2020年6月、東京・立川駅北口の新街区「GREEN SPRINGS(グリーンスプリングス)」内に、美術館や遊び場を設けた文化複合施設「PLAY! (プレイ)」がオープンしました。施設の核となるのは、“絵とことば”がコンセプトの「PLAY! MUSEUM」と、子どもと大人が楽しめる遊び場「PLAY! PARK」の2つのエリア。
初夏の爽やかさをまとった開放感あふれる雰囲気は立川の街にぴったり。今回は、“ありそうでなかった”新スポット「PLAY! 」をご紹介します!
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2020年6月10日オープン!「PLAY! MUSEUM」とは
“絵とことば”をテーマにした美術館「PLAY! MUSEUM」は、大人から子どもまで誰もが楽しめる美術館。遊び心あふれる視点で作家や作品を特集する企画展と、年間を通して著名な絵本作家を紹介する常設展の2つの展覧会を同時に開催していきます。
PLAY! 外観
記念すべき1回目の企画展は、人気クリエイティブ・ユニット「tupera tupera(ツペラツペラ)」による『かおてん』。“顔”をテーマに、あらゆる素材を使って自由な発想で「顔」を表現しています。
そして常設展は、誰もが一度は目にしたことがあるであろう『はらぺこあおむし』の作者エリック―カールの絵本を“おもちゃ”に見立てた『エリック・カール 遊ぶための本』。
彼の絵本をもとに「かぞえる」「うごかす」など10の遊び方に分けて作品が紹介されており、カラフルな壁や穴のあいた壁などまるで飛び出す絵本のような展示です。PLAY! MUSEUM エントランス
施設内は、1フロアが円を描くように繋がっており、どこから入っても夢の中にいるような工夫がされています。さらに壁や床はシンプルで、素材が丸見え。これは、さまざまな展覧会が催されて多くの人が訪れ、そうすることで味わいが深まっていくようにと思いを込め、デザインしたのだそうです。
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企画展『かおてん』(開催期間:2020年6月10日~12月29日)
オープニングを飾るのは人気クリエイティブ・ユニット「tupera tupera(ツペラツペラ)」による、“顔”をテーマにした『かおてん』。絵本原画の展示や映像作品「かおつくリズム」、2mもの大きな顔が並ぶ新作「かお10(テン)」など、ユニークな作品が揃っています。
来場者には顔に貼ることができる「かおシール」が配布され、訪れた人同士が展示の一部となって楽しめるような仕掛けも施されています。PLAY! MUSEUM 展示室 企画展『tupera tupera のかおてん.』
左:お土産にもらえる「かおルーペ」 右:顔に貼れる「かおシール」
また、広々とした展示スペースに突如現れる大きな黄色い顔「床田愉男(ゆかだゆかお)」では、周囲に用意されているアイテムを持ってきて来場者自らアーティスト気分で顔づくりを楽しむことができます。※オープン現在、新型コロナウイルス感染拡大防止のため一部の体験型の作品は鑑賞のみとなっております。
不思議な黄色い顔 「床田愉男(ゆかだゆかお)」
新作「かお10(テン)」 なかに入って記念撮影!
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常設展『エリック・カール 遊ぶための本』(開催期間:2020年6月10日~2021年3月28日)
絵本作家の世界を紹介する常設展では、『エリック・カール 遊ぶための本』が開催されています。「絵本の魔術師」とも称される絵本作家エリック・カールの作品の数々を“おもちゃ”に見立て、ポップで躍動感ある展覧会になっています。
PLAY! MUSEUM 展示室 常設展『エリック・カール 遊ぶための本』
PLAY! MUSEUM 展示室 常設展『エリック・カール 遊ぶための本』
まるで絵本の中に飛び込んだかのようなユーモアたっぷりの展示では、『はらぺこあおむし』のあおむしがリンゴをかじって穴をあけたように、展示スペースの壁にもぽっかりと穴があいています。
そのほか、「くぐる」「きく」「うごかす」「かぞえる」など10の遊び方に分けて作品を紹介しており、大人は童心に帰ったような気持ちに、そして子どもたちは新しいドキドキとワクワクに包まれながら展示を楽しめます。常設展『エリック・カール 遊ぶための本』 学んで楽しむ展示
絶好のフォトスポット!見え方、楽しみ方は人それぞれ。
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2020年6月19日オープン!「PLAY! PARK」とは
「PLAY! MUSEUM」の上階には、子どもと大人が楽しめる遊び場「PLAY! PARK」があります。“未知との出会い”がテーマのこの場所のシンボルは、直径22mの「大きなお皿」。白くて柔らかいお皿の上で、子どもたちが自分なりの遊び方を探しながら自由自在に遊べることが狙いなんだとか。当初はこのお皿の中に風船遊具を設置する予定でしたが、現時点では予約・入替制のワークショップやライブなどが行われる予定となっています。
PLAY! PARK 内観 「大きなお皿」
「大きなお皿」のなかでは大人も開放的な気持ちに
大きなお皿のほかにも、3歳未満の子どもが安心して遊べる「小さなお皿」もあります。お皿の周囲には軽くて丈夫な白いソファがあり、そこは大人が子どもたちを見守る場であり、お父さんやお母さんたちの憩いの場となるよう作られています。
そのほか、木の温かみを感じるカラフルなおもちゃや常時700冊以上の国内外の絵本が置かれたライブラリーなどが併設されています。PLAY! PARK 内観 「小さなお皿」
木のおもちゃで遊んだり、たくさんの絵本を読んだり
PLAY! PARK 内観 「音楽室」
外の景色を眺めながらゆっくりできる場所も
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ミュージアムショップ「PLAY! SHOP」
展示を見る前でも見終えたあとでも、いつでもお買い物を楽しめるミュージアムショップ「PLAY! SHOP」。展示にちなんだオリジナルグッズが約200種類も揃っています。「PLAY! MUSEUM」のロゴをあしらったマグカップや『はらぺこあおむし』のぬいぐるみなど、思わず手に取りたくなるようなグッズがたくさん。素敵なグッズの数々が、お手頃価格で手にすることができるのも魅力です。
ミュージアムショップ「PLAY! SHOP」
かおてん オリジナルグッズ
エリック・カール展 オリジナルグッズ
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カフェ「PLAY! CAFE」
カフェ「PLAY! CAFE」では、展示に関連したオリジナルフード・スイーツ・ドリンクが楽しめます。絵本『はらぺこあおむし』のサンドイッチや、太陽のような「かおカレー」など、目にも楽しいメニューが勢ぞろい!
立川で有機栽培を行う鈴木農園さんの野菜を使ったメニューもあり、街や地域とのつながりを感じられるカフェになっています。はらぺこあおむしのサンドイッチ 2400円(税抜) / あおむしラテ 600円(税抜)
はらぺこあおむしのフルーツパフェ 1480円(税抜)
かおノートのマンゴープリン 1480円(税抜) / かおノートラテ 600円(税抜)
PLAY! CAFE メニュー
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【新型コロナウイルス対策について】
「安心・ゆったり」な取り組みを推進しており、国内外の美術館の対策をもとにより厳しい視点でガイドラインが定められています。
▼詳しくは公式HPをご確認ください。
~対策の一部をご紹介~
1. 日付指定のファストパスが購入可能
2. 180台分の有料駐車場を完備し、公共交通機関を使わずに来場可能
3. 入場可能人数は80人まで。展示空間は800㎡なので、1人あたり10㎡の鑑賞ス ペースを確保
4. 80人を超えた場合、入館制限や整理券配布を実施
5. 鑑賞順路がないため、空いているエリアから鑑賞可能 -
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【営業時間・入場料・アクセス】
【営業時間】
MUSEUM 10:00~18:00(入場は17:30まで)
PARK(6/19~) 10:00~18:00(予約・入替制)
SHOP 10:00~19:00
CAFE 11:00~19:00
【入場料】
一般:1500円 大学生:1000円 高校生:800円 中・小学生:500円 未就学児:無料
【アクセス】JR立川駅北口 ・ 多摩モノレール立川北駅北口より徒歩約5分- PLAY! MUSEUM(プレイ! ミュージアム)
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5.0
1件の口コミ -
- 東京都立川市緑町3-1 GREEN SPRINGS W3
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- 0425189625
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- 【公式HP】https://play2020.jp/
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