三朝温泉の六感治癒体験レポ!現代人にこそ必要な究極の癒しスポットを紹介


2018.04.12

NAVITIME TRAVEL EDITOR

鳥取県の三朝朝にある三朝温泉と三徳寺は、平成27年度第一回の認定が行われた「日本遺産(Japan Heritage)」の日本遺産第一号に「六根清浄と六感治癒の地」として認定されています。今回は、その三朝温泉をご紹介したいと思います。

  • 01

    六感治癒って?

    初めて聞く言葉、難しそうな六根清浄(ろっこんしょうじょう)と六感治癒(ろっかんちゆ)って何でしょう?調べてみると…まず、六根清浄の「六根」は、目、耳、鼻、舌、身、意のこと。神聖な三徳山で過酷な修行をすることで清められるということで、六感治癒とは、三朝温泉の優れた泉質の湯とその身を置くことにより六感を癒すという考え方です。では、その温泉でまずは六感治癒体験してみましょう!

    三朝温泉で六感が癒される

    三朝温泉で六感が癒される

    昭和レトロな湯治場の雰囲気が漂う三朝温泉は、三朝川のせせらぎを聞きながらのんびりゆったりと究極の癒し旅ができるスポット。各旅館の内湯に趣向を凝らした個性的なものが多いので、どのお宿にするか迷ってしまいます。今回はレトロな趣ある温泉宿「古き良き湯の宿 木屋旅館」にお邪魔しました。アクセスは≪飛行機の場合≫鳥取空港。空港直通バスで三朝温泉へ。バス停から徒歩2分≪新幹線の場合≫JR姫路下車。特急スーパーはくとに乗換え終点倉吉駅(※到着時間に合わせた旅館送迎は要事前予約)≪車の場合≫中国自動車道院庄IC下車、国道179号線で40分

    明治元年創業年の老舗旅館

    明治元年創業年の老舗旅館

    三朝温泉での究極の六感治癒体験!まずは、その六感とは「観・香・味・触・聴・心」を意味しています。その治癒としては、いろんな方法がありますが、この木屋旅館での癒しは、以下の順で癒していきましょう♪                        
    ①観:登録有形文化財を観ることによって
    ②香:入浴時の湯の香りで
    ③味:地産品を食し、食文化の豊かさに触れて
    ④触:昭和文化に触れて
    ⑤聴:渓流のせせらぎを聴いて  
    ⑥心:現代湯治によるココロとカラダの休養 
    六感を癒していきます。  

    貴重な木をふんだんに使った廊下、階段、館内に並ぶ調度品も味のあるお宿です。

    貴重な木をふんだんに使った廊下、階段、館内に並ぶ調度品も味のあるお宿です。

    木屋旅館の木造3階建ての建築は国の登録有形文化財にも指定されている建物です。開湯850年以上の古湯、三朝温泉にふさわしいですね。ここで六感治癒の①「観」!そして、ここには宿泊者だけの特典があるということなのでそれも楽しみです。お部屋も昔ながらの趣を残し、三朝川を見下ろす窓には応接セットがあります。これぞ旅館!という雰囲気が味わい深いです。

    昭和の部屋と呼ばれています

    昭和の部屋と呼ばれています

  • 02

    ホルシミス効果を堪能する

    早速温泉へ!この三朝温泉のお湯は、人聞の身体に「ホルシミス効果」を与えることとして有名です。聞いたことのない言葉、むむむ?
    この効果は身体がほんの微量の放射線を受けると刺激をうけた細胞が、その働きを活性化、新陳代謝が促進されて、免疫力や自然治癒力を高める!それがホルシミス効果と言われるのだそうです。

    六感治癒②「香」:入浴時の湯の香りに心を癒す

    六感治癒②「香」:入浴時の湯の香りに心を癒す

    放射線はラドンのことで、ラジウムが崩壊されて生じる微量の放射線のことなんです。人間の身体に害があるわけではありません。まずは、温泉も源泉をそのままお風呂にした「楽泉の湯」へ。ふつふつと源泉が沸き、ブクブクとヘリウムガスの泡が時々出てきます。源泉のままなのでとっても熱いです!温度調節はお水を直接ホースから湯船にいれてくださいね。

    地下2mからの源泉!効果がありそうですね

    地下2mからの源泉!効果がありそうですね

    次に「あなくらの湯」へ。この温泉はミストサウナ状にした部屋で湯気を吸う温泉!源泉から出る大量の湯気を吸うことにより、鼻や喉などが活性化され呼吸器系の疾患に効果があると考えられています。また、飲泉としての効果もあるので内側からキレイに!デトックス効果も期待できます♪

    身体の隅々にまで浸透してる感じ

    身体の隅々にまで浸透してる感じ

  • 03

    季節をあしらった優しいお料理とカフェでの特典

    老舗旅館のお楽しみはやっぱりお料理ですね。木屋旅館のお食事は、美しい自然に育まれた地域ならでは契約農家が栽培した安全・安心の食材を使用して、目にも身体にも優しいお料理なのです。美味しさだけでなく、健康にも配慮してあるので嬉しいですね。地産品を食し、食文化の豊かさに触れることで③の「味」が癒されてます。

    繊細で可愛いらしい盛り付けで食べるのがもったいない

    繊細で可愛いらしい盛り付けで食べるのがもったいない

    温泉とともに身も心も温まる食材ばかりです。冬は味覚の王者にふさわしく、松葉ガニはもちろんのこと、アンコウやクエなども旬を迎えます。春には豊富な山菜が自生しているので、山の幸、山菜のおいしいお料理が味わえるとのこと。楽しみですね。

    冬のカニ尽くしプランも豪華ですね。

    冬のカニ尽くしプランも豪華ですね。

    さて、宿泊客だけの特典があるということで夜の街歩きをかねて、木屋旅館の食後はオーナーが経営されているカフェ「茶房 木木(きぎ)」へお邪魔しました。旅館のすぐ真向かいにある昭和な感じの純喫茶です。赤い丸ポストや柱時計、調度品もカフェのスペースもレトロな店内。

    サイフォンでいれる珈琲の良い香りが

    サイフォンでいれる珈琲の良い香りが

    宿泊の方限定のマスターが描いてくれる似顔絵が旅の思い出になります。旅館やカフェにまつわるお話を聞かせてもらいながら、一瞬で特徴をよーくつかんで、あっという間に色もつけて出来上がりです!

    特徴をつかんで描いてくれます。

    特徴をつかんで描いてくれます。

    カフェの一角にあるカムパネルラの館は印象的です。大女将の父である「河本緑石」が宮沢賢治と親交があり、あの名作『銀河鉄道の夜』の中で、溺れる友を救って亡くなる“カムパネルラ”は河本緑石がモデルではないかと研究家の中でよく言われているのです。そんな宮沢賢治と河本緑石のドラマに触れてみるのもいかがでしょうか?

    ここでも六感治癒④「触」昭和文化に触れる!

    ここでも六感治癒④「触」昭和文化に触れる!

  • 04

    早朝のお散歩も六感治癒で♪

    朝ならではの空気を感じに早起きをして朝食前に少し散歩もおすすめです♪三朝川の渓流のせせらぎを聴きならがら⑤「聴」を癒していきましょう。ケヤキの大木に守られた静かな三朝神社で神の湯を頂きました。ここの手水舎「神の湯」で健康を祈って飲むと一段と効果があるといわれています。

    飲泉場として、地元の方にも愛されています

    飲泉場として、地元の方にも愛されています

    かじかの湯という足湯もあります!三朝橋の下流にあるかじか橋の中央に設置された足湯「かじかの湯」は誰でも利用できるので気軽に温まれます♪

    5月~7月にはカジカガエルの綺麗な鳴き声が聞こえます

    5月~7月にはカジカガエルの綺麗な鳴き声が聞こえます

    散策から帰ると、朝食が用意されていました。メニューは三朝温泉から近い三徳山の麓にある契約農家のコシヒカリや美味しいお味噌汁、少量で9種類のおかずで色々な味が楽しめるのも嬉しい和食です。

    幻の三朝米

    幻の三朝米

    最後は⑥心の癒しです。一泊二日での滞在を通してすっかり心が癒されたのを感じます。もっと癒されたい「現代湯治によるココロとカラダの休養」ということで、木屋旅館では様々なサービスを提供されています。二泊三日の公式HP限定の三朝温泉のラドン泉の健康効果とアーユルヴェーダエステやホットヨガを行い日頃の疲れを回復するプランもあり、専門ガイドやインストラクターが滞在をサポートしています。詳細はHPをご覧くださいね。本当に身も心も癒される究極の六感治癒の旅、是非一度お試しください♪

    三朝温泉 依山楼 岩崎
    place
    鳥取県東伯郡三朝町三朝365-1
    phone
    0858430111
    info
    【URL】https://www.misasa.co.jp/
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