東京の下町・谷中はレトロな街並みの中にオシャレなお店がひょっこり現れたりと、古いものと新しいものが同居するおもしろいエリア。そんな中、まさに谷中の魅力をぎゅっと詰め込んだようなとっても素敵なお店を発見しました!旅好きな店主さんがセレクトした暮らしの道具とカフェのお店「kokonn(ここん)」をご紹介します♪
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外観からして気になる存在
日暮里駅南口から歩いて約10分。谷中の三崎坂と呼ばれる通り沿いになにやらおしゃれなお店を発見!周囲は昔ながらのお店ばかりなので、少し目立ちます。何のお店なんだろう?思い切って入ってみることに。ガラスに木枠のついた引き戸がレトロな佇まいです。
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“手でつくる”あたたかさ溢れる店内
店内に一歩足を踏み入れてみて、「ここは確実に女子が好きなやつ!」と確信しました。古びた木の質感や、手作り感のある明るい店内には、ほっこりした器やスマホケース、アクセサリーなどかわいい雑貨がところ狭しとディスプレイされていました。そのテイストは和、アメリカン、ヨーロピアンなど実に色々。眺めていてとっても楽しくなります。
まず目に飛び込んできたのは色とりどりの器たち!ポップでカラフルな器は滋賀県の焼き物“信楽焼(しがらきやき)”のもの。他にも益子焼や波佐見焼など、日本伝統の焼き物シリーズが並び、ほっこりとした空間が広がります。
特に変わった形や色のものが多い印象。スタッフさんに聞けば、店主さんが直接地方の窯元を訪れて気に入ったものを仕入れているそう。人気のものは店頭に並ぶとすぐ売り切れてしまうんだとか。
マス状の棚にきれいに陳列された、ちょっと変わった形のマグカップも人気商品。まあるい形がかわいい鮮やかな黄色のカップは外人さんも珍しがって購入していったそうです。
なんとステキなタイル壁!と思いきや、こちらはタイル柄のマスキングテープ。とってもリアルで、繊細な柄や色使いが美しいんです。マスキングテープなので、剥がしても後が残らず賃貸のお部屋でも気軽に模様替えできちゃうスグレモノ!簡単に海外のお部屋のようなステキな空間をつくれちゃいますよ。
飴玉のようなかわいいアクセサリーも見つけました!
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隠れ家風ゆったり和室カフェも
kokonnは古民家を改装して造られていて、ショップ部分はいわゆる土間のスペース。靴を脱いで上がってみると、奥は畳張りのカフェスペースに。小さな庭が見える縁側があったりと、田舎のおばあちゃんちに遊びに来たようなホッとする空間が広がっていました。
この日のランチメニューは、「自家製甜麺醤を使った豆乳坦々麺」。ドリンク付で1000円。+100円で小さなおにぎりもつけられちゃいます。他にも洋ナシやフランボワーズなど様々なフレーバーから選べるフランス産のアイスもあったりと、お散歩で歩き疲れた体にうれしいラインナップ。
またカフェのお料理にはショップで販売されている器が使われているそう。目にも楽しいおもてなしですよね。元の押入れのつくりを活かしたディスプレイにもセンスを感じます!
なんだか長居してしまいそうなほど心地いい時間が流れていました。最近ではこういう場所で過ごすことが減ってしまいましたが、やっぱり日本っていいなと思わせてくれるような空間でした。
こちらの和室では茶道教室も行われていたりと、貸し出しスペースとしても利用可能。お問い合わせは公式サイトまで。 -
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異国情緒あふれるギャラリースペース
kokonnには2Fもあり、ギャラリースペースになっています。1Fの和な雰囲気とは打って変わって、こちらにはチェコやハンガリーなどの東欧のアイテムがたくさん!カラフルでポップなクッションや、ゴージャスなテーブルセットもあり、なんだか外人さんのお宅訪問しているかのようなあったかい雰囲気。アンティークや雑貨が好きな人にはたまらない場所かもしれません。
異国を旅したことがある人ならきっと感じたことのある、あの現地の空気感やモノに触れるドキドキ・ワクワク感を味わえる空間でした。
2階にあがる階段横の壁も古い洋館のようでステキ!
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“kokonn”が生まれた理由
旅をして初めて訪れる場所で出会うコトやモノにドキドキする気持ち。
旅から帰ってくると待っていてくれたモノやヒトにホッとする気持ち。
kokonnは、ショップディレクターのちひろさんが古今東西旅をして感じたそんな想いをきっかけに生まれた場所です。海外と日本、古いモノと新しいモノ。相反するどちらにも触れたちひろさんだからこそ伝えられるモノや空間の魅力がkokonnには詰まっています。ここに来れば、きっと旅だけでなく日常の中で出会う新しいモノや景色、人がもっと愛おしく感じられるはず。谷中散歩の際にはぜひ立ち寄ってみてください♪周辺の予約制駐車場