国内最大級の天狗面は迫力抜群!沼田市「迦葉山龍華院弥勒護国禅寺」


2019.01.03

トラベルjp 旅行ガイド

高尾山薬王院(東京)、鞍馬寺(京都)とともに「日本三大天狗」の一つに数えられる群馬県沼田にある迦葉山龍華院弥勒護国禅寺。丈6.5メートルと5.5メートルという国内屈指の大きな天狗面が並ぶ姿は圧倒的です!天狗伝説の残る迦葉山をご紹介いたします。
山中奥深くに
迦葉山龍華院弥勒護国禅寺は沼田市街地から16キロほど山を登った奥深い山の中にあります。地元ではお寺の山号である「迦葉山」の名で呼ばれ親しまれています。
春は新緑、夏は霊鳥「仏法僧」の声を聞き、秋は全山紅葉、冬は白雪四囲を覆うという迦葉山は、いつ訪れても雰囲気が抜群です。
境内のあちこちに
駐車場から壁伝いに回り込むと、正面入り口があります。境内に続く階段は百段に満たない程。足に自信のない方も安心ですよね!さぁ階段を登り切ると早速天狗様が出迎えてくださいます。
境内の正面奥に位置するのが天狗面が奉納されている中峯堂です。拝殿へ入ると一面が真っ赤!天狗のお面で埋め尽くされています。大小様々な天狗のお面の数々。そしてなんと言っても正面左手に鎮座する国内でも屈指の大きさを誇る天狗面。その存在感は圧倒的です。
堂内に沢山並べられた天狗の面。実は持って帰って良いことになっているんです!中峯堂から天狗の面を借りて帰り、願いが成就したらその面ともう一つの新しい天狗の面を奉納し、また別の面を借りるという習わしがあります。ご縁が生まれる素敵な習わしですよね。願をかけお礼を述べてお借りしましょう!
趣ある奥の院
お時間のある方はぜひ奥の院にも登ってみましょう。先人たちが修行を積んだ山中を無心で登るのは、とても神聖な気分になります。熊除けの為に入り口でしっかり鈴をお借りし、いざ山の中へ。斜面は急なのでしっかり山登りの出来る靴をご準備ください!
30分程で奥の院に到着します。崖のふもとの急斜面にひっそりと佇む小さな堂宇。こちらが迦葉山の奥の院で、開山の祖である天巽禅師が修行された場所とされています。時が止まったようになそのお堂は、外界と隔絶された存在感を放っています。
さらにその奥40分程登ると、和尚台と呼ばれる頂上へ到着します。恐らく何百年もの間、大きく変わっていないその景色に時を忘れます。頂上のこの場所で、天狗が人間界を眺めていたのかもしれませんね。
御朱印・ご祈祷も
拝殿右手前にある総受付では迦葉山では御朱印をいただけます。御朱印を集めている方はお忘れなく!同じ受付ではご祈祷も受け付けています。ご祈祷は通年6:00~、10:30~、11:30~、13:30~と一日4回。お時間が合う方はこちらもぜひ。
日本三大天狗の一つ迦葉山弥勒寺、いかがでしたしょうか?山中にあり外界と隔絶されたその雰囲気は、襟元を正し神聖な気持ちにさせてくれます。修行体験なども行っていますので気になる方は事前に日程などをお確かめください! 

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迦葉山龍華院弥勒寺
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4.0

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place
群馬県沼田市上発知町445
phone
0278239500
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