仁王門前の枝垂桜はまるで鳳凰!霊犬早太郎伝説の長野「光前寺」


2017.03.06

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長野県駒ヶ根市にある光前寺。まんが日本昔話「猿神退治」に登場する霊犬「早太郎」のお寺です。境内には約70本の枝垂れ桜があり、特に仁王門前の枝垂れ桜はまるで鳳凰!その他にも、活き活き&ユニークな本堂の彫刻や美しい形の三重塔は必見!
霊犬「早太郎」は不動明王の化身だった!?厄除けのお寺、光前寺をご紹介いたします。
まるで鳳凰が羽を広げたかのような枝垂桜がお出迎え
長野県駒ヶ根市にある光前寺は桜の名所としても親しまれていて、桜の開花時期には多くの参拝客で賑わいます。境内には約70本の枝垂れ桜がありますが、特に門前の枝垂れ桜はまるで鳳凰が羽を広げたかのような姿。思わず手を合わせてしまいたくなる、枝垂桜です。
仁王門と枝垂桜のありそうで、なかなか見られない景色。桜の季節にはつい門前の枝垂れ桜に気を取られてしましますが、仁王門からは金剛力士像が睨みを利かせています。
仁王門の手前を左に行くと、大講堂の前に出ます。光前寺の中でここが一番の桜スポット。まさに「桜花爛漫」、そんな言葉がぴったりな場所です。
光苔が自生する、厳かな杉並木の参道
仁王門をくぐると杉並木の参道がまっすぐに延びています。大講堂の前の華やかさとは対照的に厳かな雰囲気。この光前寺は貞観2年(860年)本聖上人によって開かれたと伝わっていて、その歴史の古さが感じられます。
この参道にはわずかですが光苔が自生しています。参道脇の石垣の隙間を探してみてください。いろいろな角度から覗いて見ることで、光に反射する光苔を見つけることができるかも知れません。
※光苔が見られるのは4月中旬~10月下旬。
杉並木の参道を進むと三門現れます。楼上には十六羅漢を安置。屋根の裏側は整然として美しい木組みを見ることができます。
活き活き&ユニークな彫刻が見られる本堂
本堂は嘉永元年(1848年)の再建。光前寺の縁起には「本聖上人は大田切黒川の湯の中から不動明王の尊像を授かり、この地に寺を開いた」とあります。ご本尊は不動明王像で秘仏。7年に1度御開帳があり、威厳に満ちたお顔と力強い気を拝することができます。
本堂を参拝した際に必見なのが向拝の虹梁に施された立派な彫刻。そこには活き活きとした、今にも動き出しそうな龍がいます
虹梁の龍を支えるように邪鬼が彫られているのも見逃せません。なんとも言えないような表情がとってもユニークです。
霊犬・早太郎は不動明王の化身!?
霊犬「早太郎」の伝説とは…。今から700年ほど昔、遠州府中(静岡県磐田市)見付天神社では毎年祭りの夜に少女を神前に供えるという風習がありました。これを一実坊弁存という僧が不審に思って調べると、その少女をさらっていたのは怪物(ヒヒ)で、信州の早太郎を恐れていたのです。弁存は信州を訪れ、探し当てたのが光前寺で飼われていた山犬の早太郎。次の祭りに早太郎は少女の身代わりとなって怪物を待ち、見事に退治したのです。
怪物との激しい闘いで傷だらけになった早太郎は、血を流しながらも光前寺へと帰りそこで息絶えたのでした。
以来「早太郎こそ不動明王の化身」と災難除け・厄除けの霊犬として崇められ、今もこの光前寺で眠っています。
御朱印を集めている方へのお勧めは早太郎の御朱印です。早太郎の姿が押印された御朱印はここ光前寺ならでは。
美しい立ち姿の三重塔・名勝の庭園もお見逃しなく
南信州唯一の三重塔は文化5年(1808年)の再建。中には五智如来を安置しています。繊細でとても美しいバランスの三重塔は彫刻も素晴らしいので、ぜひゆっくりと眺めてください。
光前寺には作者が不詳ながら名勝と称される庭園があります。石を巧みに配し、自然の斜面を築山に見立てていて「阿弥陀如来の来迎を表した極楽浄土の庭園」とも言われています。枝垂桜が見事な季節は緑が少なく、少し寂しい印象。絵に描いたような庭園を見たい方は、新緑や紅葉の季節がお勧めです。 

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宝積山光前寺
place
長野県駒ヶ根市赤穂29
phone
0265832736
no image

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