九州の空の玄関口・北九州空港は東京(羽田)を中心に、名古屋(小牧)、韓国、中国を結ぶ定期路線が就航。空港内では地元・北九州、福岡、下関、大分地区の土産が充実しており、展望デッキには足湯があります。飛行機の乗降だけでなく、利用者がターミナルを楽しめる空港であること間違いなし！そんな北九州空港を紹介します。
北九州空港の概要
現在の北九州空港は2006年に開港した福岡県にある海上空港です。国内では現在、東京・羽田空港を結ぶ便が1日16往復、名古屋・小牧空港を結ぶ便が1日1往復、海外では韓国(仁川、釜山、ヤンヤン[襄陽]、ムアン[務安])と中国(大連)を結ぶ便が運航しています。また7月13日からは沖縄・那覇空港を結ぶ便が夏季定期便で1日2往復。九州で最初に24時間運用となった空港でもあります。
空港ビルは3階建てで、1階が到着ロビーと総合案内所、コンビニ、レンタカー会社、2階が出発カウンター、出発ロビーと手荷物検査場、土産店、喫茶店、3階がレストラン、ラーメン店、そば屋及び展望デッキや足湯となっています。
レストランに喫茶店！喫茶「カフェ・ロゼ」にはこだわりの土産も！
北九州空港には3階にレストラン、ラーメン屋、そば屋が、2階は国内線保安検査場近くに喫茶店、搭乗待合室内に土産・軽食店があります。3階レストラン「ダイニングれすとらん海彩(かいさい)」は展望デッキに面しており、窓側の席では展望デッキや飛行機を眺めながらの食事が可能です。
2階の喫茶店「カフェ・ロゼ北九州空港店(写真上)」は喫茶店メニューだけでなく、地元こだわりの土産も販売中！中でも地域・季節限定品でおススメなのが、空港がある北九州市小倉南区南部の三谷(さんたに)地区で栽培される柚子をジャムのように加工したお土産「箸休め ゆず香(下の写真)」。三谷地区で各家庭で作られていた柚子に砂糖や塩を加えた加工食品を商品化したものです。
「箸休め ゆず香」は秋に収穫したゆずを加工し、例年11月末頃から翌年8月末までの販売です。甘みを抑え、少し苦みがある、でも塩が入っているのでジャムではない、そんな酒のおつまみに最適な一品です。
販売場所も北九州市内4か所だけです。カフェ・ロゼ北九州空港店の他、JR小倉駅新幹線コンコース内の「九州恵みの玉手箱小倉店」、平尾台自然の郷、合馬農産物直売所とまさに限定品！種類は苦みを抜いていない「ビター」、少し抜いた「ミディアム」、苦みが薄い「マイルド」の3種類。お好みに合わせて食べてみてはいかがでしょう。
2階の土産店は個性的！
北九州空港には2階出発ロビー付近に、「空の丘deep sky corner」「BLUE SKY」、井筒屋売店、豊前街道ふるさとコーナーの4か所の土産店があります。4か所とも九州北部、山口県の土産を多く販売中ですが、店によって一部商品の扱いに違いがあります。
「空の丘 deep sky corner」はスターフライヤーの受付カウンター前にあり、他店にない商品といえばスターフライヤーオリジナルグッズ(写真)です。航空ファンが手をとりたくなる一部グッズが飛行機に乗らなくても購入出来る場所です。また国内線搭乗待合室には、同じ系列の店舗「空の丘 sun meets the moon」も営業中で、早朝から軽食をお楽しみいただけます。
「BLUE SKY」はJAL受付カウンター前「空の丘 deep sky corner」の隣にあり、福岡県の主要土産を中心に販売されています。
北九州空港最大の土産店は、地元北九州市の百貨店・井筒屋が運営するショップです。地元の主要菓子土産が揃っているだけでなく限定品もあります。筆者のおススメは北九州空港限定のロールケーキ「ついたっちゃ」(写真)。北九州で使われる方言「～っちゃ」を使った、おもちをアーモンド風味の生クリームで丁寧に巻いたロールケーキです。
このほかに北九州のシンボル・鉄をイメージした「ねじチョコ」も販売中！28度以上になると溶けてしまうため、夏季は購入時に保冷剤必須のお菓子です。
井筒屋の向かいにある「豊前街道ふるさとコーナー」も負けていません。こちらは北九州、山口県、大分県の農水産品、工芸品を多く揃えており、中でも水産加工品の品揃えが良いです。鯖、いか、ふぐ、そして鯨の加工品が充実！もちろん菓子類も売っておりますが、農水産品のこだわり土産なら「豊前街道ふるさとコーナー」でしょう。
展望デッキで飛行機を見ながら足湯が可能！
北九州空港の3階には展望デッキが南北にあり、南側には足湯(写真)もあります。鹿児島空港や大分空港にも足湯がありますが、足湯につかりながら飛行機や空港周辺の景色を堪能できる空港は、九州では北九州空港だけ。なお足湯の営業時間は8:30から17:30までで、入湯料は大人100円です。また女性用の更衣室も備えられており、オリジナルタオルも100円で販売しています。
