爽やか夏の緑に癒される!京都洛西・竹の寺「地蔵院」


2018.07.12

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京都市西京区にある「地蔵院」は通称・竹の寺と呼ばれ、美しい竹林を目にすることができる寺院。竹林は年間通して見る事ができますが、その美しさと爽やかさはやはり夏にこそ感動が増すというもの!
また、竹林だけでなく夏季には青もみじや苔の緑も美しく、さらに方丈で見学できる自然石が配された十六羅漢の庭も見事な美しさです。
一休禅師にも縁の深い同寺の歴史とともに、夏の境内の様子をご紹介します。
竹の寺・地蔵院
京都市西京区にある地蔵院は、通称「竹の寺」と呼ばれ境内やその周囲に美しい竹林が広がります。地蔵院へは、阪急・上桂駅から徒歩約12分。幸せの黄色いお守りと年中鈴虫の鳴き声が聞けることで有名な鈴虫寺や、苔庭で知られる西芳寺からそれぞれ徒歩約10分ほどの地にあります。
ちなみに京都には地蔵院の名で知られる有名なお寺が2寺あり、今回ご紹介する竹の寺・地蔵院に対し、もう一方は散椿が美しいことから通称・椿寺と呼ばれています。
美しい竹林
竹の寺・地蔵院のある西京区や右京区嵯峨野をはじめ、向日市や長岡京市、大山崎町などの京都西部地区は、古くから竹林が多い地域。地蔵院も山門から入るとすぐに本堂へ向かう緩やかな坂となった参道があり、凛とした美しい竹林が続きます。
境内は、竹林だけでなくカエデやもみじなど紅葉する樹木もあり、秋も美しいですが、夏季の竹林とのコラボレーションは爽やかな光景が楽しめます。
地蔵院・本堂
こちらが地蔵院の本堂。伝教大師の作と伝わる延命安産の地蔵菩薩をご本尊とする為地蔵堂とも呼ばれます。堂内中央にご本尊を、その右には開山夢窓国師と二代宗鏡禅師、左側には細川頼之公の木造を安置しています。
地蔵院の歴史
本堂のすぐ手前の参道には、夢窓国師の高弟宗鏡禅師を招請し、衣笠山地蔵院(えりゅうざんじぞういん)として地蔵院を建立した細川頼之公の碑があり、功績を記しています。細川頼之公は室町幕府管領として、幼くして将軍職に就いた足利三代将軍・義満を補佐し幕府の安定化を図りました。
この石碑とは別に細川頼之公の墓は、本堂奥の一休禅師母子像の側に宗鏡禅師の墓と並び設けられています。
本堂の側には愛らしい一休禅師母子像があり、像の台座部分には作家・水上勉の『一休を歩く』の一文が紹介されています。地蔵院は説話やアニメ『一休さん』のモデルとして知られる一休宗純(宗順とも)禅師生誕の地であり、幼少期を過ごした地。
後小松天皇の落胤とする説が有力視されている一休さんは、生母が南朝高官の出自であり後小松天皇の寵愛を受けたとされますが、宮中を追われこの地で一休禅師を産んだとされています。
十六羅漢の庭へ
地蔵院は竹林や青もみじのほか苔の緑も美しく、写真の方丈へ向かう参道のほか、本堂の周囲でも見ることができます。
地蔵院の方丈(京都市登録有形文化財)庭園は宗鏡禅師の作、細川頼之公の遺愛とされる平庭式枯山水庭園です。
地蔵院は応仁の乱で被害を受け、現在の庭も後世のものですが、形式は元の姿に則って作庭されたと考えられ、京都市登録名勝庭園となっています
十六羅漢の庭と呼ばれるこの庭園に点在する自然石は十六羅漢を表し、苔に覆われる夏季も美しいですが秋は紅葉、冬は五葉松に椿や千両の朱が映える光景も素晴らしいです。 

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地蔵院
place
京都府京都市西京区山田北ノ町23
phone
0753813417
opening-hour
9:00-16:30(最終入山16:15)

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