湯西川温泉「森の湯ハミングバード」極上ジビエランチがお値打ち


2019.02.18

トラベルjp 旅行ガイド

平家の落人が隠れ住んだという山奥の秘境にある栃木県湯西川温泉。冬は日本夜景遺産にも認定された「湯西川温泉かまくら祭」で人気を集めています。一日たっぷり湯西川温泉を楽しみたいけど、ランチはどこに行ったらいい?という人におすすめなのが「森の湯ハミングバード」です。Uターンした若夫婦が腕を振るう、地元の山菜やジビエを活かしたフレンチが驚くほどにリーズナブル。源泉かけ流しの雪見露天も日帰りで楽しめます。
東京からはわずか2時間半。ランチから湯西川温泉へ
2019年で26回目を迎えた「湯西川温泉かまくら祭」は、1月26日~3月3日まで開催中。日本夜景遺産に認定された写真の沢口河川敷ミニかまくらをはじめ、温泉街に点在する7つの会場で、さまざまなかまくらや夜のイルミネーションが楽しめます。
夜のライトアップだけを目当てに訪れる人も多いのですが、せっかくならゆっくり滞在して昼のイベントや温泉街を満喫したいもの。湯西川温泉は栃木県の最西北に位置していますが、交通の便は良く、東武特急リバティを利用すれば浅草から約2時間半で到着できます。お昼ぐらいに到着する電車で訪れて、まずはランチを楽しみましょう。
かまくら祭メイン会場から徒歩1分「森の湯ハミングバード」
湯西川温泉のランチでリピーターに評判なのが「森の湯ハミングバード」です。湯西川温泉駅からのバスの終点、かまくら祭のメイン会場でもある「平家の里」から徒歩1分のところにお店がありますので、アクセスも楽々。
森の湯ハミングバードは元々、シェフの山口翔さんの父が30年前に始めたペンション。横浜みなとみらいのホテルにあるフランス料理店で修業した翔さんが2017年に帰郷し、厨房を父より譲り受け、これまでやっていなかったランチ営業を土・日・祝・月限定でスタートさせました。同じホテルで一緒に働いていた奥さんの南さんとふたり、明るく気取りのない雰囲気でもてなしてくれます。
地元の山菜やジビエを活かした秘境フレンチ
森の湯ハミングバードのランチはパスタなどの単品メニューが800円~楽しめます。地元で採れる山菜や、平家の落人が暮らした時代から食べてきた鹿肉などのジビエ食材を使い、これまでの湯西川にはなかった創作フランス料理に仕立て、しかもリーズナブルに提供しています。
写真の鴨のステーキは、このボリュームで1000円。ソースは日替わりで、この日は日光産ブルーベリーを加えた甘酸っぱい赤ワインソースを合わせています。ナイフを入れると赤みが残る柔らかな肉が現れ、口に運ぶとジューシーな旨みがあふれます。
こちらは自家製ハンバーグ1000円。なんと鹿肉を使用したハンバーグなんです。深い肉の旨みが詰まっていて、ほのかな野性味が後味に広がります。
ほかにも鹿肉のハヤシライス、日替わりのパスタで鹿肉のボロネーゼが登場することも。
こちらは鱒のエスカベッシュ 菜園仕立て1000円。エスカベッシュとは、フランス料理版の南蛮漬けのような料理です。
一緒に添えられているのは、モダシ(ナラタケ)やエラ(ミヤマイラクサ)という湯西川特産のキノコや山菜の油炒め、そしてコンニャク。山の和素材とフレンチが見事に融合しています。
プラス700円のランチセットでプチコースに
これまで紹介したメイン料理だけでもよいですが、プラス700円のランチセットがおすすめです。まずは写真の前菜とスープのワンプレートが登場します。山菜入りのキッシュなど、季節の食材を活かした盛り合わせになっています。
そして食後にはプチデザートとコーヒー。レストランの大きな窓から素朴な里山の風景を眺めながら、観光地の慌ただしいランチとは違った優雅なひとときが過ごせます。
森の絶景露天風呂で日帰り入浴
森の湯ハミングバードでは日帰り入浴も可能です。
大浴場は男女別に内湯と露天風呂があり、この露天風呂が野趣たっぷり。対岸の山々を見渡すことができ、冬は雪見風呂が楽しめます。屋根がないので、雪の日は舞い散る雪を浴びながらの入浴も風情があります。
自家源泉を贅沢にかけ流す温泉は、ペーハー8.9のアルカリ性単純温泉。露天風呂はぬるめで、景色を楽しみながらゆったり入ることができます。じっくり浸かっていると、じんわりと体の芯から温まってきて、源泉の力を感じさせます。
大浴場のほかにも檜風呂と石風呂の2つの貸し切り風呂があり、日帰りでもひとりプラス500円で利用が可能です(1回40分程度)。開放感のある半露天風呂で、周囲の森の木々が見渡せます。 

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森の湯ハミングバード
place
栃木県日光市湯西川1193
phone
0288980700
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