ダンスホールなどに利用されていた社交室 ダンスホールなどに利用されていた社交室

ブルーノ・タウト建築 写真を撮りたくなる レトロな雰囲気「旧日向別邸」


2019.05.13

NAVITIME TRAVEL EDITOR

ダンスホールなどに利用されていた社交室

※大規模修復工事のため、2019年1月から2022年3月(予定)まで休館となっています。

起伏が激しく、坂道が多い熱海の街は、あちこちに立ち寄りスポットがあるので、散策好き、地形好きの人にもうってつけ。「旧日向別邸」は熱海駅から徒歩10分ほどで行ける場所にあります。

実業家・日向利兵衛が別邸の離れとして1936年に竣工した「旧日向別邸」は、世界的に有名な建築家ブルーノ・タウトが、桂離宮、伊勢神宮など日本の様式美を意識して設計しました。タウトは、ナチス政権から亡命し日本にやってきますが、日本では建築の仕事には恵まれず、ここが日本に残した唯一現存する建築物で、重要文化財に指定されています。
現在は熱海市の所有となっており、土日祝日のみ完全予約制で見学することができます。

  • えんじ色の壁の階段のある洋間旧日向別邸画像:熱海市生涯学習課文化施設室提供

    えんじ色の壁の階段のある洋間旧日向別邸画像:熱海市生涯学習課文化施設室提供

    地下に降りる階段には、竹を曲げて作った手摺がついており、その造形の美しさに驚かされます。その階段を降りると社交室、洋間、和室があります。社交室は、当時、ダンスホールやビリヤード室、卓球室として利用されていたそうです。

    タウトは、社交室をベートーヴェン、洋間はモーツァルト、和室をバッハと名付けられたそうです。熱海の海を眺めながら、タウトの耳には音楽が聴こえていたのかもしれません。
    宮大工である佐々木嘉平の手に依る細やかな大工仕事は、ぜひ現地で直接見てほしい素晴らしさです。

    旧日向別邸
    place
    静岡県熱海市春日町8-37
    phone
    0557812747
    opening-hour
    通年 0:00
    no image

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