足袋のまちに病気平癒の最強パワースポット!埼玉「行田八幡神社」


2018.07.02

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TBSドラマ・日曜劇場『陸王』で一躍有名となった足袋のまち、埼玉県「行田」。その足袋のまち・行田に、“病気平癒”の最強パワースポットと言っても過言ではない神社があることはご存じですか? その名は「行田八幡神社」といい、ご利益をもとめ全国各地から参拝者が来訪するほど! 今回は、行田八幡神社の由緒、ご利益、見どころを中心にご紹介します。
足袋のまちにご鎮座する、病気平癒の最強パワースポット「行田八幡神社」
“足袋のまち”として知られる埼玉県行田市。TBSドラマ・日曜劇場『陸王(2017年10月期)』で舞台となり、一躍有名となりました。そんな行田は足袋のまちとして知られるほか、日本で最も大きい円墳の「丸墓山古墳」、和田竜さんによって小説化された『のぼうの城』のモデルとなったお城「忍城(おしじょう)」があるなど、歴史的に由緒のある土地です。
その地にご鎮座するのが、病気平癒の最強パワースポットと言っても過言ではない「封じの宮 行田八幡神社」です。
創建は、度重なる行田町火災のため記録が燃えてしまいはっきりしないそうですが、源頼義・義家公が奥州討伐のためにこの地に滞陣した際、戦勝を祈願して勧請されたと言い伝えられているそうです。
ここから、およそ11世紀半ば~後半の創建と考えられますから、1000年弱の歴史のある古社といえるでしょう。なお、行田八幡神社の西側には忍城があり、社殿の向きから“西向き八幡”という別名もあります。
病気平癒のご利益で全国各地から参拝者が来訪する理由
お祀りされている主祭神は、文教の祖・殖産興業の神とされる「応神天皇」、安産、子育ての神であり、応神天皇の母神「神功皇后」です。
配祀神として、道中安全・交通安全・学芸の神とされる「比売大神(ひめのおおみかみ)」、縁結びの神として名高い「大物主神(おおものぬしのかみ)」、開運厄除・病難除去の神「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」の3柱がお祀りされています。
病気平癒のご利益といったら、少彦名命(すくなひこなのみこと)がお祀りされているのかと思いきや、そうではないところが意外に感じられるかもしれません。
では、「行田八幡神社」が病気平癒のご利益で、全国各地から参拝者が来訪されるのはどういった理由からでしょうか?
その理由とは“ご祈祷”にあります。行田八幡神社といえば、“虫封じ”で有名なのですが、はるか昔、御神符は“柏の葉”に種々のものを包んで封じ合わせていたといい、大化年間以降は、“紙”を用いて封じるようになったと伝えられているとのこと。
継承されてから数百年以上の歴史があるというこちらの秘法。この虫封じのご祈祷は広く知られることとなり、近隣の人のみならず、全国各地から「ご祈祷を受けたい」と来訪されるようになったそうです。
「特別祈願」は、虫封じ、癌封じ、難病封じ、ぼけ封じ、悪癖封じ、その他(要望の封じ祈祷)があります(※要予約。当日の受付も可能な場合も)。初穂料は一年祈願で7千円~となっており、三年か五年の祈願によって値段が異なってきます。詳しくは、行田八幡神社にお問い合わせください。
特別祈願のほか、家内安全や初宮詣、七五三詣、厄除、商売繁盛などといった「一般祈願」も行っていただけます。
全国で唯一!「目の神社」
行田八幡神社に全国各地から参拝者が来訪する理由を見てみたところで、次は、行田八幡神社ならではの特徴的な神社……「目の神社(かみしゃ)」について紹介します(※写真の真ん中にご鎮座する小さいお社)。
「目の神社」はその名のとおり、眼病平癒・視力回復にご利益のある神社です。お祀りされているご祭神は、味鋤高彦根命(あじすきたかひこねのみこと)となり、眼病平癒の神として篤い信仰があります。
目の神社の前には、青い字で“め”、“め”を反対側にした字が書かれた“むかいめ”の絵馬が掲げられており、眼病平癒・視力回復を願う人々の願いが書き込まれています。
目の神社の隣には、「瘡守(かさもり)稲荷社」がご鎮座しています(むかって左側)。
「瘡守稲荷社」も聞き慣れない神社ですが、実は日本各地にあり、おでき・吹き出物・湿疹平癒にご利益があるとされています。お稲荷さん(倉稲魂命(うかのみたまのみこと))がお祀りされているので、商売繁盛にもご利益ありです。こちらは、白い狐が描かれた絵馬で願い事をすることができます。
境内にあるパワースポットも巡ろう!
以下より、あわせて巡りたい行田八幡神社のパワースポットを紹介します。
拝殿のむかって左側にあるのが、「なで桃」と呼ばれるもの。なで桃とは、古事記のなかにある一つの神話に由来しているといい、桃の実は病魔や厄災を退治してくれる象徴として尊重されているとか。
そんなことから、境内には、なで桃がお祀りされています。願いを込めながら撫でることで、桃に宿る神の力(延命長寿・病魔退散・厄災消除)をいただけるそう。授与所に、「願かけ桃絵馬」「なで桃守り」「なで桃ハンカチ」といったなで桃にまつわる授与品があります。ハンカチは、こちらのなで桃を撫でて、ご神徳をいただいていくイメージです。
行田八幡神社の拝殿の左側には、摂社の「愛宕神社」が鎮座しています。愛宕神社の左側に生えているのが、願いを叶えてくれるという「結びいちょう」。
“結び文”に願い事を記入し、結び紐に結びつけることで、神さまとのご縁を結んでくれるんだそう。結び文の色によって願い事が変わってきますので、該当する願いの色の結び文を授与所でいただくようにしましょう(黄色は金運、緑は健康など)。
行田八幡神社のご神徳を持ち帰ろう
授与所には各種お守りが多数あります。自分の願いに沿ったお守りをいただいてはいかがでしょうか。
写真は、むかって左側が「夜泣き・かんむし 虫封じ ぎんなんこども守り」、むかって右側が「めの御守」。「めの御守」は白のほか、青・赤色があります。
御朱印は授与所でいただけます。写真は行田八幡神社、目の神社の2種類の御朱印ですが、摂社の「大国主神社(忍城下七福神)」の御朱印もあります。
以上、「行田八幡神社」の由緒、ご利益、見どころを中心にご紹介しましたが、いかがでしたか?
本文では紹介できませんでしたが、このほかにも「戌亥八幡」や「えんむすび(いちょう・もみじ)」などといった見どころもありますので、じっくりお参りしてくださいね。実際に参拝されると実感できますが、癌などの難病平癒を祈願されている絵馬が多数掲げられており、またお礼参りの絵馬もたくさん掲げられています。それだけ多くの方に篤く信奉されている神社なのです。 

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行田八幡神社
place
埼玉県行田市行田16-23
phone
0485545926
opening-hour
[受付]10:00-12:00、13:00-16:…
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