神秘と沈黙の空間!函館「トラピスト修道院」「トラピスチヌ修道院」


2016.03.27

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函館市郊外にある「トラピスチヌ修道院」と、函館市に隣接する北斗市にある「トラピスト修道院」は、キリストの弟子として、一般社会から身を引き「祈りながら働き、働きながら祈る」という毎日を送る修道士が暮しています。修道士が沈黙の空間の中で絶え間なく祈り、すべての人のために神の恵みがあることを願い続ける「当別トラピスト修道院」と「天使の聖母トラピスチヌ修道院」を紹介します。
沈黙の空間がローマの道から始まる「トラピスト修道院」
「当別トラピスト修道院」は北海道函館市のとなり北斗市にあり、JR北海道江差線の「渡島当別(おしまとうべつ)」駅から徒歩20分、函館江差自動車道の北斗茂辺地(ほくともへじ)ICから約10分で到着します。修道院に続くおよそ800mのポプラ並木は「ローマへの道」と呼ばれ、行き着く先に見える修道院から厳粛な空気が漂っているのを感じます。
ポプラ並木を抜けると、右手の駐車場敷地内に小さな売店が建っていて、自給自足で生活する修道士が祈りながら作った、トラピストクッキーやトラピストバターが販売されています。地方発送も受け付けてもらえるので、トラピスト修道院のお土産にいかがでしょうか。
一般人の進入を拒む固く閉ざされた門
修道院は一般人をかたくなに拒むように、固く閉ざされた門と高い塀に囲まれています。修道士は外界との接触を絶ち、神秘に満ちた沈黙の場所で毎日神に祈りを捧げ、自給自足のために働く「祈り、働け」の生活を送っています。
事前に往復はがきで予約すれば、この閉ざされた門の奥にある修道院内部を見学することができます。ただし女人禁制なので男性のみの見学となりますが、事前に予約して修道院内部の厳粛な空気に触れてみてはいかがでしょうか。
門の左側には小さな資料室があり、修道士の生活などが紹介されています。修道院の周囲にはルルドの洞窟などいくつかの見所もあり、こちらは男女の区別なく自由に見学できます。途中「ヒグマに注意」の立て札もあるので季節によっては注意が必要です。
聖像が迎える「天使の聖母トラピスチヌ修道院」
「天使の聖母トラピスチヌ修道院」は函館市郊外の小高い丘の上に建ち、車を利用した場合、函館空港から約5分、JR函館駅からは約25分で到着します。ここは日本最初の女子修道院で、修道院内に立ることはできませんが、前庭は一般開放されています。前庭で最初に出迎えてくれるのがフランスから送られた「大天使聖ミカエル像」です。ミカエル像の後方に立っている「聖母マリア像」の大きく手を広げてすべての来訪者を優しく迎えてくれる表情は、見るものに安らぎを与えてくれます。
庭には売店と併設された資料室があり、修道院内の生活などが紹介されています。修道女が生計を立てるために製造販売している、マダレナ(マドレーヌ)ケーキやバター飴は人気があり、特にマダレナは絹のような生地で仕上がったやさしいお菓子でおススメです。レシートには「しあわせをおいのりいたします」と書かれていて、修道院の暖かく優しい心遣いを感じ、幸せな気分になります。
聖像が迎える「天使の聖母トラピスチヌ修道院」
「天使の聖母トラピスチヌ修道院」は、風見鶏の塔や煉瓦造りの外壁が印象的な建物です。館内の見学は出来ませんが、庭から見える円形の聖堂の周囲は「聖なる祈りの場」として、神聖な空気が漂っているように感じます。
「祈り、働き、聖なる読書」を日課に共同生活を送る修道女の1日は午前3時半からはじまり、19時45分の就寝までに7回の祈りが行なわれます。1日に3度鳴る「お告げの鐘」の時には、修道女はどこにいても立ち止まり、「お告げの祈り」を捧げ、沈黙の中で祈りを捧げる修道院の中を想像すると、厳かで神秘的な空気に包まれるように感じます。
おわりに
いかがでしたか、「当別トラピスト修道院」と「天使の聖母トラピスチヌ修道院」。修道士は一般社会との交流を絶ち、厳格な戒律のもと、容易にまねることが出来ない、祈りと労働を中心とした自給自足の生活を送っています。
「当別トラピスト修道院」は函館市内から離れていますが、車を利用すれば3時間程度で「天使の聖母トラピスチヌ修道院」と合わせて見学することが出来ます。
修道院を訪れて神秘に満ちた沈黙の空間を体感し、日ごろの生活を振り返ってみてはいかがでしょうか。 

天使の聖母 トラピスチヌ修道院
place
北海道函館市上湯川町346
phone
0138573331
opening-hour
[夏(4/21-10/31)]8:00-17:00[…
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