歴史画も巨大彫刻も、ヌード作品がいっぱい!横浜美術館で「ヌード」をテーマにした展覧会を開催


2018.02.16

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◆歴史画も巨大彫刻も、ヌード作品がいっぱい!横浜美術館で「ヌード」をテーマにした展覧会を開催
オーギュスト・ロダン《接吻》1901?4 年 ペンテリコン大理石 Tate: Purchased with assistance from the Art Fund and public contributions 1953, image (C) Tate, London 2017
西洋絵画では永遠のテーマの一つになっている「ヌード」だけど、ヌードだけを集めた大規模な展覧会は、これまであまり前例がないそう。そこで注目したいのが、横浜美術館で開催される「ヌード」展。会場では、近現代美術の殿堂・英国テート美術館のコレクションから厳選された約130点が展示される。物語の一場面を描いた歴史画から有名な彫刻作品まで、一流のアート作品が揃うから、恥ずかしいなんて言ってたら、もったいない!
アンリ・マティス《布をまとう裸婦》1936年 油彩/カンヴァス Tate: Purchased 1959, image (C) Tate, London 2017
19世紀以降に変化していった西洋美術の中のヌードの歴史をたどる
横浜美術館では、2018年3月24日(土)から6月24日(日)まで、企画展「ヌード NUDE ー英国テート・コレクションより」を開催する。世界屈指の西洋近現代美術コレクションを持つ英国テート美術館の所蔵作品の中から、「ヌード」をテーマにした絵画、彫刻、版画、写真などの傑作を厳選して展示。19世紀のイギリス・ヴィクトリア朝時代から現代にかけて、西洋美術の200年にわたるヌード表現の歴史をひもとく。
19世紀までは、神話や歴史の一場面を題材にした絵の中で描かれることが多かったヌードだけど、やがて「物語」に由来しない、入浴など日常的な生活の場面の描写が増え、さらに現代では抽象的な表現や政治的な意味を表現する作品も出現。同じヌードでも、時代によってさまざまなアプローチがあることが分かる。
ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー《ベッドに横たわるスイス人の裸の少女とその相手》「スイス人物」スケッチブックより 1802年 黒鉛、水彩/紙 Tate: Accepted by the nation as part of the Turner Bequest 1856, image (C) Tate, London 2017
展示は8章の構成。風景画の巨匠・ターナーの貴重なヌードスケッチも!
会場は8つのコーナーに分かれていて、第1章は歴史画を中心とした「物語とヌード」、第2章は日常の室内空間での作品を集めた「親密な眼や神話画」、第3章は造形や色彩などで独自の進化を遂げる「モダン・ヌード」、第4章は愛の行為に迫る「エロティック・ヌード」を取り上げる。ここでは、風景画の巨匠として知られるターナーの数少ない貴重なヌードスケッチ(写真)なども展示されるので、大作家の新しい一面を知ることができそう。
第5章は20世紀前半に生まれた新しい芸術運動「レアリスムとシュルレアリスム」の作品、第6章ではタッチの違いによる表現を並べた「肉体を捉える筆触」、第7章では人種や性のテーマにかかわる「身体の政治性」、第8章には「儚き身体」と題して1980年代以降の作品を集めている。
オーギュスト・ロダン《接吻》1901?4 年 ペンテリコン大理石 Tate: Purchased with assistance from the Art Fund and public contributions 1953, image (C) Tate, London 2017
日本初公開!等身大を超える大迫力の大理石彫刻、ロダンの《接吻》
今回の見どころのひとつは、やはり日本初公開となるロダンの大理石彫刻の傑作《接吻》。この作品はもともと、1880年にフランス国家が新しい美術館のために制作を依頼した《地獄の門》の一部で、その後、石膏やブロンズなどでさまざまな大きさのものが作られたそう。でも、ロダンの存命中に制作された大理石像というのはわずか3体。今回公開されるテート博物館所蔵の《接吻》は、その中でももっとも美しいと言われているとか。愛するふたりの情熱的な姿には、時を超えて魅了されるはず。
この展覧会は、2016年11月のオーストラリア・シドニーを皮切りに、ニュージーランドのオークランド、韓国のソウルと世界を巡って多くの話題を呼んでいる巡回展のひとつ。「ヌード」という極めて前例の少ないテーマを扱ったこの機会に、イギリスを代表する国立美術館の名品を、堪能して。
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横浜美術館
place
神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1
phone
0452210300
opening-hour
10:00-18:00(入館は17:30まで)

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