富山湾の宝石・白えびが載ってる! 『天丼てんや』の「早春天丼」を食べて春を感じまくってきた


2023.01.26

食楽web

食楽web●調査内容:春らしい贅沢天丼が登場。『天丼てんや』の「早春天丼」を食べて調査してきた 揚げ立ての美味しい天ぷらをどどんと乗せた「天丼」が評判の人気チェーン『天丼てんや』では、1月12日より期間限定の季節メニュー「早春天丼」を提供中。一足早く“春”を感じさせるゴージャスな一杯が、連日に渡って多くのお客さんを大満足させている模様です。公式メニュー(食楽web) 注目の天ぷらは、“富山の宝石”と呼ばれる「白えび」と春の七草のひとつである「セリ」を組み合わせた大ぶりの「かき揚げ」をメインに、大分県産の「鱧(はも)」、鱧の味を引き立てる「紀州南高梅」、瑞々しい食感と甘味が味わえる「紅芯大根」と、新年のめでたい季節に彩を添える紅・白・梅の食材をチョイス。さらに強い風味が特徴の「有明産初摘海苔」を乗せた、ボリューミーで華やかな一杯に仕上げられています。 年の初めからこんな天丼を食べたら、令和5年がウルトラハッピーな1年になること間違いなしでしょ! ということで、さっそく最寄りの『天丼てんや』で実食を敢行。“美味しい春”をしっかりと味わってみたいと思います!「早春天丼」890円。店内飲食時は味噌汁が付いてきます 今回の食材はもちろん、『てんや』で「かき揚げ」を食べるのは初めての筆者。というのも、お店のメニューには単品を含めて「かき揚げ」がないんです。普段から『てんや』はよく利用しているのに、この原稿を書く際にメニューを改めて確認するまで全然気が付いていませんでした…。いやはや、これぞまさに“灯台下暗し”です。 それはさておき。さあ、どの天ぷらから食べていこうかなと一考。最初に選んだのは「紅芯大根」。大根を天ぷらの具材にするのがまず意外、そして「紅芯大根」という品種があったというのも、実食前の下調べで初めて知った次第。さて気になる味は…衣のサクサクとポリポリ食感が合う! 大根は甘味とともに薄っすらと酸味も感じられます。たくわんや浅漬けとは違う、“紅芯大根”の味わいでしょうか。これは天ぷらとしては余裕でアリです。一切れしかないのが惜しく感じます。 お次は「鱧」。食べる前から美味しいでしょこれと思っていましたが、実際に食してみたら、まあ美味い。ふわふわ食感の白身、噛むごとに皮目から滲み出てくる脂の味わいと、これはもう完璧です。これだけを乗せた天丼にしてほしいくらい。 3品目は「紀州南高梅」。梅干しが天ぷらになるものなのか? と少々訝りながらパクリ。衣のサクサク感に続いて、ねっとりとした梅果肉の食感と酸味がダイレクトに来ます。酸味は、強すぎず弱すぎずで梅のさっぱりした味わいがしっかり残ります。鱧の天ぷらとも確かによく合うなあ。これは敢えて食べ切らず、お口直し用として半分ほど残しておくことにしましょうか。 4品目は「有明産初摘海苔」。海苔が天ぷらになるものなのか? と、紀州南高梅と同じフレーズを使いながら口に運ぶと、他の天ぷらよりも衣が厚く、なおかつ衣自体に味が入っている感じ。それでいながら衣に負けることなく、豊かな香りとパリっとした食感、海苔の味がぶわっと広がります。 最後はラスボス級の存在感がある「かき揚げ」。箸で持ちあげるとずっしり感があり、2cm弱はあろうかというなかなかの厚みです。サクザクっとした衣の乾いた食感、噛み締めるごとに白えびの香ばしい風味と旨みが続きます。白えびは頭も入っていて、これが自身の香りと旨みを強くアピールしてきます。一方のセリなんですが、表面にいくつも見えるほど入っているのに衣の食感と風味に消されてしまい、セリを食べている感はほとんど感じられず。うーん、これは勿体ないなあ。かき揚げには入れず、むしろ単独で「セリの天ぷら」にした方がよかった気がします。 かき揚げを含めた丼内の天ぷらは全てが美味。また天つゆも濃すぎず薄すぎず、ご飯へのかかり具合もちょうど良い。ときに天ぷら、ときにはご飯と食べ進め、最後は残しておいた南高梅の天ぷらと卓上備え付けのたくあんでさっぱりとフィニッシュ。ごちそうさまでした!調査結果「早春天丼」の感想としては、天ぷらの品数が5品と多く、またかき揚げがボリューミーなこともあって、美味しさだけでなく食べ応えに関しても文句なし。“充実の一杯”という表現がしっくりと来る天丼でした。なお、これでも物足りなさ感じてしまう食いしん坊さんには、ご飯大盛り(+80円)or特盛(+150円)に加えて、天ぷらを単品で追加するのがオススメです。「たれづけ海鮮天丼」と「ごちそう天丼(早春)」も同時発売!左「たれづけ海鮮天丼」890円。右「ごちそう天丼(早春)」1000円。どちらも店内飲食時は味噌汁付きとなります 今回の「早春天丼」と同時に、期間限定の新メニュー「たれづけ海鮮天丼」と「ごちそう天丼(早春)」の2品も登場しています。「たれづけ海鮮天丼」は人気シリーズ「たれづけ天丼」の派生メニューで、むきえび、いか、イタヤ貝の貝柱の海鮮つまみ揚げ3種類を甘辛だれにくぐらせ、広島菜を添えたシンプルな天丼。そして「ごちそう天丼(早春)」は活〆穴子、天然大海老、国産の真鯛を組み合わせた贅沢な仕様の天丼です。こちらもぜひどうぞ!単品メニューも充実 なお、期間中は「早春天丼」に乗っている天ぷら3品(紀州南高梅・大分県はも・富山の白えびとセリのかき揚げ)を単品で販売している他、丼にない「国産芽キャベツの天ぷら」も用意されています。また、小サイズのそばがセットになった「早春天丼・小そばサービスセット」もありますので、ぜひお近くの『天丼てんや』で存分に美味しい一杯を楽しんでみてください!(撮影・文◎河西まさあき)●DATA「早春天丼」期間:2023年1月12日(木)~2月下旬(予定)販売:一部店舗を除く国内の『天丼てんや』https://www.tenya.co.jp/sp/※価格は全て税込(イートイン・テイクアウト共通)※テイクアウト時は味噌汁は付きません 

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天丼てんや新宿イーストサイドスクエア店
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4.0

20件の口コミ
place
東京都新宿区新宿6丁目27-30
phone
0352919950
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