「神戸」というと大人の街というイメージが強いかもしれません。しかし実際は、異人館など大人が楽しめる場所に加えて子どもも楽しめる施設がいくつもある神戸の街。そこで大人も子どもも楽しめる1泊2日のモデルコースをご案内します。パンダに会ったり明治開港からのハイカラ文化が息づく街を楽しんだりするだけでなく、お子さんの年齢に合わせた施設も紹介もします、山も海もある神戸で、家族でたくさんの楽しい思い出を!
1日目午前:まずは 日本でここだけ!パンダにもコアラにも会える王子動物園
日本でパンダが飼育されいるのは上野動物園以外にあと2か所。その1つが「神戸市立王子動物園」です。しかも神戸市立となっているので、たくさんの動物がいて充実した内容なのに入園料はリーズナブル。さらにここにはパンダだけでなくコアラもいて、日本で両方がみられるのはこの動物園だけです。まずはなかなか会えないパンダがいる動物園から、神戸の旅をスタートさせましょう。
<王子動物園の基本情報>
住所:兵庫県神戸市灘区王子町3-1
アクセス:阪急ー王子公園駅 JR-灘駅
もし、お天気が…という場合もご心配なく。「神戸市立須磨海浜水族園」も大人も子どもも楽しめるお勧めの場所で、近くに駐車場もJRの駅もあります。水族館王国と言われるほど人口の割合に比べても水族館が多い日本。その中で須磨水族園はベストテンに入る人気で、イルカのショーはもちろん、充実度でも専門家が名前を挙げるほどなのです。餌やりなど様々な体験もできるので、日程に余裕があるなら動物園と合わせて訪れてください。
<須磨海浜水族園の基本情報>
電話番号:078‐731‐7301
アクセス:JR須磨海浜公園駅
1日目午後:中華街で美味しいものを食べ歩き
生き物との触れ合いを楽しんだら、次の目的地は元町です。JRなら元町駅で下車。海側の方角に進めば、赤い門が出迎えてくれる神戸の中華街「南京町」までわずか数分です。飲食店が軒を連ねる南京町では各店内で食べることもできますが、まるでお祭りのように様々な屋台での食べ歩きも大人気。神戸と言えば神戸ビーフも有名ですが、お子様連れだとレストランへは行きにくいかもしれません。ここには神戸ビーフを使った店もあるので、家族でいろいろな味に挑戦してみましょう。
1日目夕刻:ハーバーランドでは年齢に合わせてチョイス
南京町のグルメを味わった後は、沢山の買い物や食事の店があるだけでなく、観光も楽しめる人気のウォーターフロント「ハーバーランド」へ向かいましょう。元町から神戸ハーバーランドの間は地下鉄やJRで移動することもできますが、元町商店街などもあるので、話題の神戸スイーツの店などを巡って散策しながら行く楽しみもあります。
小中学生の方なら、ポートタワーのそばに見える、白い波を模したような外観が印象的な神戸海洋博物館に併設されているカワサキワールドへ。ここは空・陸・海の様々な乗り物を作っている川崎重工業のテクノロジーワールド。乗り物の知識が詰まっているだけでなく、電車や飛行機の運転シミュレーション等も楽しめる体験型ミュージアムです。
<カワサキワールドの基本情報>
住所:兵庫県神戸市中央区波止場町2-2
電話番号:078‐327‐5401
また、ハーバーランドの海岸からは神戸港めぐりの遊覧船も発着します。ゆったり座って眺める海からの神戸もなかなか良いもの。会社によって船の大きさ、時間、ルートが違います。また、食事付きドリンク付きなどのコースも用意されています。
そして小さなお子様をお連れの方にお勧めなのが、「神戸アンパンマンこどもミュージアム&モール」です。そばにある大観覧車は夕刻からライトアップされてさまざまな色に変化しながら回ります、アンパンマンの世界に浸った後は、港の夜景を観覧車から楽しんでみませんか。
<クルージング船の基本情報>
コンチェルト:ハーバーランド高浜海岸(モザイク前)発着
ファンタジー:中突堤中央ターミナル(かもめりあ)発着
オーシャンプリンス:中突堤中央ターミナル(かもめりあ)発着
ロイヤルプリンセス:中突堤中央ターミナル(かもめりあ)発着
ルミナス神戸:中突堤旅客ターミナル発着
<アンパンマンこどもミュージアム&モールの基本情報>
電話番号:078‐341‐8855
時間:ミュージアム10:00~18:00(入館17:00)
ショッピングモール:10:00~19:00
2日目午前:ロープウェイでプチ六甲山トリップ
神戸は日本三大夜景の一つですが、夜間に六甲山というのはお子様連れの旅では難しいかもしれません。そこで、2日目の午前はちょっと山からの風景も楽しめる神戸布引ハーブ園に行ってみましょう。ロープウェイでハーブ園に上がることができ、ロープウェイ乗り場も新神戸駅の近くというアクセスしやすい場所にあります。乗ればすぐに絶景を見ながらの空中散歩。まずは展望エリアになっているハーブ園山頂駅まで行って、色々なエリアを巡りながら下りてくるのがお勧めです。レストランやカフェもあり、もちろん復路にもロープウェイは使えます。
<神戸布引ハーブ園の基本情報>
住所:神戸市中央区北野町1-4-3
電話番号:078‐271‐1160
2日目午後:やはり北野異人館街ははずせない
布引ハーブ園から降りてきたら、北野通りを西(海の方角に向かって右側)へ進みましょう。すぐに異国情緒あふれる北野異人館街へと至ります。「うろこの館」などへは細い坂道を登って行くのですが、北野通り沿いにも英国の狩猟家の旧邸「ベンの家」、外国人向けアパートだった「洋館長屋」、旧ドレウェル邸の「ラインの館」など異人館がいくつもあります。複数館割引券を利用して、ハイカラ神戸の始まりとなった異人館街の雰囲気も楽しんでおきましょう。
<北野観光案内所の基本情報>
電話番号:078‐251‐8360
さらに北野通りを西に行くと、道は神戸市街を南北に通るトアロードへつながります。トアロードは道沿いに中華料理店になっている異人館や北野ホテルがありますが、時間があれば旧北野小学校の建物を使った「北野工房のまち」へ寄ってみましょう。ここでは神戸らしい豚まんやコロッケが食べられるし、マイスター工房として小学生くらいのお子さんからできる体験が各種用意されています。またお土産に向く商品も揃うので、旅の最後の時間までいっぱい楽しんでくださいね。
<北野工房のまちの基本情報>
住所:神戸市中央区中山手3-17-1
電話番号:078‐221‐6868
神戸布引ハーブ園 入場チケット+ロープウェイ
¥0
更新日:2024/04/26