“日本三大夜桜”高田城百万人観桜会(新潟)で桜ライトアップを楽しもう!


2018.04.09

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新潟県上越市にある高田公園の桜は、上野恩賜公園、弘前城公園と共に、日本三大夜桜のひとつと称されます。徳川家康の六男・松平忠輝公が築城した高田城跡に整備された高田公園。お堀周辺に約4000本のソメイヨシノの桜が咲き、約3000個のぼんぼりで幻想的に照らされます。4月上旬から中旬、高田城百万人観桜会の開催期間中は、高田城三重櫓とお堀周辺や、さくらロードのライトアップが絶景ポイントとなります。
高田城三重櫓エリア
高田城は、1614年、松平忠輝公の妻・五郎八姫の父である伊達政宗が指揮し、4か月の短期間で築城されました。天守閣・石垣は造られず、1993年に復元された三重櫓が天守の代わりを果たしたといいます。
高田城百万人観桜会の歴史は古く、1909(明治42)年に在郷軍人会が旧陸軍第13師団の入城を祝して2200本の桜を植えたのが観桜会の前身です。その後、市民の観桜が許され、1926(大正15)年4月、第1回目の観桜会が開催されました。第93回目となる2018年の観桜会は、4月6日(金)~4月20日(日)に開催です。
高田城百万人観桜会の期間中のライトアップ時間は日没~21時(最盛期は22時)です。お堀越しに見る、ぼんぼりの灯りに照らされた桜をバックにした三重櫓はお薦めの絶景です。
高田城三重櫓は、大人300円で入館できます。階下に展示室も備え、3階からは高田公園を一望できます。
お堀の水面に映るライトアップされた桜も素敵ですが、高田城百万人観桜会の終わりごろに、散った桜のピンクの絨毯も見事です。
三の丸広場、テニスコート脇の「さくらロード」がお薦め
高田城三重櫓から、内堀を越えた南側に広がる三の丸広場には、桜のトンネルをライトアップした「さくらロード」が登場します。こちらも高田城三重櫓の姿と並んで絶景ポイントです。
桜並木の上部を照らすライトアップは幻想的で、桜の薄いピンク色を華やかに映し出しています。桜を見上げながら、ゆっくりとそぞろ歩きを楽しみましょう。
ピンク色のハート型や桜の花びら型のライトオブジェも設置。人気の記念撮影スポットです。
忠霊塔前のしだれ桜
「さくらロード」の奥側、高田図書館隣には、明治以降の戦争に従軍した戦没者の霊を慰める「忠霊塔」があります。その前には、やはりライトアップされた枝垂れ桜が素敵に照らされています。これもまた絶景ポイントです。
すぐに手の届く位置まで垂れ下がった枝垂れ桜が、目の前を覆う姿は大迫力です。
高田城百万人観桜会では、昼の明るい時間帯の桜と、日没近くにまだ暗くなりきらないトワイライトタイムにライトアップ開始した桜、さらにその後の暗がりで見事に輝く桜と、時間ごとの変化も楽しみたいものです。
屋台やイベントも楽しめます
高田城三重櫓の西側、内堀と西堀の間には、露店がずらりと並びます。他にも、食事処や屋台など公園内あちらこちらに約300のお店が出店します。
また、二の丸と本丸を結ぶ極楽橋近辺には、上越の物産展と題して、地域の美味しい食やお土産品、桜にちなんだ商品などを販売しています。桜以外にも、地元物産も楽しみましょう。
高田城百万人観桜会期間中、さくらロードの脇には、さくらステージが設置されます。ダンスイベントや演奏会などが週末を中心に開催されます。さらに周辺パレードや花火打ち上げなどもあります。 

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