HAY TOKYO/世界中の感性と共鳴するインテリアプロダクトブランド


2020.08.01

OMOHARAREAL

表参道のケヤキ並木の中で、パッと目を引くオレンジ色の階段。そこを下りた先に、デンマーク発のインテリアプロダクトブランド「HAY」がある。 コンクリートの壁や床、むき出しの天井に囲まれた、広々とした店内。インダストリアルな空気に引き込まれ、ここが表参道の地下だということを一瞬忘れそうになる。内装を手掛けたのは、スキーマ建築計画の長坂常氏。全体的にトーンが抑えられた空間でスポットライトに照らされた家具や照明、テーブルウェアやステーショナリーは、その陰影までが美しく魅せられている。気がつくと一つ一つにじっくり見入っていて、ギャラリーでアート作品を見ているような気分になった。 アイテムは、ほとんどがHAYのオリジナル。フォルムも色合いも、シンプルさの中に遊び心が感じられ、視線を移すたびに「これを自分の部屋に連れて帰ったら…」と楽しい想像が膨らむ。創業者のロルフ・ヘイ氏は、一緒に働きたいと思えば、デザイナーの知名度や国籍に関わらず仕事をオファーするのだとか。高いデザイン性と機能性を併せ持つHAYのプロダクトは、北欧インテリアをベースにしながらも、世界中の様々な土地で育まれた感性とコラボレーションすることで生み出されている。そんなエピソードを聞けば、デザインと家具を心から愛するロルフ氏の情熱が伝わってきて、目の前に並ぶアイテムがより特別なものに思えてくるだろう。 本国デンマークをはじめインターナショナルに展開するHAYだが、日本にある直営店は表参道のこのお店だけ。個性溢れるアイテムを実際に見て、触れて、その魅力を存分に味わってほしい。 Text:Natsuno Aizawa Photo:Yuki Maeda  

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HAY TOKYO(ヘイ トウキョウ)
place
東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE B1F
phone
0364279173
opening-hour
11:00-20:00
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