静岡県舘山寺温泉「山水館欣龍」は料理が自慢の歴史ある割烹旅館


2021.02.03

トラベルjp 旅行ガイド

静岡県の舘山寺温泉で一番の立地に建つ「山水館欣龍(さんすいかんきんりゅう)」は、明治43年創業の割烹料理の名店が大正時代に開業した老舗の高級旅館。料理は目の前にある浜名湖の豊富な食材を中心に、遠州灘の海の幸を折りまぜた四季折々の旬が味わえます。温泉は総檜の大浴場と浜名湖を望める露天風呂が用意されています。客室は全ての部屋が浜名湖に面していて、どの部屋からも絶景をご覧いただけます。
温泉の由来となった「曹洞宗舘山寺」まで徒歩5分の好立地
舘山寺温泉の旅館の中でも歴史のある「山水館欣龍」は、温泉名の由来にもなった「曹洞宗舘山寺」のすぐ横にあります。お寺へは徒歩で5分なので、滞在中に参拝をする事が出来ます。また、バレーサービスも行われているので、車で来られる方は旅館の広い玄関に横付けして、そのままチェックインしてください。
チェックインを済ませたら、浜名湖の美しい景色を望む事が出来る広いロビーで寛いでください。旅館の目の前は浜名湖遊覧船の港にもなっているので、変化のある景色を楽しめます。
全31室の客室はすべてがレイクビューの絶景
客室はすべての部屋が浜名湖に面しています。和室と和洋室が用意されたスタンダードタイプから、最上階にあるスイート仕様の部屋まで目的に合った部屋が選べます。また客室は7階は山、6階は湖、5階は川、4階は半島の名前となっていて、親しみが感じられます。
紹介する部屋は和室のスタンダートタイプの部屋。6階になるので客室名は「山中」(富士五湖のひとつ)。12畳の広さの主室と浜名湖一望の広縁の間取りとなっています。
広縁の窓は大きなガラスが使われ、浜名湖の景色を堪能できます。ゆったりとした造りになっているので、みんなで寛ぐことができます。
左側に見える「大草山」の頂上には日本で唯一の湖上を渡る「かんざんじロープウェイ」の駅があります。また旅館の前は「浜名湖遊覧船」の港にもなっているので、ゴンドラや遊覧船の動きがある風景も楽しめます。
温泉施設はタイプが違ったお風呂が3種類
温泉施設は男女の大浴場が1階にあって、眺望の良い貸切風呂は3階に用意されています。大浴場は総檜造りで、木のぬくもりと檜のいい香りに包まれ温泉を堪能できます。舘山寺温泉の泉質は、日本で3番目の塩分濃度のナトリウム・カルシウム – 塩化物強塩温泉で、数多くの効能があります。
露天風呂は男女とも3種類の浴槽があって、美しい庭園と浜名湖の眺望となっています。岩風呂と設楽焼きのお風呂が用意され、それぞれ少しずつ違った温度になっているので、自分好みの温度の浴槽を楽しんでください。
3階の貸切風呂は「月の湯」と「日の湯」の2ヶ所用意されていて、宿泊者は無料で利用可能。チェックイン時に予約してください。写真は2016年にリニューアルされた設楽焼きの「日の湯」です。
割烹料理屋として始まった歴史ある料理は絶品
「山水館欣龍」の一番の自慢は、歴史のある割烹料亭として培ってきた料理です。まず、紹介するのは夏から秋の懐石で写真は「座附三段」と名付けられた前菜。枸杞の実、鮎利休干し、夏鴨新茶化粧など季節の料理が美しく盛られています。
こちらの「小盆」は懐石料理の華である椀物がメインの料理。椀物は鰯摘入団子や豆打豆腐に鱧素麺をメインとした清汁仕立に加え、地元の鱚と鰻を使った贅沢な寿司の組み合わせです。
地産地消にこだわった食材で旬を味わう
続いては秋から冬にかけての料理の紹介です。美しく盛りつけられた「前菜」は、上の皿に季節を感じる秋栗や松茸里芋。下の器は鯛の昆布締めと海老の手毬寿司をメインに、新秋刀魚有馬煮や紅葉人参が盛り込まれています。
台の物はこの時期が旬となる「河豚一人鍋」です。河豚と言うと下関が頭に浮かぶと思いますが、静岡県の西部の遠州灘でも河豚が獲れて、今ではブランド河豚にもなっています。水菜や葉葱、シメジなど、たくさんの脇役と伴に遠州灘の河豚を堪能してください。
最後に割烹旅館の朝食を紹介します。見た目は派手ではありませんが、ひとつひとつの品に丁寧な仕事がなされています。干物は食べやすく味もしっかりした「ささかれい」。その横の板海苔は、入れ物が工夫されていて温かい状態となっています。また桜の木で作られたお箸は、旅の記念として箱に入れて持って帰る事も出来ます。 

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浜名湖かんざんじ温泉 山水館欣龍
place
静岡県浜松市中央区舘山寺町2227
phone
0534870611
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和室 スタンダードルーム 上層階

¥15,840

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2024/05/24 チェックイン(2名1室)※1泊1名あたりの料金   更新日:2024/05/10

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