弥山は「高野」「吉野」「熊野」という、ヤマト三大霊場の中心核となる聖地。とてつもないパワーが働いているのです。それは、“奈良のピラミッドパワー”と呼んでもいいほど。ピラミッドの形に宿っている不思議な力が確かに渦巻いています。
また、この弥山はなんと、“UFOの発進基地だ”と指摘する方もいます。天河神社の宮司さんは「弥山は、UFOの発進基地であり、天河から弥山詣でをした人々の多くが、何十回となく、UFOを目撃している」と語っているほど。
『天河~メディテーション・ブック』(扶桑社)という本の中に記されているので、興味のある方は読まれてはいかがでしょうか?同じ本には、宮司さんがビデオ撮影に成功したUFOの姿が掲載されています。
立ち枯れた樹々が白骨死体のように連なる弥山は独自のオーラが放射されているよう。確かに超常現象が起こっても不思議ではない厳かな雰囲気が漂っています。
近畿最高峰の八経ヶ岳を望む!そこは水平の奥、人間が達しうる極点
弥山の山頂では、立ち枯れた樹々の合間から、近畿最高峰の八経ヶ岳が、すぐ目の前に!UFOはともかく、この地は大峯山系の自然美を満喫できる素晴らしい場所。7月初旬にはオオヤマレンゲが咲きみだれます。“天女花”という美しい異名を持つ国の天然記念物の花は奇跡のように美しい。
弥山というのは“須弥山”の名前にちなむもので、それは宇宙の中心、万物の根源を表します。7世紀の奈良に実在した人物で修験道の開祖・役小角(えんのおづの)が弥山で祈願したところ、天降る天女を感得。弁財天として山頂にまつり、これが日本で初めての“弁財天”とされ、弥山大神としてあがめられることになりました。
役小角の亡き後も、小角を慕い、敬愛する山伏たちは、雲の間に見え隠れする険しい大峯山を自分の足で歩き、しっかりと踏み固めて大峯奥駈道を切り開きました。
深山幽谷・弥山の山頂からは薄青く広がる山並みを見ることができます。これは心が平らな状態、その奥にあるのが弥山で、そこは魂の安住の地であり、“人間が達しうる水平的な奥の極点”。
山伏たちは穏やかで澄み切った心の在り方を求め、風や光、水に祈りをささげ、それは今日も続いています。大峯山では「峰」ではなく、「峯」の文字を使っていますが、これは「山久しくして平らかなり」という修験者の心の在り方を表しています。
いのちある者が持つ不思議な力
実に奥深く、謎とロマンに満ちた大峯山系。運が良ければ遠く富士山を眺望することができ、大阪湾景や熊野灘を遥かに見渡すことができます。弥山の山頂には山小屋があり、4月下旬から11月中旬までは管理人さんが常駐。完全予約制となっています。
昔の日本人は、自然の恵みをもたらす山岳に畏敬の念を持ち、神々が宿る場所だと信じ、自然崇拝や仏教などが融合した日本独自の山岳信仰である修験道を生み出しました。役小角が修行した当時と変わらない風景。その美しい自然が今も見られるのは感激です。
いのちある者が持つ不思議な力。それこそが、UFOやピラミッドパワーにも勝る素晴らしいエネルギー。世界遺産の道がつらぬく山で、そんな強いパワーを感じてみてはいかがでしょうか?
なお、天河神社や修験道体験については別途、記事にまとめていますので、ご興味のある方はリンクからのぞいてみて下さい。 

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天河大辨財天社
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4.5

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place
奈良県吉野郡天川村坪内107
phone
0747630558
opening-hour
7:00-17:00

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