元力士が作る1.5kgの横綱級つけ麺とは? 横浜の『らー麺土俵 鶴嶺峰』で超弩級のデカ盛りつけ麺を食べてきた


2023.05.22

食楽web

食楽web●元力士が営むラーメン店『らー麺土俵 鶴嶺峰』のデカ盛りメニューを調査 横浜の鶴見に、相撲をモチーフとしたデカ盛りつけ麺の店があると聞き、向かったのは『らー麺土俵 鶴嶺峰(カクレイホウ)』。店の前に行くと、看板が「営業中」ではなく「本場所中」。ラーメンをニコニコ顔で食べている男性イラストの看板が目印です。券売機。並、大、特、デカ、メガ、女性盛り、極などがある。チャンコ御飯もある~! 店に入り、券売機を見ると、並は幕内、大盛りは小結、特盛は関脇など、ボリュームによって番付? 位が上がっています。もちろん券売機の近くに、ボリュームの目安も貼ってあり、並盛りの幕内は250g、大盛りの小結は350gなど。これは麺を茹でる前の量、茹でた後は約1.6倍になります、との説明が書かれています。 今回は、店の看板メニューである「鶴嶺峰つけ麺」の“横綱・メガ盛り”で注文。ちなみにメガ盛りの場合茹で前の量は700g。1.6倍だから大体1kgぐらい。期待しながら出来上がりを待ちます。ラーメンとちゃんこ鍋のいいとこどり! 「鶴嶺峰つけ麺・横綱(メガ)」1518g「鶴嶺峰つけ麺・横綱(メガ)」1300円。茹でたての麺はツヤツヤ。つけ汁の香りで一気に食欲がわいてくる 待つこと数分、目の前に出てきたのは、ツヤツヤの麺がドーン、そしていい香りのつけ汁。早速計測すると、麺は直径23cmの器で1237g、つけ汁は直径約15.5cmの器で281g(ともに器の重さを除く)。トータル1518g。さすが横綱、ワクワクするボリュームです。「麺の太さは極太、若干ですが縮れ麺ですね。つけ汁はベースが豚骨魚介ですが、チャンコっぽい和風の技を加えているんですよ。仕上げに煮干し油も入れていますね」と話すのは店主の森 康人さん。 具は、麺の方にはほうれん草のおひたしと豚しゃぶ、つけ汁の方には油揚げ、肉団子、お麩、三つ葉。とっても和を感じます。「チャンコっぽいでしょ?」と店主。確かに他のつけ麺の店ではあまり見ないラインナップです。ちゃんこ鍋の要素を加えたオリジナルレシピのつけ汁(食楽web) 横綱は、1日に3~4食は注文が入るとのこと。完食するためのアドバイスを聞くと「完食している人はそれなりのスピードで食べていますね。あと、一口が大きい! ただ、チャレンジメニューではないので、無理しないで適量を食べていただきたいです」と店主。やはりデカ盛りを軽やかに食べ切るには、リズム・スピード・バキューム力でしょうか。 そして素朴な質問。なぜつけ麺にちゃんこ鍋の要素とか、メニューが横綱とか大関とか、相撲に因んでいるのはなぜ?「実は私は元々井筒部屋に所属していたんですよ」。え? 元お相撲さん!! 現在の体型がでっぷりしていないので、全く想像していなかった。衝撃です。極太麺にしっかり絡むとろみしっかりのつけ汁。だからといってくどくはなく、麺の太さにあった絶妙なバランス「店名の鶴嶺峰は、現役時代の四股名なんですよ」と店主。ネットで検索したところ、昭和63年~平成15年まで活躍していたことが判明。そして、さらなる疑問、元お相撲さんなら、ちゃんこ鍋屋さんにならずになぜラーメン屋?「私がラーメン好きだったから、ですね。どうせやるなら好きなものを作ろうと思ったんですよ」と店主の森さん。ちなみに、鶴見に店を出したのは、たまたま物件を探していた際、鶴見の物件を見つけたこと、そして四股名に鶴がつくことから親近感を感じたんだそうです。まとめ「夏と冬に『旨辛つけ麺』を出しているほか、月一のイベント『ZAN~山~』で限定麺を出しています。限定150食なのでぜひ食べにきてくださいね」(店主の森さん) モチモチ、ツルプリの極太麺に、しっかりと絡むつけ汁。豚骨魚介スープならではの序盤に魚の旨み、後半に豚の甘みを感じる味わいで、具の相性もバッチリです。特に油揚げは、程よくスープを吸って口の中でジュワッと美味しさを拡散するハマる味! “ドロドロつけ汁=くどい”ではなく、旨みがギュッと集まった計算されたバランスのつけ麺でした。(取材・文◎いしざわりかこ)●SHOP INFO店名:らー麺土俵 鶴嶺峰(カクレイホウ)住:神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央4-25-6 1FTEL:045-504-2207営:10:50~15:00、17:50~22:00(各L.O.)休:木曜 

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らー麺土俵 鶴嶺峰
rating

4.0

23件の口コミ
place
神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央4-25-6
phone
0455042207
opening-hour
11:00-15:00、18:00-21:30
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