言わずと知れた古書の街・千代田区神田にある神保町。昭和の懐かしさが残る街並みを歩けば、スパイスのいい香りが漂い鼻をくすぐってきます。そう、ここはカレー店が軒を連ねるカレー激戦区でもあるのです。
今回は数ある名店の中でも、ぜひ知っておきたい4店を厳選してご紹介。カレー好きなあなたも、神保町の本屋巡りが趣味のあなたも、通いたくなるお店がきっと見つかります。
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01
レトロな空気感ぷんぷんの「エチオピア」
神保町駅A5出口から徒歩3分。エチオピアは昭和63年に、カレーとコーヒーを出す喫茶店としてオープンしました。店名の由来はお店で出していたエチオピアコーヒーが人気だったことから。実はカレーとは全く関係がないんです!
エチオピアのカレーは創業以来のレシピを頑なに守り続けているそうで、そのストイックなカレースピリッツはカレーファンから絶大な支持を得ています。エチオピア 神保町本店
神保町本店は1階のカウンター席と2階のテーブル席に分かれていて、どちらも食券を購入するシステム。サクっと食べたいときにもうれしいですね。ちなみに御茶ノ水と高田馬場にも分店があります。
気軽に注文できます
こちらのカレーは基本がインド風。さらっとタイプのルーには、大量の野菜と12種類のスパイスが煮込まれており、栄養素や食物繊維がたっぷり溶け込んでいます。食後はおなかスッキリ、膨満感もない上に便秘や冷え性が改善されたという声もあるそう。
カレーを注文すると必ずついてくるミニサイズのじゃがいもとマーガリン。
今回オーダーしたのは、栄養満点で女性にも人気だという「野菜カリー」。
目に見えるだけでも大きめにカットされたキャベツやブロッコリー、ピーマン、なす、しめじ、まいたけなど野菜がこれでもか!とたっぷり。エチオピアの野菜カリーはルーと野菜を一緒に煮込むのではなく、野菜の歯ごたえをしっかり感じられるタイプみたいです。ルーは一見さらっとしているようですが、スパイスや野菜の繊維質が溶け込んでいるのがよくわかります。
さっそくいただいてみたところ…ス、スパイシー!もはやカレーというよりスパイスを食べているような感覚。ごはんにもさらっと絡みスープのようにずずっといけていまいます。そして野菜がほくほく!溶けきっているわけではないのにルーには野菜の甘みもちゃんと溶け出していてコクがありました。
食べ終わった後も、スパイスが身体に残っているようで胃がポカポカ。なんとも身体にいいものを摂取した!感があります。野菜カリー 950円
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02
おぎやはぎさん絶賛!!「欧風カレーボンディ」
人気お笑いコンビおぎやはぎさんがパーソナリティを務めるラジオ番組「木曜JUNKおぎやはぎのメガネびいき」(TBSラジオ:毎週木曜25:00 - 27:00)。
当番組内の過去放送の中でおぎやはぎ-矢作さんから、カレー激戦区である神保町で「一位のカレー店」と称されたこちらのお店。
神保町駅A6番出口から徒歩1分。ビルの隙間道を進むとボンディの入り口があります。内観は世界一の古書店街と称される神保町にマッチする、趣のあるテーブルや椅子が並び、店内広がるのは心地よいカレーの香り。欧風カレーボンディ 入口はこちら
欧風カレーボンディ 外観
数あるカレーの中でも今回ご紹介するのは、おぎやはぎ矢作さんが初来店の時も注文したというチキンカレー。ゴロゴロと入っているお肉を口に運ぶと、炙ってあるであろう香ばしいチキンのほろ苦さがふわりと広がり、上品でいて濃厚なカレーとの相性は抜群!
ライスの量はやや多め、カレーの注文につきジャガイモが2つ付いてくるため、よほどお腹が空いてなければ、普通盛りの注文で十分に満足できます。
ジャガイモはバターをつけて食べても良いですが、注文したカレーをつけて味わうのもオススメです。チキンカレー 1350円(税抜)
カレーを注文するとついてくるジャガイモ
- 欧風カレーボンディ 神保町本店
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4.0
142件の口コミ -
- 東京都千代田区神田神保町2-3 神田古書センター2F
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- 0332342080
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- [月-金]11:00-21:30(L.O.21:00…
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神保町カレーの名店といえばここ!「マンダラ」
マンダラは神保町駅A6出口から歩いて1分。さくら通りに面した「レストラン 多味屋」というお店が入るビルの地下にあります。地上に出ている「レストラン 多味屋」の看板を目印にしてみてください。(大きいのですぐにわかりますよ!)
外から入る入り口はこんな感じ。
マンダラのカレーは北インドのものをベースとしていて、あくまでも日本人の舌に合わせすぎず本場の味を大切にしているそうです。お店で作るオリジナルのガラムマサラは、シェフによって少しづつ調合の仕方に個性が出るため味は変化することがあるといいます。でもそれがまたインドカレーらしさ。
地下1階がマンダラです。
マンダラに来たなら看板メニュー「バターチキンマサラ」(税込1,296円)は必食!このカレーは「2012神田カレーグランプリ」でグランプリを受賞、また市販で販売されているレトルトタイプが、TBSテレビ「マツコの知らない世界」のレトルトカレー特集で紹介されるなど華々しい経歴の持ち主なんです。
トマトの酸味が効いていてバターのコクたっぷりのルーは、濃厚な旨味がギュギュッと詰まっていて一度食べればスプーンが止まらなくなること間違いなし。
バターチキンにありがちな甘さは控えめ、しっかりスパイスがきいているのがマンダラ流。タンドール(釜)で焼いた胸肉がゴロゴロと入っていてルーだけで十分満足感があります!
でも、さらにバターチキンマサラを楽しむにはマンダラ自慢のナン(税込356円)ははずせません!お皿からはみ出すほど大きいナンの厚みは、他のお店の群を抜いていると店長の中川さんもご自慢の逸品。ふんわりモチモチとした食感とやさしい甘みが特徴で、ナンだけでいくらでも食べれそう…。
伊勢丹の「パンフェア」でも販売されたそうで、カレーはもちろんピーナッツバターやハチミツをつけて食べたくなる感じさえします。ナンだけテイクアウトするコアなファンも多いのだそう。
「バターチキンマサラ」(税込1,296円)
パーティーメニューも充実しています
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04
洋風でもインド風でもない、苦さがくせになる「スマトラカレー 共栄堂」
駅のA5出口よりすぐ、「神保町サンビルディング」の地下にあるレトロなお店。平日はお昼に訪れるサラリーマン、休日ともなれば遠方からもカレー好きが訪れる人気店です。
混んでいる時は相席はあたりまえで、オーダーするとサービスのポタージュスープが運ばれ、その後すぐにカレーを持ってきてくれるのも特徴。回転の速さには驚きです!
優しい味のポタージュスープは、辛いカレーを食べている間に口休めで召し上がってほしいと出されているもので、素朴な甘さが身体に染みる一杯です。スマトラカレー 共栄堂
スマトラカレー 共栄堂
「共栄堂」のカレーの特徴は、スマトラ島から伝わるレシピを基につくられたという黒濃色のルー。小麦粉を一切使わず、16種類の香辛料と完全に溶け込むまで煮込まれた野菜、お肉の旨味が凝縮された一品です。
ライスにかけてみると、見た目とは違ってサラっとした印象。続いて一口運んでみると…「苦い!」と思わず呟いてしまう衝撃の味!とろっとしていないので後にひく苦さではなく、だんだんとクリーミーさや甘さが口の中に広がっていきます。
洋風でも和風でもなく、インドカレーともまた違った今まで食べたことのないコク深い美味しさ。これはくせになってしまいそう。ビーフカレー 1350円(税抜)
口コミで人気なのはビーフとポークですが、その他にもチキンや海老、タンなどのカレーメニューが揃っています。
また、10月から4月末までの期間限定で「焼きリンゴ」とい話題のデザートメニューも提供しているので気になる方はぜひ試してみてはいかがでしょう。(平日は14時から)