まさに御用邸「賓日館」で皇室方の旅を追体験!三重県伊勢市


2016.01.18

LINEトラベルjp 旅行ガイド

夫婦岩で有名な伊勢二見。伊勢神宮に近いため皇族方の来臨もあり、その宿泊所となったのが賓日館。現在は国指定重要文化財・賓日館として公開されています。皇族方の旅の疲れを癒した品格のある佇まい。館内からは名勝・二見浦が見え、波の音も聞こえます。
賓日館を起点に夫婦岩、伊勢神宮とめぐれば、皇室方の旅の追体験ができることでしょう。あなたも、皇族方が耳を傾けた波の音を聞いてみませんか!
天皇陛下の母君に供されたロケーション
賓日館(ひんじつかん)は、二見賓日館(ふたみひんじつかん)とも呼ばれますが明治20年に竣工した建物です。二見は伊勢神宮に近く、二見浦は風光明媚な観光地として知られていましたが、賓日館は、ここを訪れる観光客のために建てられたものではありません。
夫婦岩で有名な二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)へ歩いて数分。国の名勝にも指定されている二見浦の海岸が館前に広がるロケーション。賓日館が、明治天皇の母であられる英照皇太后のご宿泊にあわせて建設されたと聞けば、この絶好の シチュエーションが供されたのも頷けるでしょう。
伊勢の御用邸の役割をはたした賓日館
その後、明治末期から大正初期、昭和初期の2回の大増改築を重ね、現在の状態となりました。明治24年にはご幼少時の大正天皇が、避暑や療養で滞在されたのをはじめ、歴代の皇族方が数多く宿泊され、近年では秋篠宮さまの御滞在が記憶に新しいところです。
皇室方が地方で御滞在される場合、その土地で一番大きな旅館やホテルとなることが多いようですが、二見は伊勢神宮に近いため、皇族方の来臨も多く、賓日館はその役割から、神宮の崇敬団体・神苑会によって建設され、旅館であって旅館ではない、まさしく伊勢の御用邸だったのが賓日館です。
多彩な催しを通して日本の伝統建築の粋をみる
賓日館はのちに、隣接する政府登録国際観光ホテルである二見館払い下げられ、二見館の別館として、要人の宿泊所として営業をしていましたが、1999年(平成11年)二見館の休業に伴い賓日館もその役割を終えました。2003年(平成15年)に賓日館が二見町(現・伊勢市)に寄贈されたのを機に、資料館として一般に公開されることになりました。ちなみに2010年(平成22年)には国の重要文化財に指定されています。
館内の一室には、資料室が設けられていますが、皇族方の宿泊施設として、品格のある佇まいを尊重するため、解説は少なめです。庭園もみごとな造りとなっていますが、庭園内に案内のパネルを立てれば、景観が阻害されかねませんので、それも控えられています。
案内が少ないため、専門知識がないと楽しめないのでは?というのは杞憂です。
賓日館は年間を通して、多彩なイベントがあります。「ひなまつり」の時期には、館内に御殿雛をはじめとして、いろいろな雛人形が展示され、来館者の目を楽しませてくれます。お雛さまの表情だけでなく、七段飾りが余裕をもって、ずらりと並ぶ館内をみて、その広さを実感することもでき、加えて、皇族方の旅を癒した館内の佇まいを見る、というのはいかがでしょう。
多彩な催しを通して日本の伝統建築の粋をみる
まとめ・皇室方の旅に近づこう
「おひなさま」の時期をはずしても、賓日館では、寄席、演奏会、マジックショーのイベントのほか、美術・工芸品の展示など美術館的な催しもあり、賓日館(建築)+催しというスタイルでの見学が可能です。こまめにHPと公式ブログを確認してください。
なにより賓日館を中心に、伊勢神宮へ参拝し、夫婦岩などを巡れば、まさしく皇室方の旅の追体験。あたなの旅が一段とグレードアップするかもしれません。
※賓日館は二見賓日館と表記される場合もあります。詳細については、本文下「MEMO」からご確認ください。
 

賓日館
rating

4.5

61件の口コミ
place
三重県伊勢市二見町茶屋566-2
phone
0596432003
opening-hour
9:00-17:00(最終入館16:30)

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