言わずと知れた桜の名所、奈良県吉野。桜といえば「春」ですが、ここ吉野には、いつでも購入できる「桜」のお土産があるんです。 今回は桜をモチーフにした3つの吉野土産をご紹介。桜の時期に来れなかった方も、来シーズンの桜の景観に思いを馳せて、手土産を持ち帰ってみてはいかがでしょうか。
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01
三層仕立て!近藤商店の「山桜ようかん」
山桜ようかん(さくら餡)
切り口が美しい「山桜ようかん」は三層仕立ての上品な羊羹。一層目は桜を閉じ込めた寒天。二層目には、上質の吉野葛。そして、三層目が餡です。餡はさくら・あずき・抹茶の3種類から選べます。
食べてみると、餡の部分がもっちりしていて、寒天と葛の層はプルンとゼリーのような食感。餡の甘さと、塩漬けされた桜のしょっぱさがちょうどよく、おいしいです。餡の種類によって色が違う(1本780円)
透明な寒天から乳白色の吉野葛、そして餡へと、グラデーションがとてもきれいです。
「山桜ようかん」を購入できるのは、吉野の駅前すぐにある、近藤商店。
「山桜ようかん」のほかにも、桜味のソフトクリームや桜の漬物などもありますよ♪近藤商店 店舗外観
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02
中に桜の花びらが!おつけもの処まやまの「桜ジャム」
桜ジャム 650円
「おつけもの処まやま」で販売されている「桜ジャム」は、10年前に発売されて以来、吉野らしい桜のお土産として人気の商品♪
ほんのりピンク色でかわいいジャムの中には、桜の花びらが詰まっています。桜の花びら入りの贅沢なジャム
香りはまさに桜そのもの。桜の塩漬けのような少し塩気のある味で、甘すぎず、ほんのりと桜の香りが口の中に広がります。
パンに塗るのはもちろん、ヨーグルトに混ぜたり、お酒に入れたり、お砂糖代わりに紅茶に入れたりと、アイデア次第で色んな使い方ができます。
桜の花びらが浮かぶ紅茶でティータイムなんて、とっても優雅!
桜ジャムを入れたカップに熱湯を注いで、白湯のように飲むのもおすすめ。
桜の味と香りが漂って、リラックスできますよ♡
こちらの桜ジャムを販売する「おつけもの処まやま」の店内はお店の名前どおり、たくさんのお漬物や佃煮が並んでいます。お店はロープウェイ吉野山駅下車すぐです。おつけもの処まやま 店舗外観
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03
葛の元祖 八十吉の干菓子「静ごのみ」
飾っておきたくなる美しさ
思わず「かわいい!」とお皿に並べたくなる、葛の元祖「八十吉」の干菓子「静ごのみ」。色、形もかわいく、お土産としておすすめです。
繊細な見た目とマッチするやさしい味わいと、口に含んだ瞬間にほろほろと溶けていくような食感。甘さがひかえめな分、葛の舌触りや溶けていく感じまで堪能でき、「葛菓子を食べている」というよりも「葛菓子を楽しんでいる」という感覚になります。
干菓子は「供えるもの」だと思っている人も少なくないかと思いますが、「こんなにおいしいお菓子だったんだ」と感動させてくれる商品です。静ごのみ 千代箱 16個入 680円(税込み)
1851年創業の「葛の元祖 八十吉」の店舗は、東南院の真向かいにあります。世界遺産の𠮷水神社からも近く、その歴史ある立地にも老舗らしさを感じます。
葛の元祖八十吉 本店
干菓子「静ごのみ」以外にも、店内には葛きりや葛もち、葛湯など、たくさんの葛商品が並ぶ、まさに葛の専門店。寒さ厳しい冬の吉野山で掘り起こされた葛根から、質の高い葛製品が作られています。
味はもちろん、目にも鮮やかな吉野の桜土産。旅の思い出に、お気に入りを購入してみてはいかがでしょうか。