人気!なないろ写経と四国八十八ヶ所巡礼 館山「妙音院」


2017.12.15

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千葉県館山市にあるお寺「妙音院」。館山にありながら、四国八十八ヶ所を巡ることができるほか、高野山(和歌山県にある真言宗の本山)の奥の院で約千年灯され続けている「不滅の聖燈」を見ることができます。
また、カラフルな筆ペンで写経が体験できる「なないろ写経」も、参拝者に人気です。
今回は、妙音院をご案内します。
400年以上の歴史をもつ妙音院
東京から館山駅までは、特急電車もしくは高速バスで約2時間。館山駅からは路線バスを利用し、上真倉(かみさなぐら)バス停で下車すると、徒歩3分で妙音院へ到着です。
高野山真言宗・安房高野山妙音院は、天正七年(1579)、里見義頼公の発願により開山し、400年以上の歴史があります。江戸時代は徳川家の庇護を受けて、祈願寺に。奉納された大般若経典六百巻は、寺宝として伝えられています。
その後、本堂が地震で倒壊したり、戦争によって焼失してしまいますが、平成24年12月、89年ぶりに再建されました。
人生をなぞらえた八十八ヶ所巡り
境内にある山では、四国八十八ヶ所を巡ることができます。明治時代にできたものですが、なぜ千葉・館山に、このような場所があるのでしょう?
お寺には、こんなお話が伝えられています。明治28年(1895)、「四国八十八ヶ所の霊場巡りを、地方の信徒でもできるようにしたい」と願う老尼僧が、妙音院を訪れました。老尼僧は、妙音院の山を見てとても驚きました。なぜなら、夢の中で弘法大師(真言宗の開祖)から『安房に霊山がある』と、お告げを受けた場所とそっくりだったからです。「是非この場所に霊場を」と願い出る老尼僧に、当時の住職は戸惑ったものの、その必死の思いを汲んで、2年後に「安房高野山八十八ヶ所霊場」が開基されました。
入り口からすぐの場所にあるのは、5月にヒカリモが発生する出生門と1番目の弘法大師像。ここから88番まで、ひとつひとつ形の異なる88体の弘法大師像が並びます。なかには安房の名工である後藤義光が彫った石像もありますので、お見逃しなく!
起伏に富んだ山あり谷ありのコースは、人生になぞらえて作られています。長い人生のなかで、自分がいまどの位置にいるのか見つめることも、修行のひとつ。年齢と同じところで、お参りされてはいかがでしょうか?
個性いろいろ「なないろ写経」
妙音院では、とてもユニークな写経が体験できます。それが「なないろ写経」です。カラフルな色つきの筆ペンで、『般若波羅蜜多理趣経百字偈』というお経を書いていきます。どの色で書いても、一文字ずつ色を変えても自由。いまの自分の気持ちに合った色を使うことができます。
書くことに集中すると、鳥の声や木々のざわめきなど、今まで意識していなかった音が耳に入ってきます。落ち着いた心で、そのまま筆を進めれば、彩り豊かな写経が完成。
最後に「家内安全」や「心眼成就」といった祈願と、日付、名前を書いて、ご本尊にお供えします。
不滅の聖燈とキュートなお守り
本堂のなかで、静かに、力強く燃えているのは「高野山 不滅の聖燈」。約千年もの間、高野山奥の院で灯されている火は、2014年、高野山開創1200年の際に、妙音院に迎えられました。千葉県で唯一、妙音院のみに分燈されています。千年前と変わらず、神秘的にゆらめく火を、お参りできます。
また、本堂ではお守りやお札を授かることができます。交通安全のお守りや「干支みくじ」などが並ぶなか、可愛らしいのが「マカロンポーチ」(小さな福の神付き)。信者さんの手作りで、ひとつひとつデザインが違います。お参りしたご利益で、小さな福が訪れるかもしれません。
いかがでしたか?妙音院を訪ねると、四国八十八ヶ所や高野山にお参りしたのと同じご利益が得られます。そして、千年の時をこえた「不滅の聖燈」に出会えます。毎年5月の第4日曜日には、「不滅の聖燈」による「火渡り行」が行われますので、お日にちを合わせてお出かけください。
ご住職のお話では、「なないろ写経」は、意外に黒一色も人気のようです。また、金運上昇を願い、黄色で写経した方もいたとか。色に願いを込めてみてはいかがでしょうか?
みなさまもぜひ、妙音院を訪ねてみて下さい。 

妙音院
rating

4.5

4件の口コミ
place
千葉県館山市上真倉1689
phone
0470238285
no image

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