美術館そのもの全てがアート!「京都府立堂本印象美術館」リニューアル


2018.05.09

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明治24年京都市に生まれた堂本印象は、日本画家としてだけでなく生涯通じて多彩な作風を追求したマルチな芸術家として知られます。そんな彼の魅力を伝える「京都府立堂本印象美術館」が、平成30年3月リニューアルオープン!
このリニューアルで、カフェもオープンしたロビーや、衣笠山を借景とした庭園が無料開放に。また、美術館外観は目にも鮮やかに美しく生まれ変わり、美術館そのもの全てがアートの世界になりました!
白亜の外観が美しい!
京都府立堂本印象美術館は、堂本印象宅に隣接する地に、印象自身によって昭和41年に開館されました。その後平成3年に美術館と所蔵作品が京都府に寄贈され、平成4年に京都府立堂本印象美術館に。さらに開館50周年を記念して平成30年3月、外観やロビー・庭園などを整備しリニューアルオープンされました。
白亜に輝く壁面に、レリーフが美しく彩られた外壁も開館当初の色彩が再現され、まさにアートそのものです。
京都府立堂本印象美術館があるのは京都市北区の衣笠エリア。美術館のすぐ目の前には立命館大学衣笠キャンパスの正門があり、左後方には標高201メートルの衣笠山がそびえます。
また、美術館のすぐ目の前は京都市バス停・立命館大学前があり、利便性も優秀。流線が美しいバス停の屋根は、今回のリニューアルで美術館とお揃いの白亜の色とされました。
堂本印象美術館がある衣笠の地というのは、その昔宇多天皇が真夏の盛りに雪見がしたいと山に白い絹をかけさせたという話が伝わる地。美術館も衣笠山のすぐ麓の少し高い場所にある為、写真の二階アプローチや三階サロンからの東山の眺めもとてもきれいです。
堂本印象は日本画家という枠に捉われず、マルチな才能を発揮した芸術家としても知られています。美術館も外観や庭園、ドアの取っ手や各所に置かれる椅子に至るまで、全てが印象自身によって設計されました。
美しい玄関ロビー
ロビーを美しく彩るステンドグラスや内壁面の装飾も必見。
玄関ロビーにある階段を上り振り返ると、先ほどとはまた違ったデザインのステンドグラスが。
リニューアル後は、こちらのロビーまでは入場券が無くても自由に出入りできるようになった為、美しいミュージアムグッズの購入やカフェの利用だけでも訪れることが可能となりました。オリジナルの風呂敷やレターセット、マスキングテープなどはどれも色鮮やかで美しいものばかり。
藤野茶房も登場!
ロビーの一角には、北野天満宮の側に本店がある京とうふ藤野のカフェ「藤野茶房」もオープン。ロビーや玄関ポーチなど敷地内数箇所に設置された席を利用して、豆乳バームクーヘンや豆腐プリンなどのスイーツ、黒豆コーヒーなどを頂くことができます。
※庭園で展示がされていない期間なら庭園のベンチや椅子の利用も可能。
写真は特製バーガーとドリンクのセット(シングル700円、ダブル1000円)。バーガーは全部で4種の中から選ぶことができ、写真は豆乳たまごやきとおとうふハンバーグのセット。パンもハンバーグもふわふわで美味しい!
コーヒーの断熱カバーやランチョンペーパーにも印象作品がデザインされ、アートとともにグルメを楽しめます。
庭園は自由に見学OK!
印象の作品であるベンチや椅子などが贅沢に配置される庭園は、リニューアル後は無料で見学できるようになりました。
庭園は標高201メートルの衣笠山を借景に、高低差を生かした造り。堂本印象の作品でもある椅子やベンチが置かれているのもとても素敵です。 

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京都府立堂本印象美術館
rating

3.5

43件の口コミ
place
京都府京都市北区平野上柳町26-3
phone
0754630007
opening-hour
9:30-17:00(最終入館16:30)
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