銀世界を歩く!冬の北海道・定山渓「美比内山」で雪山登山


2018.02.02

トラベルjp 旅行ガイド

冬の北海道の魅力の1つ"一面の銀世界"。
ふわふわの雪原で楽しむスキーやスノーボードなどのウインタースポーツも楽しいですが、山遊びが大好きな皆さまはぜひ雪山登山に挑戦してみませんか?
当記事では、雪山登山の経験・知識は必須ですが、短時間で登ることができ、山スキーも楽しめる、定山渓地区にそびえる「美比内山」をご紹介します。
美比内山登山の基本情報
札幌中心部から車で1時間ほどの距離にある、定山渓地区にそびえる標高1071mの「美比内山(びひないやま)」は、一面に広がる銀世界と山スキーを楽しめる冬におすすめの山。
天候や雪質、雪山の経験、トレース(=先行者の踏み跡)の有り無しにてコースタイムは大きく変わってきますが、登り2時間半前後・下り1時間半前後と短時間で登れるのも魅力的です。
ただし、雪山登山装備・経験はもちろんのこと、登山用コンパスを使いこなせるレベルの知識も必須ですので、初心者は必ず経験者と登りましょう。山頂までラッセル(=雪を踏み固めながら道を切り開いて進むこと)が必要なときもあります。
登山の出発点は豊羽鉱山ゲート前から。アクセスは、定山渓と小樽を結ぶ道道1号線(定山渓レークライン)を朝里方面へ進んでいき、途中に右手側に見えてくる道道95号線を右折します。後は道なりに進んでゆくとヘアピンカーブ後にゲートがあります。車はゲート前のスペースに駐車可能です(※敷地内の他の場所は立ち入り禁止です)。
登山道周辺にはトイレ・コンビニ等はありませんので、定山渓温泉街辺りで必要ならば立ち寄っておきましょう。また、天候次第ではホワイトアウトになることもあります。天気予報は必ずチェックし、少しでも不安のある場合は登山中止も視野に入れて行動してください。
モノトーンの世界が広がる幻想的な登山道
登山は急斜面からスタート。ゲート前に見える尾根の上へ向かうことからはじまります。尾根へ登った後は、なだらか林の道がしばらくの間続きます。
道中に広がる雪と木々が織り成す、モノトーンの世界はとても幻想的。陽が差し込むと太陽の光を反射した雪がキラキラと輝く風景にも出合えるかも。木々を覆う雪の造形もお楽しみ。
最後の急登の先には山頂が待っている!
美比内山は山頂手前に急登が待ち受ける山。山頂に向かって右側から、休みを挟みつつ登ってゆきましょう。写真は山頂直下で見られる雪庇(せっぴ=山の稜線の風下側に突出する雪の吹きだまり)。雪庇から剥がれた雪の塊が落ちてくることもあるので注意が必要です。
急登を登り切ると平らな山頂に到着。山頂では、真っ白い雪原や樹氷、札幌近郊の山々の雪景色の眺望を楽しむことができます。天候次第では、蝦夷富士の別名を持つ美しい羊蹄山の姿が見えることも。
下山時は山スキーを楽しもう!
山頂付近は標高差約100mの雪原が広がる急斜面のため、下りは山スキーがおすすめ!真冬には良質なパウダースノーが待っています。雪の状態や積雪具合にもよりますが、ソリ滑りも手軽で楽しいですよ。 

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美比内山
place
北海道札幌市南区
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