窯焼きピザが自慢 五感で愉しむ 埼玉県深谷市「ハルニレカフェ」


2018.05.23

トラベルjp 旅行ガイド

埼玉県深谷市に造園会社が営むこだわりのカフェがあります。木々と水辺のせせらぎを窓から見ながら、季節を感じ、心豊かな時を過ごしませんか。窯焼きのピザ、インスタ映えのデザートがおすすめです。
五感で愉しむカフェ
住宅地の一角に、こんもりと木々に囲まれた「ハルニレカフェ」があります。造園会社が営むこだわりのカフェです。看板「harunire cafe」の文字を見てください。「i」の点は小鳥の形になり、「h」「c」には葉っぱの形がついています。
カフェ造りは庭から始まり、井戸を掘り、水を巡らせ、30メートルの石垣を築きました。五感を通して感じる空間、さまざまな人との交流、訪れる人と造り手の喜びの追求を掲げて、2016年3月にオープンしました。
エントランスに敷いたレンガをよく見ると「上敷免製」の文字が見つかります。レンガは近くの工場を壊した時に譲り受けたもので、地元の偉人・渋沢栄一が1888(明治21)年に設立した日本煉瓦製造株式会社でつくられました。その会社があった場所が、深谷市内の上敷免です。
右側の手前の部屋はキッズルーム、小さなお子さんがいるご家族、ママ友ランチにおすすめです。予約をしてご利用ください。
その奥はご縁を広げようと始めた「アキニレショップ」、地域の店が交代で出店します。
入口前のウッドデッキには、樹齢100年のコナラが木陰をつくっています。店名の由来となったハルニレ、アキニレも植えられ、秋には鮮やかに色づきます。
池と築山に囲まれて
カフェは水に囲まれた白壁の建物。窓からは木々が茂る築山が見えます。アオダモ、カツラ、エゴ、トウヒなど造園会社ならではのラインナップです。春には野生の桜・エドヒガンも咲きます。
築山の敷石を辿って、木漏れ日を浴びて歩いて行くと30年もこの地で育ったカイズカイブキがひときわ大きく伸びて存在感があります。
日差しや雨をよける軒先は150センチメートルもあり、水面の光が映って揺れています。水辺には滝が2つあり、ニジマスが泳ぎ、鳥たちが水浴びをしています。ディナーではライトアップも楽しめます。
木漏れ日に包まれて
室内は白壁と木目調で統一されて落ち着きがあり、メインの室では大きな窓からエントランスを眺めることができます。インテリアのように見える窯は、ピザを焼くことができ、冬には薪ストーブになります。
個室の細長い窓から水辺を見ながら食事をすると、食堂列車に乗って旅行にでかける気分になります。窓からのやわらかな光が差して気持ちが安らぎます。
おすすめは窯焼きのピザ
ピザとカレーに添えるナンは、天然酵母を使用した生地を窯でじっくりと焼き上げたもの。表面はパリッとして中はふんわり、おすすめです。ランチタイムにはさっぱり味のドレッシングをかけたサラダとコンソメ味のスープが付いています。
窯焼きピザは、イタリア産サラミをのせた「ピカンテ」、辛口の「ハリッサ」、地元産の深谷ネギ使った「深谷ネーゼ」、照り焼きソーズを使った「ジャポネーゼ」など。
写真は色鮮やかな生ハムとアボガドのピザ。
そば粉を焼いた生ハムのガレット、野菜がごろごろ入ったスープカレーもおすすめです。
ピザ、ガレット、スープカレーは900~1400円程。
インスタ映えするデザートたち
デザートは見た目にもおいしそう。(左)チョコレート・アイスクリームはクッキー添え、(右)「窯焼きスモア」は焼きマシュマロにチョコレートをのせて、アイスクリームといっしょにいただきます。
焼きマシュマロは表面がパリッとしてチョコレートとの相性もぴったり。ポットでサービスされる紅茶もおすすめです。
レンガでつくった犬型の器に「レンガサンド」が入っています。一見どら焼きに似たパンケーキはしっとり肌です。デザートとドリンクはセットで頼むとお得です。
ひとり、二人でゆったり過ごす、おおぜいで女子会やパーティにも愉しめるカフェです。
ディナータイムには、ビール、ワインもさまざま用意されています。コース料理は3000円から。ライトアップの庭もみどころです。 

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harunirecafe
rating

5.0

1件の口コミ
place
埼玉県深谷市東大沼100-1
phone
0485715088
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