居心地抜群な源泉かけ流しの宿「雲仙福田屋」長崎県・雲仙温泉


2019.02.19

トラベルjp 旅行ガイド

雲仙は、日本で初めて国立公園に指定された3ヵ所の中のひとつです。その中にある雲仙温泉の中心部には、まさに地獄のような荒涼とした温泉が湧き出している雲仙地獄と呼ばれる地帯があります。
そんな雲仙地獄から徒歩圏内に「雲仙福田屋」があります。雲仙温泉らしい白濁した硫黄泉はもちろんのことながら、民芸調のモダンな館内、さらに2017年にスタイリッシュな新館をオープン、益々魅力的なお宿へと進化しています。
老舗を守りつつ進化する宿
「雲仙福田屋」は2018年9月で創業50年を迎えた老舗のお宿です。温泉の噴気があちらこちらから吹き出している雲仙地獄からは徒歩5分程度のところにあります。
館内に入ってまず目にするロビーは民芸調でもありタイリッシュでもある居心地のよい空間です。古民家の古材を使い、温泉宿の情緒も感じられる落ち着いた色使いながら、暖炉もあり、ヨーロピアンテイストも感じられます。
また、ロビーの一角ではイタリアの老舗エスプレッソブランドの「illy」のコーヒーを楽しめます。
お土産物コーナーは、新しく出来たお土産屋の専門店かと見間違うほど。ゆったりとしていて、拘りのセレクトの商品を見ているだけでも楽しい時間を過ごせます。
拘りの白濁する源泉かけ流しの温泉
「雲仙福田屋」の温泉は自家源泉。泉質は「酸性・含硫黄・鉄-単純温泉」。浴室には硫黄の香りが充満しています。硫黄成分により白濁し、口に含めば酸性ならではのレモンのような酸味を感じられます。入浴して得られる効果は皮膚疾患(ニキビや皮膚炎)や美白効果です。火山性ならではの個性豊かな温泉をお楽しみ頂けます。
写真は2ヶ所ある内湯のひとつ。純和風の浴室の大きな窓からは竹、情緒が高まります。また窓を開ければ半露天としても楽しめます。
新館に出来た露天風呂はとてもスタイリッシュでかつ、柵等の遮るものがないため、眺望も開放感も抜群です。特に夕暮れ時や、早朝は幻想的です。また、雲仙の澄んだ空気を感じながらの湯浴みは格別です。
ご紹介した2ヶ所の写真の浴室以外に内湯がひとつ露天風呂がひとつ(これらは日替わりで男湯、女湯となります)、更に4つの貸切湯がありますので、館内で湯めぐりをお楽しみ頂けます。
また、内湯だけ日帰り入浴(立ち寄り湯)が可能です。
拘りの料理
「雲仙福田屋」の料理は、既製品や半調理のものは使わず、手作りで提供されています。また、料理人の方がわざわざ農家等へ直接足を運び吟味し、出来るだけ旬のものを選び、出来たてを提供するように心がけられています。
写真は長崎和牛や鮑の溶岩踊り、季節野菜のチーズフォンデュ等の料理となりますが、こちら以外にも新館の鉄板焼きコースもあります。
夕食も朝食も土鍋で炊きたてのごはんが提供されるのも嬉しいポイントです。
様々なタイプのお部屋
「雲仙福田屋」は様々なタイプのお部屋をご用意されています。写真は本館の「ハイカラツイン」。民芸調のシックな雰囲気の和洋室のお部屋です。他にオーソドックスな和室から新館のスタイリッシュな露天風呂付きのお部屋までありますので、お好みでお選び頂けます。また、全部屋にてWi-Fiや海外衛星放送を利用出来るのも嬉しいサービスです。
宿泊者以外も利用できるカフェ「山カフェ力(リッキー)」は夜にはバーに
オープンテラスも併設するカフェ「山カフェ 力(リッキー)」はカフェ利用はもちろんながらランチ、夜はバーとしても利用出来ます。
ランチタイムには長崎和牛のステーキやハンバーグのセット、写真の雲仙の新たなご当地名物「雲仙ハヤシ」もご賞味頂けます。
また、一角にはわざわざイギリスから取り寄せられた拘りのジュークボックスまで。お好みの曲を聞きながら、ゆっくりと幸せな時間を過ごせます。 

read-more

この記事を含むまとめ記事はこちら