ロックに全振りの現代美術家・SAIAKUNANAの過去最大規模の個展がミヤシタパークSAIで開催中


2023.05.19

OMOHARAREAL

ミヤシタパーク・SAIで現代芸術家・SAIAKUNANA(さいあくなな)による過去最大規模個展「右手に生き様」を2023年5月13日(土)から6月4日(日)まで開催中。 SAIAKUNANAは1992年生まれの現代芸術家。10代よりアーティストの道を志し、制作活動をスタートした彼女は、当初より実験的な展示方法と自分自身の内面的世界観を反映させた数々の作品を発表してきた。 2018年には第21回岡本太郎現代芸術賞にて大賞である岡本太郎賞を受賞。 その後は、インディペンデントなスタイルを貫き、NY、ロンドン、香港と活動の拠点を世界に広げる。2020〜22年にかけては、ロンドンにSAIAKUNANA GALLERY をゼロから自身で開設。ロックとアートを掛け合わせた無二の世界観を作り上げた。 本展のタイトル「右手に生き様」は、何年も前からSAIAKUNANAが書き溜めている制作ノートに書かれていた言葉。現代芸術家として、SAIAKUNANAを一番表現しているこの言葉が示すように、本展は大きな転機になったロンドンでの活動を経て、ベストアルバムのようにこれまでのすべてを出し切る、最大規模のものとなっている。 本展では日本初公開となる作品をはじめ、会期中リアルタイムで作品を描き上げるライブペイントや、トークショー、ドキュメンタリー映像上映会、音楽ライブなども開催予定。 会場ではレコードやポスター、スリッパ、ボディケアや香りを楽しむホームケアアイテムを手がける「VITAL MATERIAL」とのコラボ商品をはじめ、限定グッズも販売する。 10代から毎日、毎晩、休まず描き続けた大量の作品を貼り付け、塗り重ねることで新たな作品を生み出すSAIAKUNANA。自身の生き様を叫ぶように、情熱と躍動感、そして圧倒的なエネルギーが現在進行形で増幅し続け、まさに人生をかけたライブを体現している。その姿勢は、原宿の街があらゆるカルチャーが堆積しながら、新たなムーブメントを創造してきたことにも通ずるのではないか。圧倒されること間違いなしの展示だ。 ■画像クレジットメイン画像(1枚目):MY PINK SONG, 1620 × 1620 mm,2023, acrylic & mixed media,canvas ■概要SAIAKUNANA SOLO EXHIBITION “右手に生き様”会期 : 2023年5月13日(土)〜 6月4日(日)場所 : SAI住所 : 東京都渋谷区神宮前 6-20-10 RAYARD MIYASHITA PARK South 3F電話 : 03-6712-5706開廊時間 : 11:00 - 20:00定休日:会期中無休 >>EDITOR'S VOICE原宿周辺のギャラリーでは同時期に注目の展示が開催中。SAIから徒歩約10分のGallery COMMONではAI技術とアナログな手法を組み合わせたマシュー・ストーンの日本初個展が行われ、さらにそこから7分、表参道近くのBOOKMARCでは原宿カルチャー史に欠かすことのできない重要人物、中西俊夫a.k.a Tycoon Toshの回顧展が行われている。SAIAKUNANA同様、それぞれが独自の表現で生き様を表現しているので、ぜひフィールしてほしい。   Text:Tomohisa Mochizuki  

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