ここが小倉アイスの発祥店! 湯島『甘味処 みつばち』の「元祖 小倉アイス」がおもたせに最高なワケ


2023.06.11

食楽web

食楽web●冷たいおもたせが喜ばれる季節。他とは一味違う、老舗の『甘味処 みつばち』で伝統的な「元祖 小倉アイス」をお持ち帰りしてみた。 友人から渡された箱にかかる包装紙に、『みつばち』の文字。「なんだろう?」と箱を開ければ、パリパリの最中に包まれた「元祖 小倉アイス」が出てきました。溶けやすくお土産に向いていないイメージのアイスを、まさかいただけるなんて……と驚き。一口味わえばシンプルな昔ながらの味わいで、とてもおいしくて。 気付けば、巷にあふれる他の小倉アイスを食べていても『みつばち』の「元祖 小倉アイス」が恋しくなってしまうほどにハマりました。著名人にも贔屓にされている、そんな湯島の名物をご紹介しましょう。100年の歴史ある老舗『みつばち』の名物「元祖 小倉アイス」湯島本店 みつばちは明治42年、氷業からはじまりました。創業者の嶋田夫妻が、売れ残りの小豆をアイスクリーム桶に入れておいたら固まっており、食べたらおいしかったのだそう。そこから生まれたのが「元祖 小倉アイス」です。 最初は「嶋田屋」という店名で営業していましたが、花に群がるみつばちを見て「お客様が“みつばち”のように集まって欲しい」と今の店の名になったそうです。食べやすいように最中に挟んで提供「元祖 小倉アイス」を注文をすると、その場で最中に挟んでアイス最中のようにしてくれます。お持ち帰りはもちろん、湯島は御徒町や上野からも徒歩圏内のため、観光途中の食べ歩きにもおすすめです。また、甘味処の喫茶スペースであんみつや氷とともに、座ってゆっくり味わうこともできますよ。「元祖 小倉アイス」は3個、5個、6個詰めあり。ドライアイスは別途200円 持ち帰りの注文すると、発泡スチロールの箱に詰め、持ち帰り時間に合わせてドライアイスを入れてくれます。帰宅までの1時間、電車で膝に乗せたり、炎天下に持ち歩いたりしましたが一切溶けていませんでした。北海道大納言あずきを使用した「元祖 小倉アイス」240円(税込) 最中でサンドされていることで片手で持っても食べやすく、手を汚さずにいただける気軽さがありがたいですね。すぐに食べれば、最中のサクサク感とやわらかなアイスと食感の違いを楽しめます。時間が経つとアイスの水分を吸って柔らかくなりますが、ふにゃっとなった最中もまた良き。香ばしさはそのまま、小倉アイスの良いアクセントとなっています。 小倉アイスは甘さはありつつ、さらりとしています。乳脂肪分0%で、後味はすっきり。シャーベットのようなシャリっとした食感もあります。気づいたらあっという間になくなってしまいました。コクがあるのにさっぱり!「黒ごま」もハズせない「黒ごま」300円 ショーケースには「元祖 小倉アイス」以外にも、和洋折衷な10種類以上のフレーバーがあり、どれにしようか迷ってしまうほど。 人気フレーバーを尋ねたらどれもおすすめとのことで、悩みに悩んで「黒ごま」を選んでみたら大正解でした。シャーベットとアイスクリームの間のような食感で、黒ごまのコクがあるのにシンプルな味で、あとから砂糖の優しい甘さが追いかけてきます。まとめ「元祖 小倉アイス」は、暑くなり冷たいものが欲しくなる時期に嬉しいおもたせ。100年前に生きた誰かが食べた小倉アイスを、昔と変わらぬ味で今を生きる私達も食べることができるなんて、なんだかロマンを感じませんか? 他の甘味に負けずに時代を越えて愛されてきたのは、『嶋田家』の「元祖 小倉アイス」の味わいへのこだわりゆえ。手のひらサイズの一見シンプルに見える「小倉アイス」には、すっきりした甘さと歴史が詰まっています。(撮影・文◎乃々)●SHOP INFO店名:甘味処 みつばち(湯島本店)住:東京都文京区湯島3-38-10TEL:03-3831-3083営:売店11月~2月11:00~21:00、3月~10月10:00~21:00、土・日・祝日10:00~21:00(喫茶は時間別)休:年中無休(臨時休業有) 

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甘味処みつばち
place
東京都文京区湯島3-38-10
phone
0338313083
opening-hour
【湯島・小石川店】[売店・喫…
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