お祭りの期間に宿の予約を取るのは、どこでもとても大変です。なかには祭りがおわったとたんに「来年の予約もよろしく」と速攻満員になったり、約半年前の予約解禁日には人気コンサートツアーの予約みたいに「電話がつながらない」という声もあります。
では、どうすれば宿を予約して、祭りを楽しめるでしょうか。普通の技から裏技まで、一挙にご紹介していきましょう。
-
01
祭り観戦ツアーを利用する
大手旅行会社は、ねぶたなど東北夏祭りや、高山祭や、越中おわら風の盆や、阿波おどりなど、有名な祭りのために大量の宿を確保しています。
それを利用して、数多くの「お祭り観覧ツアー」が発売されています。一般の観光用格安バスツアーなどと較べて相当割高ですが、申し込みさえすれば宿と交通機関の予約が同時に確保できるので、お金で問題をさくっと解決したい方にはおすすめの方法です。
デメリットとして、「観光詰め込みパターン」で忙しいツアーも多いことや、祭り会場から宿が遠く、バス集合時間が早いため現地で祭りを堪能できない(もしくは宿到着が深夜になる)場合もあります。風の盆ツアーで、宿泊が現地八尾から車で約2時間かかる「加賀温泉郷」だったケースもあるとか。
こうならないよう、申込時に、必ず旅程を確認しましょう。 -
02
旅行代理店で宿だけ予約する
祭り観戦ツアーが設定されている大手旅行会社の場合、その地域の宿を大量におさえている関係から、割高ではあるが宿だけ予約できる可能性もあります。時間や行動の自由さを重視する人におすすめです。
-
03
キャンセル待ちにかける
仕事や急用などで行けなくなった人のキャンセルのほかにも、大量に予約をおさえている大手旅行会社がキャンセル料金が高くなる直前に余剰分の予約を放出することがあります。
おおむね、祭り開催の2週間前から3日前までにキャンセルが出る可能性が高まりますので、そうした時期を狙って問い合わせてみる手もあります。なかには当日ゲットできたという人もいるので、直前でもあきらめないで聞いてみましょう。 -
04
電車で30分前後の都市で予約
祭りの開催地から列車やバスで30分~1時間の距離にある近隣都市だと、比較的容易に宿がとれる場合があります。たとえば、
札幌なら、小樽
青森なら、浅虫温泉か弘前(ねぷたの時期は代替不能)
徳島なら、鳴門など
高山なら、下呂・飛騨古川・奥飛騨温泉郷など
京都なら、大津または大阪
自家用車が使える方なら、さらに柔軟に計画を組むことができるでしょう。 -
05
民泊
最近では Airbnb など、民泊紹介サイトも増えてきました。普通のホテル予約サイトみたいにまだ一般化していないので、まだねらい目ではあります。
-
06
キャンプや車中泊
青森ねぶたや、徳島の阿波おどりでは、臨時のキャンプ場が設置されています。
青森ねぶた祭サマーキャンプ場は、期間中、申込や予約不要で利用可能(キャンプ道具と自転車などは持参しましょう)。徳島は今年2018年から利用可能に。こちらは予約が必要です。
他の地域の祭りでも、近隣にキャンプ場が用意されていて利用可能なケースもあるので、調べてみる価値があります。 -
07
夜行バス・深夜フェリー
祭りが終わったらこれに乗ってしまえば、宿泊とともに帰りの足も確保できるというもの。東京~青森間の夜行バスは速攻満席になるので、予約はお早めに。(写真のバスはイメージであり、夜行バスではありません)
深夜フェリーの青森~函館間や、徳島~和歌山港間は、帰りの手段というより、寝て時間をつぶす手段に有効だと思います。 -
08
まとめ
いかがでしたでしょうか。
遠くの祭りを見に行くときに悩ましいのが、「宿とアシ(交通手段)」の予約です。これらの手を駆使しながら根気よくさがしていけば、きっと宿の予約が見つかりやすくなるかと思います。
祭りをもっと楽しんでみてください。周辺の予約制駐車場
周辺の予約制駐車場
周辺の予約制駐車場