日本一ウマい親子丼かも!? 名古屋『鶏三和』の「名古屋コーチン親子丼」が超絶美味しいワケ


2024.01.09

食楽web

食楽web●三和の純鶏名古屋コーチンをはじめ名産鶏を扱うメーカー『さんわグループ』。同社が展開する飲食店『鶏三和』の「名古屋コーチン親子丼」を実食しレビュー 名古屋に滞在した際、サカエチカを歩いていたところ、ふと目に入った『鶏三和』という店。その名の通り「鶏推し」のブランドで、店頭には唐揚、手羽などがズラリ並び販売されていました。さらによく見ると、店の奥には飲食スペースもあり、親子丼、鶏かつ丼、唐揚定食、鶏南蛮定食などがいただける様子。お店の衛生的な様子と、美味しそうなメニューにそそられ、入ってみることにしました。『鶏三和』サカエチカ店 いくつかあるメニューのうち、最も美味しそうに映ったのが「親子丼」。今回はこれをいただきたいと思います。黄色というより「黄金」にも見える親子丼「名古屋コーチン親子丼」1080円(※価格は全て税込)『鶏三和 サカエチカ店』の親子丼は2種類があり、一つは「香菜美水鶏親子丼」(860円)、そしてもう一つが「名古屋コーチン親子丼」(1080円)です。いずれも高級料亭でも採用されているハイレベルなブランド鶏を使用しているわけですが、お手頃な価格設定が嬉しいところです。「どちらにすべきか」悩んだ末、「せっかく名古屋にいるわけだし!」と「名古屋コーチン親子丼」のほうをチョイス。先払いを済ませ、奥の飲食スペースでいただくことにしました。 オーダーから数分で、着丼。黄色というよりは「黄金」のように輝く卵に絡められた名古屋コーチンがまばゆく輝き、食指がそそられます。そして鶏出汁のコラーゲンスープからも良い香りが漂ってきます。さっそくいただくことにしました。繊細な旨みが広がる鶏肉と、スイーツ的にも感じる卵の味わい鶏と卵の繊細な旨みに加え、丁寧に調理されていることがよくわかります まず、親子丼のアタマとなる名古屋コーチンの卵とじですが、鶏肉はプリッとした弾力で、噛み締めると、繊細な旨みが口いっぱいに広がります。上品な味わいですが、それでいてコクも十分。かなり美味しい鶏肉です。卵もほんのり甘く、優しく包んでくれる印象でくどさはいっさいなく、どことなくスイーツ的な味わいです。 高品質の鶏肉と卵双方の火入れ加減や味付けも素晴らしく「なんだこれは!」と驚愕するほどの感動を覚えました。オーバーではなく、これまでに食べてきた親子丼の中では一番の美味しさで、「鶏肉って、こんなに美味しかったっけ?」と自問自答するほどの味わいでした。コラーゲンスープも滋味深く優しい味わいです 絶品すぎる親子丼に合わせていただくコラーゲンスープも優しい味わい。中には鶏のつくねも入っていて、別添えの梅干しと合わせて、良い塩梅のサブ的役割を果たしてくれていました。この味わいが千円ちょっとでいただけるとは、信じられないと思うほどでした。七味をかけると、さらに際立つ旨みと甘味後半で七味をかけていただくのもまた美味! この親子丼には、八幡屋磯五郎の七味唐辛子も添えられており、後半は、これをかけていただきました。辛味が加わることで、親子丼の旨みや甘味が際立ち、これはこれで美味でした。ハイレベルな素材と、繊細な調理設計を感じる「名古屋コーチン親子丼」に驚くばかりの筆者でした。運営元の『さんわ』は超老舗メーカーだった! 実食から数日経過しても、『鶏三和』の「名古屋コーチン親子丼」の味わいが忘れられず、改めて『鶏三和』を調べてみると、母体となるメーカー『さんわグループ』は明治時代に名古屋を拠点に開業したメーカーで、今から90年前の1933年には、名古屋コーチンをはじめとする鶏を育成し、「東洋一」という農場を建設。以来、鶏にこだわり精肉、惣菜、飲食などを展開する、その筋ではよく名を知られたブランドであることがわかりました。 不勉強でしたが、思い切って本社に「どうしてあの価格で、あの味が出せるのか?」と取材を申し込み、担当者から回答を得ることができました。「『名古屋コーチン親子丼』は、『鶏三和』の看板商品です。名古屋コーチンの歯ごたえと旨みをお楽しみいただけるもので、『さんわ』独自の『かえし』と出汁を開発するため、長きに渡り試行錯誤を繰り返した結果、現在のものに辿り着いております。さらに『名古屋コーチン鶏がらスープ』を加え味の深みを一層高める事に成功しております。当社の親子丼の人気の秘訣と自信を持ってお伝えるできる点です。『進化する老舗』として、今後もブラッシュアップを継続して参ります」(担当者) 国内は仙台~九州まで飲食店舗を展開しており、「鶏三和」以外にも「伊藤和四五郎商店」「尾張さんわ屋」「ごち惣さん」など様々なブランドを展開。『鶏三和』と同じ味を楽しめるようです。「『さんわグループ』では飲食店以外に惣菜店、精肉店などを全国展開しており、百貨店の地下食品売り場やオンラインなどでも商品をご購入いただけます。ぜひこういったところでもご利用いただき、『名古屋コーチン』はもちろん、さまざまな鶏の『本来の旨味』を味わっていただければ幸いです」(担当者)まとめ:『鶏三和』の親子丼が絶品すぎる理由は、老舗の『さんわ』が長年培ってきた鶏肉の知見と挑戦によるものだった! なかなかストイックな回答でしたが、惣菜店では「三和の純鶏名古屋コーチン入りつくね」、精肉店では「西京焼き(もも)」「ゆず塩ステーキ(もも)」、そしてオンラインでは「三和の純鶏名古屋コーチン・焼鳥串・親子丼詰合せ」などに人気があるとも教えてくれました。 とにかく、一度口にしただけで忘れられなくなる親子丼というのは『鶏三和』が初めてでした。お近くに飲食店がある方はぜひ食べに行ってみてください。また、お近くに飲食店がない場合は、前述の『さんわ』の惣菜店、精肉店、オンラインなどを利用してみると良いと思います。「鶏肉」の概念が変わるほどの美味しさを楽しめることウケアイです。(取材・文◎松田義人)●SHOP INFO店名:鶏三和 サカエチカ店住:愛知県名古屋市中区栄3-4-6TEL:052-253-6700営:10:00~21:00休:不定休https://www.sanwa-grp.co.jp/ 

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鶏三和 サカエチカ店
rating

3.5

3件の口コミ
place
愛知県名古屋市中区栄3-4-6先 サカエチカ内
phone
0522536700
opening-hour
サカエチカに準じる
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