幻のホワイトサンドバー「百合ヶ浜」健在!冬こそ穴場の与論島へ


2018.02.10

トラベルjp 旅行ガイド

与論島といえば幻の白い砂浜(ホワイトサンドバー)「百合ヶ浜」。その美しさを一目見ようとハイシーズンの夏は多くの観光客が島に押し寄せ、小さな幻の砂浜は人であふれかえるそう。
しかし、実は条件次第で一年中出現する百合ヶ浜。人混みなしでゆったり味わえる穴場の秋冬だからこそぜひ訪れてみませんか。
沖縄最北端の沖合に浮かぶ絶海の孤島・与論島
鹿児島最南端かつ沖縄最北端辺戸岬からわずか23㎞しか離れていない絶海の孤島・与論島。人口5,000人程度の小さな島には、島を取り囲む美しいビーチとアクアマリンの輝く海、ゆったりとした島時間とともに風に揺らめくサトウキビ畑、そして鹿児島と沖縄が融合したような独特の島文化が流れる、実に魅力の詰まった島なのです。
幻じゃない!冬でもちゃんと出会える「百合ヶ浜」
島の東側、大金久(おおがねく)海岸の沖合約1.5kmの場所に現れる白い砂浜「百合ヶ浜」。2017年11月に天皇皇后両陛下のご訪問でも話題になりましたね。中潮から大潮の干潮時にだけ現れるその浜は、特に春から夏(4~10月)が出現しやすいシーズンと言われ、もっとも潮の引きが大きいときは海岸から歩いて渡れるほど遠浅の透き通るビーチが広がるんです。
百合ヶ浜が出現しやすい条件は、旧暦の1日と15日のそれぞれ前後3日間とされています。潮の満ち引きは月の満ち欠けに影響されるため旧暦基準もうなずけます。旧暦1日と15日は現在の暦(太陽暦)でおおむね月の半ばと月末月初頃に相当します。その日の天候や波の状況にも影響されますが、秋冬でも大なり小なり百合ヶ浜は出現してくれるのです。
出現スケジュールは関連メモにあるヨロン島観光協会のサイトに掲載されているので、参考にしてくださいね。
グラスボートでいざ幻の浜「百合ヶ浜」へ!
島を訪れた後は、早めにグラスボート取扱い会社へ連絡し、出没予定時刻の確認とボートの予約を済ませておきましょう。当日は待ち合わせ時間までに大金久海岸へ直接向かうか、グラスボート社にホテルとの送迎を依頼することもできます。
海岸に着いたら波打ち際まで寄せてくれたグラスボートに乗り込みます。海水に浸かるため濡れてもいいサンダル等を持参しましょう。浜から約1.5km離れた沖合に浮かぶ百合ヶ浜を目指して出発!運行中は船長によるガイドが楽しめますよ。
ボートの中央には文字通りグラス(ガラス)がはめ込まれていて、浅瀬の海底を観察することができます。波間にたゆたうウミガメを船長が見つけると、ボートの下に潜り込ませるよう巧みにボートを操縦し、ガラス越しにウミガメの遊泳を楽しむことができます。
冬は砂浜の規模が小さく上陸できるスペースが限られますが、夏場と違って観光客に踏み荒らされていない美しいホワイトサンドバーが広がっています。独り占め感覚で島を練り歩き、インスタ映えする写真も撮り放題ですよ!
幸せになりたい?それなら年の数だけ星の砂を拾え!
百合ヶ浜には星のかたちをした砂「星砂」が堆積しています。“年齢の数だけ拾えば幸せになれる”という伝説のもと、星砂拾いが一つのイベントにもなっています。
ただし、極小で繊細な星砂は度重なる波の浸食で丸みを帯びてしまったものも多く、年齢の数を集めるのはなかなか骨が折れる作業。でも幸せつかみたい方は是非チャレンジしてみてください。
もし年齢の数ほど拾えなくて悔しい思いをした方も大丈夫。大金久海岸入口に並ぶ地元のおばあちゃんたちによるアクセサリーショップで売られていますよ。
人混み避けて「百合ヶ浜」を堪能するなら秋と冬!
秋から冬にかけてどんよりとした天気が続き、北風が強く、意外にも肌寒い与論島。さすがに海水浴は難しいですが、一方で人混みを避け、ゆったりとした島時間と変わらぬ自然や文化を堪能するなら秋冬がおすすめ!時折日が差せば、モルディブやタヒチなどの高級リゾートに匹敵する最高のアクアマリンオーシャンも楽しめます。
休日ぐらいは人混み避けてのんびりしたい、美しい海に癒されたいという方には是非穴場の与論島を訪れてみてはいかがでしょうか。 

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