【京都】長岡京市屈指の紅葉名所、新緑の青もみじも爽やかです「長岡京 光明寺」


2024.05.14

Kyotopi

紅葉名所として人気の光明寺。新緑が芽吹き出した頃に訪れました。(4月末に撮影)新緑に癒されます京都市に隣接する長岡京市にある光明寺。始まりは、熊谷次郎直実が法然の弟子となって、念仏三昧の草案を建立したと伝わります。法然の石棺からまばゆい光明が発せられたことから、光明寺と名付けられました。
紅葉名所として広く知られていますが、新緑シーズンも素敵です。散策したので、境内の様子を紹介します。新緑がまばゆいもみじ参道境内には「もみじ参道」があります。およそ200mの間に、約250本のもみじが植わっていて、美しい紅葉を見ながら散策出来ます。もみじ参道の歴史は古く、嘉禄7年(1854)に整備されたそうです。樹齢が長そうな木が多く、参道に覆いかぶさるような、立派な紅葉が多い印象です。もみじ参道の中間に、薬医門があります。歴史は古く、天保年間(1830-1844)に建てられたそうです。
寺院幕には杏葉紋(ギョヨウモン)が描かれており、浄土系の寺院では広く用いられているそうです。
この幕がある時の風景が見たくて、この時期にやって来ました。毎年春は、4月25日頃迄寺幕が掛けてある印象です。生まれたての紅葉は、黄味を帯びた緑で、新鮮さを感じます。見ていると爽やかで、深呼吸したくなります。境内の様子総門から入山し、女人坂(念仏石坂)を登ります。緩やかですが、階段になっていて、ゆったりと登れます。御影堂を仰ぎつつ、女性やお年寄りでも、登りやすいように造られているそうです。本堂まで向かう参道にも、たくさんの紅葉が植わっていて、目に優しく心が浄化されるような気持ちになりました。本堂の御影堂は、1754年に建立、応仁の乱をはじめ、幾度も火災に見舞われました。威風堂々とした御影堂は、京都の浄土宗寺院本堂としては最大級であり、長岡京市では最大の木造建築だそうです。4月25日頃に御忌が行われる時期に、寺幕が掲げられています。1799年(寛政11年)に再建された阿弥陀堂です。安置されている阿弥陀如来立像は、恵心作と伝わります。秋の紅葉特別公開の時は、花手水として飾られていましたが、新緑の時期は、水面に映る緑が美しかったです。本堂の近くでシャガがたくさん咲いていました。自然豊かな境内です。勅使門は唐門とも呼ばれ、1860年に建造、平成30年に修復されました。勅使門に隣接する釈迦堂にある庭園、信楽庭(しんぎょうてい)は、秋の特別入山時のみ公開されています。昨秋の信楽庭です。昭和36年に造園された比較的新しい庭園です。信楽庭の信は信じる、楽は願うを表していて、信じ願えば必ず救われるという意味が込められています。阿弥陀仏の事を説明している、無量寿経の一説より引用されているそうです。時折来られる参拝客や、業者の方を見かける位で、境内は静寂に包まれていました。今回は長岡京市光明寺のもみじ参道を中心に紹介しました。秋に比べると、比較的ゆっくりと散策出来ました。近くへ行かれた際には、立ち寄られてはいかがでしょうか?スポット情報名称:西山浄土宗 総本山 光明寺
住所:長岡京市粟生西条内26-1
電話番号:075-955-0002
アクセス:阪急バス「旭ヶ丘ホーム前」下車徒歩約5分
関連ページ:http://www.komyo-ji.or.jp/
 

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西山浄土宗 総本山 光明寺
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4.5

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京都府長岡京市粟生西条ノ内26-1
phone
0759550002
opening-hour
9:00-16:00
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