京都紅葉ハイキングのおすすめ!清滝~三尾の清流を楽しむ旅


2016.11.02

LINEトラベルjp 旅行ガイド

「高雄(神護寺)」「槇尾(西明寺)」「栂尾(高山寺)」と、三つの「お」が連なる京都の隠れ里「三尾(さんび)」。ゲンジボタルや納涼川床が楽しめる清滝川に沿って遊歩道が伸び、秋には絶景の紅葉を見ながらハイキングができます。行楽シーズンは混雑する京都ですが、嵐山や嵯峨野ほど観光客でごった返すことがなく、京の静けさが漂う穴場スポット。「普通の京都旅行はもの足りない」という方におすすめの旅をご案内します。
京都の隠れ里 「三尾」をめぐるハイキング!出発は清滝から
京都市左京区・愛宕山(あたごやま)のふもとにある集落が「清滝」。山頂の愛宕神社への登山道口にもなっています。清滝へは、京都バス「清滝」で下車。京都駅前から「嵐山・清滝」行きや、三条京阪・四条河原町からも清滝行きの京都バスが出ています。京都観光で人気の嵐山・嵯峨野よりも奥、清滝トンネルを抜けた場所にあるのが清滝。京都の隠れ里 「三尾」をめぐるハイキングはここから始めましょう。
JR京都駅から約1時間で、清滝バス停に到着。清滝トンネルを抜けると、それまでの家屋が密集した風景から一変し、のどかな山間の集落に驚かれることでしょう。バス停から数分歩いたところにあるのが「渡猿橋(とえんきょう)」。清滝川に架かる鮮やかな朱色の橋です。この橋を越えると、写真の愛宕山への登山道が見えてきますが、今回は清滝川に沿って右側へと進みましょう。
絶景のハイキングコース!錦雲渓&金鈴峡
「清滝」から、清滝川に沿って上流の「高雄(神護寺)」まで約3キロの渓谷が『錦雲渓(きんうんけい)』と呼ばれる絶景のハイキングコース。アップダウンが少なく、歩きやすい道ですが、岩肌が露出して滑りやすい道もあり、ウォーキングシューズは必要です。川原に沿って遊歩道が伸びているところが多く、心地よい水音や透明感あふれる清流を身近に感じることができ、空気がとても瑞々しい。
清滝川は、ゲンジボタルなど天然記念物の生息地。豊かな自然にはぐくまれた清流は、秋には燃えるような色鮮やかな紅葉が美しい。春は桜、夏は蛍と、四季を通じて楽しむことができます。秋の行楽シーズンはどこも大混雑する京都で、比較的に観光客の少ない穴場の紅葉スポット。より静けさを楽しみたい方は、「清滝」から下流の「落合」まで続く『金鈴峡(きんれいきょう)』のハイキングコースがおすすめです。
紅葉で彩られた楼門!高尾山の「神護寺」
京都の山間に流れる清流の美しさ、静けさ。京都で人気の祇園や嵐山界隈、清水寺、金閣寺といった有名スポットとは異なる独自の風情があり、『錦雲渓』のハイキングコースは京都の意外な魅力を感じることができます。「高雄」に到着すると、急ににぎやかになり、川沿いには多くの旅館や料亭が。京都の奥座敷といった風情が漂い、春は山菜、夏はアユ、秋はマツタケと、旬の山里料理を川床で堪能することができ、このあたりでランチをするのがおすすめ。
高尾山の中腹にある「神護寺(じんごじ)」へは、自然石で組まれた急な階段を登る必要があり、一気に登ればちょっとキツイかも。紅葉で彩られた風情のある楼門(写真)をくぐると、数々の寺宝があり、たいへん奥ゆかしい寺院。弘法大師・空海が真言宗発祥のお寺として建てられたもので、国宝の薬師如来像は必見です。神護寺から眼下に眺める『錦雲渓』の眺めは絶景。境内の紅葉や新緑と、清滝川の美しい景色が重なり、たいへん素晴らしい。
紅葉で彩られた楼門!高尾山の「神護寺」
「神護寺」を拝観したら、次は槇尾(まきお)山にある「西明寺(さいみょうじ)」へ。これが「三尾めぐり」と呼ばれるお寺めぐりのこと。写真は、「西明寺」の手前にある指月橋(しげつきょう)。紅葉の時期は、清滝川を覆いつくすカエデがひと際美しく、かなり絵になるスポット。朱塗りの指月橋を渡ると、拝観受付があり、ゆるやかな参道の坂道を登っていくと、紅葉に飾られた山門にたどり着きます。
「西明寺」は赤いカエデで一色。苔むした石灯篭が色鮮やかな紅葉をいっそう引き立て、黄色から赤へ移り変わる紅葉のグラデーションや、苔庭に落ちた散紅葉も実に見事です。本堂の前には、“槇尾”の名前の由来となった槙(まき)の大木が。本尊の釈迦如来立像は国の重要文化財で、これも必見です。
正方形の石敷きが美しい!栂尾山の「高山寺」
「三尾めぐり」の最後となるのが、こちらの栂尾(とがのお)山にある「高山寺」。三尾の里で、最も奥深い地にある寺で、古くから山岳修行の聖地。敷地内そのものが国の史跡に指定されています。“日本最古の茶園”があるほか、著名な鳥獣人物戯画(動物を擬人化した絵画)などの多くの貴重な文化財(多くは国立博物館に寄託)があり、世界文化遺産に登録。風情漂う石水院では、「鳥獣人物戯画」の模写を見ることができます。
高い木立に囲まれた表参道は、見どころの一つ。柔らかな明るい光がこぼれ、ひっそり静かなカエデに覆われ、17枚の正方形の石敷きが美しい。「高山寺」の敷地はかなり広大で、金堂や開山堂といった古刹がぽつぽつと建ち並び、森閑とした空間を味わうところ。同じ世界遺産の「金閣寺」や「清水寺」と比べて、華やかさではなく、修験者の聖地らしい“深さ”を楽しむお寺です。
おわりに
出発点の京都バス「清滝」から、最後にご紹介した高山寺前にある「栂ノ尾バス停」まで約5.5キロ。約2時間30分のハイキングコースです。清滝周辺は道が狭く、駐車場も狭いので、行楽シーズンはバスを利用されると良いでしょう。
帰りの「栂ノ尾バス停」は本数が少ないで、バスの方は余裕をもってハイキングをお楽しみください。「錦雲渓ハイキングコース」と、「三尾めぐりコース」の二つに分けて楽しむのもおすすめ。騒がしい京都の市街地とは違った、静寂な時間がゆっくりと流れています。
なお、嵐山・嵯峨野エリアの見どころについては別途、記事にまとめていますので、ご興味のある方は関連MEMOからのぞいてみて下さい。 

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清滝
place
京都府京都市右京区嵯峨清滝
no image
神護寺
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4.5

187件の口コミ
place
京都府京都市右京区梅ケ畑高雄町5
phone
0758611769
opening-hour
9:00-16:00
西明寺
rating

4.0

53件の口コミ
place
京都府京都市右京区梅ケ畑槇尾町1
phone
0758611770
opening-hour
9:00-17:00
栂尾山 高山寺
rating

4.0

110件の口コミ
place
京都府京都市右京区梅ヶ畑栂尾町8
phone
0758614204
opening-hour
8:30-17:00
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