神楽坂の町を歩いていると、“和”を感じさせるお店が多いことに気が付きます。この町は古くは東京の花街として発展してきた歴史があり、あちこちにその名残りを感じさせる風景が広がっているんです。曲がり角の先、坂道の途中、思いもかけないところに素敵なお店が多数存在する神楽坂から、和を感じさせる雑貨店を厳選してご紹介します。
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“神楽坂らしさ”のエッセンスを詰め込んだ「神楽坂 貞」
神楽坂駅から徒歩2分ほどのところにある「貞」は、雑貨を取り扱うセレクトショップ。たった6坪の小さなお店には、思わずホッとするような温かみのある和の雰囲気が広がります。
「貞」の店内
カバンや靴下、ブックカバー、髪飾りからちょっとしたポチ袋まで、さまざまな品物が並ぶ店内には不思議な秩序があります。
それもそのはず、ここで取り扱う雑貨はオーナーの日野さんが厳選したものばかり。全国の作家さんが制作した商品の中から「これぞ」というものを集めたから「貞らしさ」「神楽坂らしさ」が損なわれることなく共存しているんです。“ちょこん”感がかわいい置物たち
真鍮のアクセサリー。他にも陶器を使った髪留めなど、ここでしか手に入らない商品が数多く並びます。
お店を見渡して、特に目を惹くのは靴や草履の数々。元々靴をメイン商品に取り扱っていたこともあって、さまざまな靴が並びます。
期間限定で取り扱う靴商品も多数。まさに一期一会の出会いです。
靴も他の雑貨も、綻びたらお直し(修繕)できるのが「貞」の商品の嬉しいところ。ずっと長く付き合えるお気に入りの一品を探しに、扉を開けてみませんか?
白い引き戸が「貞」の目じるし
周辺の予約制駐車場
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「Juttoku. (ジュットク)」の香りに包まれて、丁寧に美しく暮らす
神楽坂駅と早稲田駅のちょうど真ん中くらい、奥神楽坂と呼ばれる位置にお店を構える「Juttoku.」。
のれんをくぐると…香り高く明るい「Juttoku.」の世界
こちらは和の「香り」を取り扱うお店です。店内に入るとまず感じるのはお香のさわやかな香り。淡く美しい色・形が特長的な印香やスティック香のほか、お香立て、香皿などが揃います。
一番人気の「印香 大和撫子」
「Juttoku.」の印香は、火をつけなくてもほのかに香るのが特長。他にはない淡く繊細な色・形を生かして、おうちのインテリアとして飾るだけでやさしい香りが楽しめます。日本の縁起物になぞらえて作られているので、贈り物にも喜ばれそう。
新作「姿香」の狛犬
そこにあるだけで、日常を美しく彩ってくれる「Juttoku.」のお香。上質な暮らしのお供にひとつ手に入れれば、香りと一緒に良い縁も一緒に運んでくれそう。
気軽に取り入れられるスティック香も人気
店内ではお香づくりが体験できるワークショップも開催しています。詳しくはホームページをチェックしてみてください。
周辺の予約制駐車場
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花街風情漂う「まかないこすめ」で美の知恵をお持ち帰り
神楽坂と飯田橋の中ほど、軽子坂沿いにある「まかないこすめ」。赤地に白でデザインされた、愛らしい“まかないうさぎ”が目印のお店です。
まかないうさぎはお餅をついているのではなく、金箔をつくっているのだとか。
ここは、金沢の老舗金箔屋のまかない(作業場)で働く女性たちが、自分たちの肌を守るためにつくり上げたコスメレシピを起源に生まれた和コスメの専門店。
店内には「ちょっとひとやすみ」できる嬉しい和のスペースが!
本店である神楽坂店では、定番人気のコスメのほかにドーナツや最中などの「おやつ」を取り扱っています。
油で揚げないドーナツや、優雅な口どけが特長の最中は大人気で品切れ中のこともあるそう。その名も「エレガントな最中」
ちょっとした贈り物に最適なラング・ド・シャやクロッカンも3枚入りから販売
他に「美用食」と呼ばれるアイテムも充実。ドライフルーツなど手軽に食べられるものから、「卵焼きをふんわりさせる昆布」なんてちょっと変わった商品もずらり。自分へのご褒美や、親しい方へのプレゼントにおすすめです。
独自にブレンドしたお茶の葉
可愛らしいパッケージのコスメを手に入れると、なんだかウキウキするのが女心。きれいを引き寄せる「まかないこすめ」のアイテムを手に入れて、100年続く美の秘訣を持ち帰ってみては?
こちらも大人気!神楽坂店限定の香りを閉じ込めたハンドクリーム
周辺の予約制駐車場