埼玉のフィンランド!飯能市「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」の本当の魅力!


2017.09.05

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まるでムーミン童話の世界!と以前から話題の埼玉県飯能市「あけぼの子どもの森公園」。平成29年6月1日より「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」として名称を改めました。しかし、実はこの公園”ムーミン谷を再現した公園”ではありません。一体どういう事なのでしょう?一番の魅力は、子供と一緒に北欧の様な自然の中、童話に出てくる冒険を味わえるところ。しかも無料!一通の手紙と共に公園本来の魅力に迫ります。
テーマパークでは味わえない「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」の魅力!
本当にここは日本か?と思うほど、まるで北欧。ムーミン童話のような世界。でも、「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」は、テーマパークではありません。一番の魅力は、「自分の力で生み出す冒険」が楽しめるところ。
園内の池や小川などに柵は無く、自然の森に囲まれているので、もちろんハチやヘビなど様々な生き物がいます。(※)
この公園の目的は、子ども達に「危ないからダメ」では無く、自由な遊びで限界にチャレンジしたり、自ら体験する事で危険を察知し、対処する力を育てること。公園スタッフや大人が挑戦を見守り、子ども達の意欲や冒険心の芽を育てることです。テーマパークでは味わえない魅力ですね。園内には遊び方の助言をしてくれるプレイリーダーが常駐し、危険な時は声掛けもしてくれます。
そう言えば、トーベ・ヤンソン氏やムーミン童話の登場キャラクター達は心から自由と冒険を愛していましたよね!自由な冒険には多少の危険は付きものなのです。
ところで、当初は「平成記念子供のもり公園」のひとつとして平成9年7月1日に開園した「あけぼの子どもの森公園」ですが、なぜ今になって「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」に改名したのでしょうか?
(※)季節によっては、スズメバチ・ヤマカガシ・マムシも出ます。また森の奥は崖なので、ご注意を。園内には注意書きや対処法が書かれた看板があります。
なぜ「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」に?一通の手紙の存在
トーベ・ヤンソン氏と「あけぼの子どもの森公園」の関わりは、一通の手紙からはじまります。飯能市は、「たくさんの子どもたちがお互いを受け入れながら、 のびのび遊べる場所を作りたい」というコンセプトで、ムーミン童話の世界をモチーフにした公園づくりを計画。平成4年4月、原作者であるトーベ・ヤンソン氏(以下より、トーベと記載)にその旨を手紙で伝えました。
―「信じられないくらいわくわくしています!」―
トーベから、すぐに返事が届きました。トーベと飯能市は、それから実に7年もの間(開園後の平成11年まで)、手紙のやり取りを通して交流。手紙を通じたトーベの想いは、 今も公園内の様々な場所に散りばめられており、私達は子どもと一緒に体感することができるのです。
平成30年秋に「メッツァビレッジ」、平成31年春に「ムーミンバレーパーク」とムーミンのテーマパーク(総称・メッツァ)がオープンすることでも話題の飯能市。
平成27年10月、飯能市の副市長がフィンランドのムーミンキャラクターズ社を訪れ、会長のソフィア・ヤンソン氏(トーベの姪)と面会しました。その際、「あけぼの子どもの森公園」について言及。過去のトーベとの手紙の交流や開園から20年かけて、子ども達にトーベの精神を伝え続けてきた公園の実績などから、「トーベ・ヤンソン」の名を冠することの了承を得ました。それがこの度の改名に繋がったのです。
テーマパークである「ムーミンバレーパーク」では、ムーミン谷を再現した世界観を楽しめることでしょう。それも飯能の自然と湖(宮沢湖)があってこそ。更に、ムーミン童話の根幹であるトーベの精神を「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」で体感する。やはりそれも周囲の森があるからこそです。飯能市はまさに、自然と共生する日本のフィンランドと言っても過言ではありません。
さあ、自分から冒険しに行こう!
では、実際にトーベの精神や哲学を体感するってどういうことなのでしょう?小さな子どもと一緒に訪れると良く分かりますが、「冒険」とは、実は身近なところにあるもの。子どもの目には、園内の「見晴らし橋」(写真参照)は「イモムシやナメクジの橋」に見えたり、「水あび小屋」はもちろん、わんぱく池の鯉やアメンボの方がより魅力的に映るのです。園内は他にも、滝・丘・樹上の家など自然を活かした遊び場が一杯です!
ふと見渡すと、WEBやSNSを中心に「ムーミン童話の世界」と話題になっているせいか、ほとんどの大人は園内の写真撮影に夢中。しかし、対照的に子ども達は本当にのびのび。自由に園内を走り回っています。もちろん写真を撮る事も楽しいのですが、ここは思い切ってカメラは最低限にして、子ども達と一緒に開放感を味わってみませんか?そこから、冒険心が生まれるはず。
不思議な建物で遊ぼう!
園内には、木造で美しい曲線が印象的な3つの建物があります。全て建築家・村山雄一(むらやまたけかず)氏が設計したもの。内部も不思議な造りなので、元気に探検ごっこをする子どもが続出!どの建物も靴を脱いで上がります。
ツバの広い帽子を被ったような建物は「子ども劇場」。下の階は水が流れ落ちて池があり、まるで洞窟のよう。管理事務所とトイレ(オムツ交換台も)があります。他にも、手作り玩具がある多目的ホールで自由に遊べます。屋根には、妖精も(写真参照)。また、音楽会などの様々なイベントもここで行われます。
ヒノキ丸太(飯能産西川材)の壁が波打つ様に美しいのが特徴の「森の家」。一階の資料室ではムーミンの歴史やトーベのことをパネル等で学ぶことができ、二階の図書室では、ムーミン童話や絵本を読みながらゆったり過ごせます。
では、もう一つの建物は・・・
きのこの家?それとも虫食いキノコ?
3つの不思議な建物の中で、一番個性的で目を引くのは、「きのこの家」。中には「キノコ食べられちゃったの?」と表現する子も。
実は、飯能市から園内の建物を依頼されるまで、村山雄一氏は、ムーミン童話も日本で放映されたアニメも目にした事が無かったそう。当時の飯能市職員の方が、村山氏に「与える遊び場では無く、子どもが自分で考えながら遊べる場所を作りたい」と伝えて出来た建物なのです。
3つの建物すべて見る人によって違うものに見え、想像力をくすぐって、固定のイメージを与え過ぎない絶妙な存在感があります。
「きのこの家」は外観だけでなく、内部も魅力的!妖精が住んで居るかのような台所や居間・暖炉があり、隠し部屋のようなところも。どこでも好きなように登ったり降りたり、かくれんぼしたりと本当に自由に過ごせる空間です(※)。一度入ったら、誰もがこの不思議な空間を大好きになるはず!
(※)子どもの月齢や年齢によっては危険な場所もあるので、保護者の方は目を離さない様にしましょう。
園内にはレストランやカフェなどのお店はありませんが、多くの方の要望もあり、平成30年春に飲食・物販を提供する新施設がオープン予定です。
でも折角ですから、お弁当持参でのピクニックランチがおススメ。園内には、まるで妖精と対話できるかのような素敵なベンチがあるのです。他にも面白いベンチや気持ちの良い木陰がありますので、あなたのお気に入りの場所を見付けてみて下さい。
《おまけ情報》
■園内の3つの不思議な建物内では飲食出来ません。もし雨が降った場合は、「子ども劇場」ホール横に屋根のあるスペースがあるので、そこで食べましょう。レジャーシート持参が便利です。
■自動販売機は公園入口にあり、園内にはありません。水筒があると便利です。
■ゴミ箱はありませんので、ゴミ袋を持参して全て持ち帰りましょう。
■自然を利用した子どものための公園なので、園内はもちろん禁煙です。
■子どもは動きやすい格好がおススメです。虫除けスプレーがあると良いでしょう。 

トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園
place
埼玉県飯能市阿須893-1
phone
0429727711
opening-hour
[平日]9:00-17:00[土日祝]9:00…

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