注目施設WOW! ポルトガル旅行で絶対食べたい&ハズさない最旬「名物グルメ」6選


2023.07.01

食楽web

食楽web●おすすめな海外旅行先の絶品グルメを紹介。日本ではまだ知名度はそこまでないですが、行ったら必ず好きになると話題の国ポルトガル・ポルト編 アフターコロナで海外旅行の需要が高まっています。ハワイや韓国、台湾などの定番の旅先も良いですが、久しぶりの海外、せっかくなら思い切り異国情緒を感じたいですよね。そこで、おすすめの旅行先の一つが、一年を通して温暖な気候で日本人の舌にも馴染みやすい料理が多い美食の宝庫・ポルトガルです。 今回は、ポルトガル旅行で人気急上昇中の第二の都市・ポルトで食べるべき「ポルトガル料理」とともに、最新情報(2023年6月時点)もご紹介します!絵本の世界のような美しい街並みと、豊かな食文化が魅力のポルトドウロ川の南側のヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアから北側の歴史地区を望む ポルトガルの首都リスボンより北に位置する第二の都市で、歴史地区全体が世界遺産に登録されているポルト。1000年以上の歴史を誇るこの街は、ドウロ川の北側の傾斜に赤い屋根の家々が並び、その美しい景観は映画『魔女の宅急便』のモデルになったとも言われています。ドウロ川の上流にあるドウロバレーはワイン用ブドウの産地 ドウロ川を挟んで南側は、ポートワインをはじめとしたドウロワイナリーのエリア。大西洋も近く海産物も豊富で、大航海時代にさまざまな文化を受け入れてきたポルトガルならではの豊かな食文化が根付いています。味付けも食材の味わいを引き出すシンプルなものやヨーロッパでは珍しく魚介料理が多く、日本人の舌に合う料理が豊富に揃うのもこの地の魅力です。 今回はポルトガルの食文化を丸ごと体感できる最新複合施設『WOWポルトカルチャーディストリクト(WOW The Cultural District、以下WOW)』にあるレストランから、ポルトガルの名物料理をピックアップしてご紹介します。ポルトガル流のクロックムッシュ「フランセジーニャ」『T&C』にはキノコや大豆ミートを使ったベジタリアン用のフランセジーニャもある ポルト名物のB級グルメの一つとしてまず有名なのが、薄切りステーキやハム、ベーコンやソーセージなどを食パンで挟み、チーズをのせて焼き、トマトソースをかけた「フランセジーニャ」という料理。ポルトガル語で「フランスの女の子」という意味で、フランスへ移民したポルトガル人がクロックムッシュに着想を得て、ピリ辛のソースをフランス女性に例えたことが由来と言われています。大抵のお店ではフライドポテトも添えられます。 ポルトガル料理のレストラン『T&C』の「フランセジーニャ」は、ランプステーキに一般的なソーセージに加え、オリーブの入ったリングイッサスモークソーセージ入りで、目玉焼きもトッピングされています。ソースは一般的なトマトベースですが、隠し味にポートワインとスパイスが入っており、ポルトの魅力満載です。クロックムッシュよりも肉の存在感が大きく、チーズのクリーミーさと半熟の目玉焼きのまろやかさが後を引きます。日本人にはかなりボリューミーなので、お腹を空かせておくのが◎。ビールとの相性抜群な豚肉のサンドウィッチ「ビファナ」ポルトの街にはビファナをメインで扱う軽食屋もある ポルトガル人のソウルフードとして親しまれているのが、「ビファナ」と呼ばれる豚肉のサンドウィッチです。カルカッサというパンに甘辛く煮た薄切りの豚肉を挟んだファストフードで、カフェの軽食メニューとしてポルトガル中で味わうことができます。 値段も街中のカジュアルなカフェなら2~5ユーロ程度とリーズナブル。小腹が空いた時の軽食としておすすめです。『T&C』の「ビファナ」は一つが手のひらサイズと食べやすい大きさで、ジューシーな薄切り豚肉が甘辛く、またその肉汁が染み込んだパンも食欲をそそります。ポルトガルでシェア40%を誇るビールの「SUPER BOCK」はノンアルもある「ビファナ」はワインよりもポルトガル北部で親しまれている爽快なラガービール「SUPER BOCK(スーパーボック)」を合わせたくなる味わいです。お酒と合わせたい“おつまみ系コロッケ”「バカリャウ(干しダラ)」バカリャウのコロッケは半月型が多い ポルトガルの国民食といえば、「バカリャウ」と呼ばれる塩漬けにした干しダラです。元々は大航海時代に不足しがちなタンパク質を食べられるようにと保存食として発明されましたが、いまでは年中ポルトガルの人々に愛される食材となりました。水で戻してからコロッケにしたり、煮込み料理にしたり、オーブンで焼いたり、茹でたりと使い方はさまざまです。 中でもバカリャウのコロッケ「パシュテイシュ・デ・バカリャウ」は定番で、惣菜屋さんで購入して食べたり、レストランで前菜として食べることができます。干すことで身が引き締まり、うま味が凝縮された『T&C』の「バカリャウ」のコロッケは、ホロホロと解ける繊維質の中に潜むタラの骨の食感や、魚の皮や臓物由来のほのかな苦味がホクホクのジャガイモとベストマッチ。衣にはハーブが混ぜ込まれており、ガーリックマヨネーズをお好みでつけていただくのもおすすめ。白ワインやヴィーニョ・ヴェルデ(ポルトガルのグリーンワイン)を合わせたくなる、おつまみ系コロッケです。海に囲まれたポルトガルは新鮮な魚介の宝庫「海鮮料理」ポルトガル料理は全体的に量が多いのでシェアして楽しみたい 海に面したポルトガルは海鮮料理も名物です。例えば南部のアルガルヴェ地方には「カタプラーナ」と呼ばれる郷土料理があります。これは「カタプラーナ」という銅で出来た蓋付きの円盤型の鍋で白身魚や貝類、肉や野菜を蒸し煮にした料理です。 ポルトガルの魚介料理が味わえる「Golden Catch」の「カタプラーナ」は、その日獲れた魚にムール貝、海老、コリアンダーがたっぷり入った一品になっています。魚介の旨みが存分に溶け出たスープは、ブイヤベースのよう。シンプルに弱火で蒸し煮にした料理なので、素材本来の味わいが引き出された、ヘルシーな一品です。タコだけでなく牡蠣もポルト名物 また、海に囲まれたポルトガルではタコも名物。食感がやわらかいポルトガルのタコはカルパッチョやソテー、グリル、炊き込みごはんなどで親しまれています。修道院発祥の国民的スイーツ「パステル・デ・ナタ(エッグタルト)」子どもから大人までポルトガル人に愛される国民的スイーツ ポルトガル名物のスイーツと言えば、「パステル・デ・ナタ(略してナタ)」と呼ばれるエッグタルトです。首都・リスボンのベレン地区にある「ジェロニモス修道院」で発祥したスイーツですが、ポルトガル全土で味わうことができます。焼き立てのナタにシナモンパウダーをかけて、エスプレッソとともにいただくのがポルトガル流です。ナタのほか、ポートワインを使ったケーキなども味わえる『Suspiro』『Suspiro』のナタは、バターの香りが豊かなサクサクのパイ生地に、クリーミーなカスタードクリーム、そしてクリームの表面がクレームブリュレのようにカリカリと香ばしく焼き上がっています。ちなみにエスプレッソは、リスボンではビッカ、ポルトではシンバリーノという名で親しまれているので、オーダーの時に参考にしてみてください。その土地ならではのお酒なら「ポートワイン」と「ヴィーニョ・ヴェルデ」ポルトガル最古の家族経営のポートワイナリー『TAYLOR’S』などが有名 ポルトガル名産のお酒といえば、ポルトガルのドウロ地方で造られている「ポルトガルの宝石」の異名を持つポートワインがまず挙げられるでしょう。ポートワインは三大酒精強化ワインの一つで、発酵途中にアルコール度の高いブランデーを加え、酵母の働きを止めて造る甘口のワインです。長期間の輸送にも耐えうるワインとして重宝されてきました。白いポートワインは食前、赤いポートワインは食後酒として飲まれています。ロウレイロというブドウ品種で造られた「ヴィーニョ・ヴェルデ」 もう一つポルトガルに来たなら飲みたいのが、グリーンワインとも呼ばれる「ヴィーニョ・ヴェルデ」。ヴィーニョはポルトガル語でワイン、ヴェルデは緑やフレッシュという意味です。スペインと国境を接するポルトガル北部のミーニョ地方で、完熟1~2ヵ月前のブドウを使って造られる厳しい基準を満たしたワインを、「ヴィーニョ・ヴェルデ」と呼びます。一般的なワインよりもアルコール度数が低く、微発泡ワインで、ブランチにも合う爽快な味わいが魅力です。ポルトガルの食文化を丸ごと体感できる複合施設『WOW』がアツい!ドウロ川と対岸の歴史地区を見渡せる『WOW』 ご紹介してきた料理やドリンクは街中のお店で味わうことができますが、短い滞在時間でサクッとレベルの高いポルトガルの名物料理とトレンドグルメ、カルチャーを体感したいなら複合文化アトラクション施設『WOW』を訪れるのがオススメです。コロナ禍の2020年8月、ポルトのポートワイン歴史地区にオープンした、数百年の歴史を誇るポートワイン貯蔵庫を修復して作られた施設です。ロゼワインのカルチャーに触れながら5種類のロゼワインを飲み歩くミュージアム「Pink Palace」 施設内にはご紹介した『T&C』や『Golden Catch』やミシュランスターシェフ監修の『MIRA MIRA』など12のレストラン、バー、カフェ、ワインスクール、「The Wine Experience」「Planet Cork」「Porto Region Across the Ages」「The Chocolate Story」など7つのミュージアム、ショップ、展示スペース、イベントスペースなどを完備。トラディショナルなポルトガル料理から、ポルトのいまを体感できる革新的な料理、そしてポルトガル全土のワインを心ゆくまで堪能できる、食を楽しむ大人のためのユートピア的スポットです。調査結果 ポルトガルのポルトには酒好きな大人のための料理やレストラン、それを楽しむ工夫が随所に散りばめられた最高の施設がありました。初夏から秋にかけて観光のベストシーズンを迎えるので、長期休暇の旅先に持ってこいです。(取材・文◎中森りほ)●DATA「WOW」住:Rua do Choupelo 39, 4400-088 Vila Nova de Gaia, PortugalTEL: +351 220 121 200https://wow.pt/pt/ 

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ダイビングショップワオ(WOW)
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福岡県福岡市中央区桜坂3丁目11-46
phone
0924065581
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